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ユーエスディーシー(USDC)

ユーエスディーシー(USDC)/チャート・価格(レート)

(前日比)
SP

* 現時点のAsk Priceを元に算出した参考価格であり、実際の約定価格とは異なります。

* メンテナンス中は価格が更新されません

* メンテナンス情報はこちら

ユーエスディーシー(USDC)とは?

米国のCircle社が発行する、米ドルの価格に連動するステーブルコインです。米ドルとの等価性を維持することで価値保存として機能するように設計されています。USDCの価値を裏付けるため、裏付資産となる米ドルはすべて米ドル建て資産で運用されています。
世界有数のステーブルコインの1つに位置づけられ、日本円換算で8兆円(2025年3月現在)の発行額となっています。

Circle社は、ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)からBit License(暗号資産関連企業に対する厳格な規制ライセンス)を取得しております。
また、2024年にはEUの暗号資産市場規制(通称MiCA)にも準拠したステーブルコインとなりました。
現在、世界的に最も高い信頼性、安全性を誇るステーブルコインとして知られており、クレジットカード会社などでUSDC建決済が可能となるなど、今後も様々なユースケースでUSDCが利用されることが想定されます。

ユーエスディーシー(USDC)の仕組み

Circle社は全てのUSDC保有者/保有希望者と直接取引する訳ではありません。日本においては電子決済手段等取引業者を介してUSDCの発行/償還が行われます。
イーサリアムを始め、Circle社が対応を公表している複数のブロックチェーン上で発行/償還、各種取引が行われ記録されます。

Circle社は発行額以上の米ドル建資産を保有しており、発行残高・米ドル保有残高はCicle社のホームページで公開されています。また、保有米ドルは米ドル建資産で運用されており、世界有数の監査事務所であるDeloitte社による運用状況の監査結果も月次で公表されています。
以上のとおり、裏付資産の保有・運用状況に関し高い透明性を有しております。

犯罪行為への対応として、Circle社はUSDCアドレスの凍結機能を保持しております。規制当局からの要請やアンチマネーロンダリング要件に該当する場合などは凍結する可能性があります。

ユーエスディーシーお取引時の注意事項

・入出庫サービスを提供しますが、弊社で扱う対応チェーンはイーサリアムのみとなります。イーサリアムチェーン上のUSDC以外は入庫対応しておりませんのでご注意ください。また、同様に出庫時もイーサリアムチェーンのみの対応となります。
※順次対応ブロックチェーンは拡充させる予定です。

・販売所での売買、弊社から出庫する際は上限100万円/回とさせていただきます。なお、取引上限に関係なく、連続での同一のお取引も制限させていただきます。

・外部から弊社にUSDCを入庫いただく際に100万円超/回の場合、入庫反映までにお時間を頂戴します。

・裏付法定通貨(米ドル)と電子決済手段(USDC)の価格乖離が発生した場合、外部から弊社への入庫反映を停止させていただくことがあります。その際には弊社お知らせにて通知予定です。

・弊社の償還能力を上回るUSDC預託数量となった場合、電子決済手段のお取引を制限させていただきます。
これは、発行体(Circle社)の破産時には、外国電子決済手段の買取並びに同等額の法定通貨での償還義務があるための措置となります。
具体的には販売所での販売停止、外部からの弊社への入庫反映の停止などの措置をとらせていただく予定です。その際には弊社お知らせにて通知予定です。

・弊社にて発行体のUSDC発行残高、米ドル保有残高をモニタリングしております。お客さまにとって不利益となり得る決定や情報を確認し次第、お知らせにて情報発信いたします。

ユーエスディーシー(USDC)の基本情報

日本語の名称
ユーエスディーシー
現地語の名称
USDC
ティッカーコード(シンボル)
USDC
通貨単位
USDC
財産記録媒体
イーサリアムを始めとした複数のブロックチェーン上で発行されている
発行方法
Circle社が提供する発行/償還アカウントの保有者を介し、発行/償還される
発行可能数
発行上限なし
ホワイトペーパーURL
主な利用目的
決済、送付(送金)

USDCの歴史・特徴

USDC(USD Coin)は、2018年9月にアメリカの金融サービス企業Circleと暗号資産取引所Coinbaseが共同設立した「Centreコンソーシアム」によって発行された、米ドル連動型のステーブルコインです。

ステーブルコインとは暗号資産(ブロックチェーン上に存在するトークン)でありながら、価格の安定を目指すトークンです。ステーブルコインには法定通貨担保型、暗号資産担保型、アルゴリズム担保型などの種類が存在しますが、USDCは法定通貨であるドルを担保にしたトークンであり、1ドル=1USDCという形で価格が安定します。

