2026/07/23

BTC/JPYはネックライン突破、200日移動平均線へ


BTCはついにネックラインを上抜け、日足では逆三尊の完成が意識される形となりました。

中東情勢はなお緊張が続く一方、7月21日の米国株市場では半導体株が大幅に反発し、暗号資産市場にもリスク選好回復の動きがみられます。米国の6月消費者物価指数(CPI)は前月比マイナス0.4%、前年同月比3.5%と、5月の4.2%から鈍化しました。ユーロ圏も6月2.8%と、5月の3.2%から低下しています。エネルギー価格の反落や、それまでの在庫・物資調達の反動が物価上昇圧力を和らげた可能性があります。

もっとも、中東情勢や原油価格は引き続きインフレの上振れ要因です。株式市場の調整が完全に終了したと断定する段階ではありませんが、7月相場は反発基調を強めており、目先はこの流れがもうしばらく続くとみています。



■ 逆三尊が完成、底入れを示唆

【採用テクニカル】
移動平均線(SMA):30(赤)、90(青)、200(橙)
MACD:12、26、9

BTC/JPY日足

SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード

レバレッジBTC/JPY日足チャート分析です。

ネックラインを上抜け、まずはSMA90(青)、その先のSMA200(橙)を試す展開に入りつつあります。MACDもゼロラインを上回り、モメンタムは改善しています。もっとも、中長期の移動平均線はなお下向きであり、現時点では長期下落トレンドの完全な転換というより、大幅調整後の戻り局面と捉えるのが妥当でしょう。

逆三尊の完成が意識されることは大きな変化です。ネックライン付近では押し目買いが入りやすくなり、深い調整を挟まずに上値を試す可能性が高まったと考えます。



■ 上方に清算水準が集中、ショートカバーの余地

BTC/JPY日足

Binance、OKX、Bybit合算ヒートマップ(CXR Engineering作成)

円建てに換算した清算ヒートマップです。

1,100万〜1,125万円のゾーンには、ショートポジションの清算が発生しやすい水準が集中しています。

なお、ヒートマップが示すのは実際に置かれたストップロス注文ではなく、建玉やレバレッジなどから推計した清算水準です。日足の逆三尊と上方の清算集中を踏まえると、価格上昇時にショートカバーが連鎖しやすい環境が整いつつあると判断できます。

円安・ドル高が続けば、円建てのBTC価格には押し上げ要因となります。1,125万〜1,150万円付近まで上値を伸ばすシナリオも想定しておきたいところです。

下段の指標ではネットでショート優勢の状態が続いており、価格上昇によって清算が連鎖すれば、買い戻しが加速する可能性があります。引き続き中東情勢に左右されやすいものの、下値と上値を徐々に切り上げる展開を予想します。



■ 押し目は浅くなるか?

BTC/JPY日足

SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード

BTC/JPY4時間足チャート分析です。

上昇の勢いが強まっているため、サポートラインを引ける1,063万円付近を下値の目安として、押し目買いを検討します。

押し目が浅い場合は、SMA30(赤)付近のサポートも意識しながら、段階的に拾っていくスタンスです。

今週末までに1,063万円付近まで下落しない場合は、上昇してくるSMA30を押し目候補に加え、エントリーのタイミングを探るとよいでしょう。

既存の買いポジションはホールド継続を基本とし、1,125万〜1,150万円を目先のターゲットとして意識します。時間軸としては、今後10日〜2週間程度は買い優勢の相場を想定しています。一方、8月中旬以降は価格帯や市場環境を確認しながら、戻り売りへの切り替えを検討するシナリオです。ただし、1,063万円を明確に下回る場合は、逆三尊完成後の上昇シナリオをいったん見直します。



■ まとめ

  • BTC/JPYは日足のネックラインを上抜け、逆三尊の完成が意識される形となった。
  • MACDは改善し、まずはSMA90、その先のSMA200が上値目標。ただし、長期トレンドの転換はまだ確認されていない。
  • 1,100万〜1,125万円には推計清算水準が集中しており、上昇時はショートカバーが加速する可能性がある。
  • 円安が続けば円建て価格の追い風となり、目先は1,125万〜1,150万円付近を想定する。
  • 押し目候補はSMA30と1,063万円付近。1,063万円を明確に下抜けた場合は、強気シナリオを見直す。



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