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ビットコインキャッシュ(BCH)

ビットコインキャッシュ(BCH)/チャート・価格(レート)

(前日比)
SP

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ビットコインキャッシュ(BCH)とは?

ビットコインキャッシュは2017年8月1日、ビットコインがハードフォークしたことにより誕生した暗号資産です。ビットコインと同様にプルーフ・オブ・ワーク(Proof of Work)を採用しており、発行数量上限は2,100万BCHです。ビットコインキャッシュの発行はマイニングによって行われ、マイニング報酬も発生します。
マイニング報酬は2022年8月時点で6.25BCHとなっており、次回の半減期(報酬が半分に減って通貨の新規発行量が抑制)は2024年を予定しています。

ビットコインキャッシュ(BCH)の仕組み

BCHは、ビットコインがスケーラビリティ問題に直面したことで、2017年8月1日にハードフォークして誕生した暗号資産です。基本的な仕様はビットコインと同じですが、ブロックサイズの大きさが異なり、ビットコインは1MBであるのに対し、ビットコインキャッシュは32MBと、一度により多くの取引を処理することができます。また、決済通貨としての役割を目指しているため、手数料を安く抑えられている点も特徴です。スケーラビリティ問題とは、ビットコインの認知度の高まりと利用者の急増に伴い、従来の1MBという容量に対してそれを超える大量の取引データが送られることで、手数料は高騰していき、送付の際に処理時間の遅延が発生していきました。このように、利用者の増加により本来の利便性を失ってしまう問題を「スケーラビリティ問題」といいます。この問題を解決するために、ソフトフォークとなるセグウィット(Segwit)と、ハードフォークとなるビッグブロック(Big Block)という2種類の方法が議論され、結果的に処理能力を向上させるビッグブロックが採用・ハードフォークが実施されて誕生したのがビットコインキャッシュです。

セグウィットは、取引データそのものを圧縮して、処理能力に変更を加えずとも処理スピードを上げられるという考え方・方法論で、ネットワークの根本的な仕組みが変わるわけではないことから「ソフトフォーク」と呼ばれています。 ビッグブロックは、ブロックサイズを大きくしてネットワークの処理能力に変更を加えるものです。変更を加えることでブロックチェーンの根本的な仕組みが切り替わることから「ハードフォーク」と呼ばれる互換性のない分岐・分裂をすることになりました。

そもそもハードフォークとは、開発者間で意見が分かれた場合に、ひとつのコミュニティで運営・管理されてきた通貨がふたつに分岐し、別の通貨として開発・運用が行われることです。分裂前後の通貨に互換性はなく、全く新しい通貨として運用されます。中央集権的な組織がないからこそ、開発者コミュニティの総意や新たな合意形成に基づいて、自律的な運営管理がされています。

ビットコインキャッシュ(BCH)の基本情報

日本語の名称
ビットコインキャッシュ
現地語の名称
Bitcoin Cash
ティッカーコード(シンボル)
BCH、BCC
考案者
Amaury Sechet
発行開始
2017年8月1日
通貨単位
BCH
発行方法
分散型の価値保存・価値移転の台帳データ維持のための、暗号計算および価値記録を行う記録者への対価・代償として発行される暗号資産
発行可能数
20,999,999.9769 BCH
公開サイトURL
ホワイトペーパーURL
主な利用目的
送金、決済、投資

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ビットコインキャッシュ(BCH)の歴史・特徴

ビットコインキャッシュは、ビットコインの処理速度の遅延という課題を改善するために、2017年8月1日に分裂(ハードフォーク)して作成された暗号資産(仮想通貨)です。
ビットコインキャッシュの基本仕様はビットコインと原則同じですが、具体的な違いはブロックチェーン内のブロックのサイズです。ブロックサイズは、ビットコインが1MBに対して、ビットコインキャッシュは32MBに増やすことで処理速度の向上に成功しています。

加えて、ビットコインキャッシュにはスマートコントラクトが実装されています。スマートコントラクトとは契約を自動で実行する仕組みのことです。ビットコインにはスマートコントラクトが実装されておらず、スマートコントラクト実装の有無がビットコインキャッシュとビットコインの大きな違いといえます。

ブロックサイズを大きくした結果、取引を記録できる場所が増えます。そのため、暗号資産(仮想通貨)の流通量が多くなった場合でもスムーズに処理が可能となります。
ビットコインキャッシュは、決済通貨を目指しており手数料が安く抑えられています。ビットコインと同様に、ビットコインキャッシュの流通量の上限は2,100万枚です。