ビットコイン(BTC)の登場によって暗号資産市場が急速に拡大する一方、ボラティリティの高い暗号資産のままでは日常決済や送金に活用しにくいという課題が認識されるようになりました。そこでUSDCは、米ドルと1対1で価値を連動させる仕組みを取り入れ、暗号資産の利便性を保持しながらも価格変動リスクを最小化する通貨として誕生しました。

USDCの特徴としては、発行されたUSDCの総量と同額の米ドル資産を裏付けとして保有し、外部の監査法人による定期的な証明書を公開している点が挙げられます。これにより、常に「1USDC = 1USD」というペッグが維持されていることを透明性高く検証することができます。

技術面では、当初はイーサリアム(ERC-20トークン)上で発行されていましたが、現在はSolanaやPolygon、Stellarなど多くのブロックチェーンでネイティブなUSDCが稼働しており、ユーザーは目的や手数料に応じてネットワークを選ぶことができます。

さらにCircleはマネーロンダリング防止や各州の送金業者ライセンス取得など、規制順守の姿勢を重視しており、発行体が明確に存在しないビットコインとは対照的に、中央管理のステーブルコインとして法的な安定性を高める努力を続けてきました。

USDCのメリット

USDCの最大のメリットは、何よりも価格の安定性が高いという点です。ビットコインの場合は取引量や投資家の思惑次第で価格が大きく変動しますが、USDCは「1USDC=1ドル」というペッグを強く意識して設計されています。そのため、暗号資産市場で資金を移動する際に一時的にUSDCに交換しておけば、値動きのリスクを抑えやすいという利便性があります。

また、Circleが毎月公表する監査報告書によって裏付け資産が証明されていることは、ユーザーの信頼を高めるうえで大きなポイントになっています。

さらにDeFiやNFTマーケットなどの多様なアプリケーションで基軸通貨として利用されることも増えており、暗号資産取引所やウォレットはもちろん、決済サービスとの連携が進んでいる点もメリットの一つと言えます。

USDCの今後と将来性

USDCは発行以来、主要ステーブルコインとして確固たる地位を築いています。特に2020〜2021年のDeFiブームの時期には時価総額が急速に拡大しました。

2025年3月時点では$58.3Bの市場流通量を誇り、全てのステーブルコインの中で28%のシェアを誇っています。

将来的には、各国でステーブルコイン規制や法整備が進むことで、USDCの地位がさらに安定する可能性があります。ビットコインが日本の資金決済法改正によって法的位置づけが明確化し、大手企業の参入を招いた流れを想起すると、今後の米国やEU等の法整備はUSDCにとっても追い風になり得ます。

加えてブロックチェーン技術の発展やクロスチェーンプロトコルの普及によって、ネットワークの差を意識せずに送金できる環境が整えば、世界中のユーザーがUSDCをデジタルドルとして利用する未来も見えてくるでしょう。

新規参入のステーブルコインが増える中で競合が激しくなる懸念はあるものの、CircleとCoinbaseという強力なバックボーンを持つUSDCは今後も市場をリードするステーブルコインとして成長が期待されています。

USDCに関する質問

USDCを買うには?

SBI VCトレードにてご購入いただけます。当社で所定の手続きを行ったうえで口座開設いただいた後、当該口座に日本円を入金いただくと、お取引を始めることが可能です。

USDCはいくらから購入できますか?

販売所サービス(現物)では、USDCを1USDCから購入できます。日本円での購入価格はUSDCの相場によって異なりますので、販売所でご確認ください。

USDCの手数料はいくらですか?

SBI VCトレードの場合、口座開設手数料、口座維持手数料、ロスカット手数料、入金手数料、入出庫手数料については、無料でご利用いただけます。

USDCの取引はいつでも出来ますか?

はい、原則365日24時間(土日、祝日含む)取引できます。ただし、当社メンテナンス期間は除きます。

USDCの取引はスマホでもできますか?

はい、スマホで取引できます。初めての方でも簡単にご利用いただける「VCTRADE web シンプルモード」だけでなく、現在の損益状況を一目で把握することができる取引アプリ「VCTRADE mobile」をご利用いただけます。

USDCは円に換金できますか?

売却することで日本円に換金できます。

【注意事項】
銘柄チャート・詳細ページは、情報提供を目的としており、特定の暗号資産銘柄を推奨するものではありません。また、暗号資産取引等の勧誘を目的としたものでもございません。
売買はご自身の判断にて行ってください。
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