2026/08/05

夏枯れ相場に移行、上値追いは限定的か?


8月に入りました。過去のBTC/USDの月次騰落データでは、8月は上昇月となった割合が相対的に低く、平均・中央値ベースでも弱い傾向がみられます。

7月のラリーについては本コラムで何度もご紹介してきたとおりですが、ここからはロングポジションを控え、戻り売りスタンスを強めていく予定です。

例年の金融市場の大まかな流れでいくと、8月上旬は7月のリスクオンの流れを受け継ぎ、上昇相場がところどころ残ることも多いのですが、徐々に上値が限定的になるでしょう。中旬になると欧米をはじめ世界各国で夏休みが始まり、買い板・売り板の注文が並びにくくなるため、流動性は通常時より低下する傾向があります。

そして下旬には、米国のジャクソンホールで経済シンポジウムが毎年開催されます。FRB議長が今後1年の見通しなどを語ることが多く、金融政策の方向性を示す重要イベントとして、近年では市場参加者の間で広く認識されています。

このタイミングでマーケットが下落トレンドに転じるきっかけとなることもしばしばです。

ちなみに昨年(2025年)は、8月のジャクソンホール講演直後にはBTC・ETHともに上昇しましたが、その後は高値圏で不安定な値動きとなり、9月にかけて調整する局面もみられました。



■ 為替介入の影響もあり、BTC/JPYのチャート形状は悪化

【採用テクニカル】
移動平均線(SMA):30(赤)、90(青)、200(橙)
MACD:12、26、9

BTC/JPY日足

SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード

BTC/JPYの日足チャート分析から始めます。

逆三尊は完成しましたが、ネックラインを超えたところで反落してしまいました。

もう一度右肩を形成しにいっているような形状ですが、ネックライン突破後の反落は、トレーダーにとってダメージが大きい値動きです。

ブルトラップにまんまと引っかかってしまったため、市場には高値で捕まった買いポジションがまだ残っているでしょう。

数日前に安値をつけて反発傾向にあるものの、ローソク足の実体が短いのは、こうした需給の重さが影響している可能性があります。8月の相場アノマリーも戻り売り戦略を後押しすると考え、ここからは戻り売りへ切り替えていきます。

SMA30(赤色)やSMA90(青色)をバックに、緩やかに売り上がるトレードを意識していきたいと思います。日足ベースですので、今後1週間程度をかけたイメージになります。

MACDもデッドクロスを形成し、マイナス圏に沈みつつあります。これもテクニカル面での下落要因の一つです。



■ 1,015万~1,025万円付近からの売りを意識

BTC/JPY4時間足

SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード

BTC/JPYの4時間足チャート分析に移ります。

下降トレンドラインを引いていますが、現値からはやや高い位置にあります。このライン付近を最大の戻り売り候補とし、SMA90(青色)やSMA200(橙色)も意識していきたいと思います。

現在、これらの移動平均線は1,025万~1,030万円付近で推移しています。4時間足ベースですので、週末にはさらに切り下がっていることでしょう。1,015万~1,025万円付近を戻りの目安として意識したいと思います。この価格帯に到達するタイミングでMACDがデッドクロスを形成し始めれば、より売りを検討しやすくなるでしょう。

30分足や1時間足でダブルトップや三尊を形成すれば、売りトレードを開始するタイミングとしては良いと思われます。

一方向に続落していくイメージではないため、日足の目立った安値付近では買い戻しを行い、再び戻りを待つといったスタンスで8月相場に臨もうと思います。



■ まとめ

  • 8月は月足陽線確率が相対的に低く、夏枯れで流動性も低下しやすい傾向が認められるため、高値追いは控えます。
  • 日足はネックライン突破後に反落し、MACDも弱いため、戻り売りを優先します。
  • 4時間足では1,015万~1,025万円付近を戻り売り候補とします。
  • 短期足のダブルトップ・三尊を確認し、安値では買い戻して再び戻りを待ちます。



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