ビットコインキャッシュは2018年11月にもハードフォークを実施しており、Dapps(Decentralized Applications:スマートコントラクトを用いたブロックチェーン上で動作する分散型アプリケーション)構築が行えるようになりました。このアップデートにより、純粋な送金や決済に限らず、活用の幅がさらに広がると期待されています。

ビットコインキャッシュは、マイニングの難易度を調整できる独自の仕組みを採用している点が特徴です。DAA(Difficulty Adjustment Algorithm)と呼ばれるアルゴリズムにより、10分間に1度マイニングの難易度を調整します。マイニングを行った人には報酬が支払われますが、マイニングの難易度が高すぎるとマイニングを行う人が減ってしまい、取引の承認速度が遅くなります。一方でマイニングの難易度が低すぎるとマイニングを行う人が増え、報酬として支払われるビットコインキャッシュの過剰供給の原因になりかねません。マイニングの難易度をこまめに調整することで、取引の承認速度が安定しやすくなりました。

ビットコインキャッシュは、取引の透明性を担保・維持している点も大きな特徴です。全ての取引情報をブロックチェーンに記録する「オンチェーン」処理をしており、取引の透明性を担保しています。しかし、取引量が膨大になるとブロックサイズ(容量)をすぐに使い果たし、取引が遅延するという問題が生じることから、ブロックサイズを32MBに変更しました。ブロックサイズの拡大には、取引の処理速度を高めるという側面だけでなく、オンチェーン処理を維持するための側面もあります。

なお、ビットコインの場合は取引データを圧縮してブロックの利用効率を上げつつ、情報の一部をチェーン外「オフチェーン」でやりとりし、取引結果をブロックチェーンに刻むライトニングネットワークによって取引の処理速度の向上を目指しています。

ビットコインキャッシュ(BCH)のメリット

決済通貨としての役割が期待できる点はメリットといえます。現に国内の一部事業者ではビットコインキャッシュでの決済を導入しており、他の事業者においても決済手段とて加速する可能性があります。

しかし、取引の処理速度や取引手数料が抑えられているとはいえ、取引の処理速度がより速く、取引手数料もより安価なさまざまな暗号資産が開発されており、ビットコインキャッシュを利用する優位性が薄れつつあります。

ビットコインキャッシュ(BCH)の今後と将来性

ビットコインのスケーラビリティ問題を解消するために、ハードフォークして開発されたビットコインキャッシュですが、開発以後も複数回のハードフォーク(アップデート)を実施しています。今後もユーザビリティ向上や社会情勢に合わせたハードフォークを実施することで、より利便性の高い暗号資産へと進化・成長する可能性があるでしょう。
ビットコインキャッシュ決済の導入事業者・店舗が海外を中心に増えているため、その流れがどの程度国内に波及するのか、ビットコインキャッシュのさらなるアップデートや動向にも注目しましょう。

ビットコインキャッシュ(BCH)に関する質問

ビットコインキャッシュを買うには?

暗号資産交換業者であるSBI VCトレードにてご購入いただけます。当社で所定の手続きを行ったうえで口座開設いただいた後、当該口座に日本円を入金いただき、ビットコインキャッシュの購入等お取引を始めることが可能です。

ビットコインキャッシュはいくらから購入できますか?

販売所サービス(現物)では、ビットコインキャッシュを0.0001BCHから購入できます。
取引所サービス(現物)は0.0001BCHから購入できます。日本円での購入価格はビットコインキャッシュの相場によって異なりますので、販売所又は取引所でご確認ください。

ビットコインキャッシュの手数料はいくらですか?

SBI VCトレードの場合、口座開設手数料、口座維持手数料、ロスカット手数料、入金手数料、入出庫手数料については、無料でご利用いただけます。

ビットコインキャッシュの取引はいつでも出来ますか?

はい、原則365日24時間(土日、祝日含む)取引できます。
ただし、当社メンテナンス期間は除きます。

ビットコインキャッシュの取引はスマホでもできますか?

はい、スマホで取引できます。初めての方でも簡単にご利用いただける「VCTRADE web シンプルモード」だけでなく、現在の損益状況を一目で把握することができる取引アプリ「VCTRADE mobile」をご利用いただけます。

【注意事項】
銘柄チャート・詳細ページは、情報提供を目的としており、特定の暗号資産銘柄を推奨するものではありません。また、暗号資産取引等の勧誘を目的としたものでもございません。
売買はご自身の判断にて行ってください。
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