Risk explained

リスク

価格変動リスク

  • 暗号資産及び電子決済手段は、本邦通貨又は外国通貨ではなく、又、特定の国家、あるいは公的機関でその価値が保証されたものではありません。
  • 暗号資産の価値は、日々刻々と変動しています。それは、単純な需給関係に加え、マクロ経済的な要因、法定通貨や証券市場や商品市場等の他の市場の動向、天災地変、戦争、政変、法令・規制の変更、他の類似の暗号資産の普及、その他の将来予期せぬ事象や特殊な事象等による影響を受け、変動する可能性があります。
  • 電子決済手段の価値は、電子決済手段の発行者が有する裏付けとなる資産の価値に基づいており、発行者が当該電子決済手段の償還に応じることを前提として維持されています。そのため、電子決済手段の価値は基本的に安定したものとなると考えられますが、天災地変、戦争、政変、法令・規制の変更、その他の将来予期せぬ事象や特殊な事象等による影響を受け、発行者の業務に変化が生じ、又は発行者が有する裏付けとなる資産が流出しも若しくはその価値が消失するなどした場合には、電子決済手段の価値が急激に下落する可能性があります。

暗号資産及び電子決済手段の移転の仕組みが破たんするリスク

  • 暗号資産の移転等を支えるコミュニティの崩壊等により、暗号資産の移転が不可能となる可能性があります。また、その他の理由等に起因し、最悪の場合は、暗号資産の価値がゼロとなる可能性もあります。
  • 電子決済手段は、万が一、発行者が事業を継続できなくなった場合、発行者に適用のある法令による破産等の手続が行われます。この場合電子決済手段の価値の大幅な下落につながるおそれがあり、また、お客様が発行者から償還を受けることができなくなるなどの事象が生じ、お客様に損失が生じる可能性がございます。

為替リスク

  • 外国通貨で表示される電子決済手段については、為替レートの変動により、日本円における換算価値が購入時点に比べて減少する可能性があります。

当社の破たんリスク

  • 外部環境の変化等によって当社の事業そのものが、継続できなくなるリスクがあります。万が一、当社が事業を継続できなかった場合、お客様の資産についての対応については、破産法、会社更生法、民事再生法、会社法等の諸法令に基づき手続きが行われます。
  • 当社は、お客様からお預かりした資産については、資金決済法の定めに従って、自己の資産とは分別して管理しており、信託保全等の措置をとっておりますが、万が一、当社が破綻した場合には、お客様の資産を返還することができなくなり、損失が生じる可能性があります。

お預りしている暗号資産が流出するリスク

  • 暗号資産及び電子決済手段は、インターネット上の「電子的な記録」であることからサイバー攻撃等により、全部又は一部を消失する可能性、暗号化されたデータを復号するための情報が喪失したことにより移転が不能となり、暗号資産及び電子決済手段が無価値となる可能性、当該情報を第三者に知られたことによるお客様の意思に反した暗号資産及び電子決済手段の移転が行われる可能性があります。

システム障害に伴うリスク

  • 当社は、電力やネットワークなどの外部環境の変化等によってシステム障害が発生し、取引に支障が生じる、或いは、当社のシステムの緊急メンテナンス・システム障害などにより取引が行えず、お客様が機会損失を被る可能性もございます。当社としましては、お客様の機会損失には責任を負いかねますので予めご了承ください。

決済完了性がないリスク

  • 暗号資産及び電子決済手段の取引では、十分な取引確認(ブロックチェーンでの取引の認証)が完了するまで、取引が成立せず、一定時間保留状態が続きます。当社内における電子決済手段の現物取引の約定の際には、ブロックチェーンでの取引認証は必要としておりませんが、当社とお客様との間の暗号資産及び電子決済手段の移転(送受信等)においては、この認証が必要となります。そのため、ブロックチェーンにおいて十分な取引確認がとれるまで、お客様の取引が口座残高へ反映されない可能性や、当社とお客様との間の電子決済手段の移転がお客様の期待する時間内に完了しない可能性、また、ブロックチェーン上での認証が否決され、お客様の取引がキャンセルされる可能性があります。

ハードフォークによる分岐リスク

  • 当社が取り扱う暗号資産及び電子決済手段のうち、ハードフォーク(不可逆的な仕様変更)により新たに暗号資産が分岐し、相互に互換性がなくなるリスクを有する可能性があります。その場合、大幅な価値下落や取引が遡って無効になるリスクがあります。また、ハードフォークの結果、発生する新規コインを、諸般の事情によって、お客様に提供できない可能性があります。

51%攻撃リスク

  • 当社が取り扱う暗号資産及び電子決済手段のうち、ブロックチェーン上の認証作業について、悪意ある者が51%以上のシェアを有した場合、電子決済手段の認証が正常に機能しなくなる可能性があります。

バリデーターのリスク

  • 当社が取り扱う暗号資産のうち、信頼するバリデーターが意に反して結託した場合、台帳とデータを改ざんされる可能性を有する暗号資産があります。

ソフトウェア不具合のリスク

  • 当社が取り扱う暗号資産及び電子決済手段については、ソフトウェアの新しいバージョンがアップデートされる前に入念な検証を行っており不具合の可能性を最小化しています。しかし、ソフトウェアの不具合が問題を引き起こす可能性は否定できません。

秘密鍵の紛失等に係るリスク

  • お客様からお預りしている暗号資産及び電子決済手段は、当社が秘密鍵を管理するウォレットに記録しています。かかる秘密鍵を当社が紛失することにより、そのウォレットに記録されている暗号資産及び電子決済手段を外部に送付できなくなり、結果として、お預りしている暗号資産の価値が喪失するリスクがあります。

その他のリスク

  • 上記の暗号資産及び電子決済手段に伴うリスクは、典型的なものについて概要を説明するものであり、取引に生じる一切のリスクを漏れなく示すものではありません。電子決済手段が法定通貨の仕組みとは異なること、さまざまな予期せぬ事象によるリスクが起こり得ること、その結果、お客様が損失を被る可能性があることを、予めご認識ください。また、詳しくは当社提供のサービス総合約款、それぞれの説明書(契約締結前書面)などをご覧ください。