2026/11/04

米中間選挙で上院に注目 ビットコインは200日移動平均線まで調整するか


※本レポートは、2026年11月4日15時11分時点の情報をもとに作成しています。

米中間選挙では、民主党が下院に加え、上院でも多数派を奪えるかが焦点です。下院では選挙前から民主党が過半数を取るとの見方が多く、筆者はその可能性が相場にある程度織り込まれていたとみています。

一方、選挙前の上院は共和党53議席、民主党系47議席です。50対50では共和党のバンス副大統領が同数票の決着をつけられるため、民主党が多数派になるには、議席を差し引きで4つ増やし、51議席に届く必要があります。

日本時間11月4日午前11時39分時点で、AP通信はノースカロライナ州で民主党のロイ・クーパー氏に当確を出しました。その後、テキサス州でも民主党のジェームズ・タラリコ氏が共和党のケン・パクストン氏を破りました。同州の上院選で民主党が勝利するのは、1988年以来38年ぶりと報じられています。(日本時間11月4日15時11分時点)

出典 AP通信の上院選開票速報

民主党が上下両院で多数派になれば、共和党のトランプ大統領と議会の多数派が異なる「ねじれ」がより強まります。

その場合、2027年以降は、政権が進めたい法案や予算を巡り、議会との調整が難しくなるとみています。

AI向けデータセンターの整備を後押しする政策や、暗号資産の市場構造を定める法案にも、審議の遅れや内容の見直しが意識されるでしょう。こうした政策の先行き不透明感は、短期的にはビットコインの重しになると考えています。



■ 200日移動平均線が下値の目安に

【採用テクニカル】
移動平均線(SMA):30(赤)、90(青)、200(橙)
MACD:12, 26, 9

BTC/JPY日足

出所:SBI VCトレード PCブラウザ トレーダーモード

BTC/JPYの日足チャートを見ていきます。200日移動平均線(SMA200、橙)は、1,165万円付近で推移しています。

執筆時点の価格から約4%下の水準で、水平線(1,166万円付近)とも重なる価格帯です。調整が進んだ場合の下値の目安になるとみています。

一方、1,090万円付近のネックラインを割り込むと、下値の見通しを修正する必要がありそうです。

■ 4時間足では10月27日前後の安値を更新

BTC/JPY4時間足

出所:SBI VCトレード PCブラウザ トレーダーモード

BTC/JPYの4時間足では、下落トレンドが続いています。

10月27日前後の安値を明確に下回り、戻りの鈍い展開です。

日足で見た1,165万円付近までの調整も想定しています。

短期では、下落トレンドラインや90期間移動平均線(SMA90、青)が上値の抵抗となりやすい形です。直近安値の1,200万円付近を割り込むと、下落が加速する可能性があります。

民主党が上下両院を制すれば、政策の先行き不透明感から、市場は一時的にリスクを取りにくくなると考えています。

目先の調整を待ち、200日移動平均線付近で下げ止まるかを確認したいと思います。



■ まとめ

  • 米上院選は、民主党がノースカロライナ州・テキサス州で議席を獲得。多数派の行方次第では、政策の先行き不透明感が意識される可能性。
  • BTC/JPYの日足では、200日移動平均線がある1,165万円付近が下値の目安。1,090万円付近のネックライン割れには注意。
  • 4時間足では下落トレンドが継続。下落トレンドラインやSMA90が上値の抵抗となりやすく、1,200万円割れでは下落の加速に注意。



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