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2023/04/21

世界的なWeb3イベント「ETHGlobal Tokyo」レポート





世界各地で開催されているクリプトイベント「ETHGlobal」が、「ETHGlobal Tokyo」として4月14日~16日に東京で開催されました。4月13日にイーサリアム(ETH)の重要アップグレードである「上海アップグレード(Shapella)」が実行されたことや、新型コロナウイルスにともなう入国制限の緩和で外国人が訪日しやすかったことが重なり、過去、日本で行われた暗号資産のイベントの中でも有数の盛り上がりとなりました。ETHGlobal Tokyoの主な参加者は、新たにブロックチェーン事業への参入を検討するプログラマーや開発者などであり、世界中から多くのブロックチェーン企業が参加するイベントとなりました。




メインイベントは、「虎ノ門ヒルズ」を3日間貸切って行われた、「ハッカソン」(エンジニアが、短期間で集中してプロダクトを開発するコンテスト)であり、世界中からエンジニアなどが59か国から1,500名以上参加しました。賞金総額は300万ドルであり、多くのブロックチェーン企業がスポンサー出資しました。

また、「サイドイベント」(ブロックチェーンに関わる暗号資産プロジェクトのプレゼンテーション)は六本木、渋谷を中心に100以上開催され、多くのイベントで朝の山手線のような混雑ぶりとなり大盛況となりました。例えば、私が参加したサイドイベント「DEFITOKYO」(DeFiプレイヤー企業たちによるプレゼン)は会場に入りきれずに会場の外にも人が溢れる熱狂ぶりでした。





アバランチが主催するサイドイベント「BRIDGE TO THE REAL WORLD」では、ステーブルコイン、DeFi、ウォレットなど金融と親和性の高い内容が語られ、多くの既存金融機関が参加しており、伝統的金融機関からの暗号資産への熱視線も感じることができました。





ETHGlobal Tokyoは世界的に有名な暗号資産やブロックチェーン企業が東京に集結したことから、開催場所が東京でありながら、日本人の出席者が少数派となるイベントのほうがむしろ多く、世界の暗号資産への熱風を肌で感じられるイベントとなりました。 ハッカソンで300以上のプロダクトの中からファイナリストに選ばれた11プロダクト(下記)は、どれを見てもとても秀でたプロダクトです。日本人も何名かファイナリストに選ばれ、本大会により世界で通用することが証明された日本人も誕生しました。





ETHGlobal Tokyoの開催は、エンジニア、参加企業・プロジェクトが一か所に集中し、情報の共有やネットワークが広がる機会となりました。今後のクリプト業界のさらなる飛躍につながることを期待しています。

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