Market Report

マーケット情報・チャート

2023/06/08

暗号資産テクニカルレポート(提供:SBIリクイディティ・マーケット)

XRP/JPYは、78.049の高値を付けた後はやや上値の重い動きとなっています。ここから直近高値の78.049を上抜けて一段の上昇となるのか、下落に転じて調整局面となるのか注目されています。




目先の動きを見る上で注目されているオシレーターのMACDでは、両線の乖離幅が縮小しており、両線のクロス間近となっています。ここから両線がクロスして下向きに転換すると、目先の軟調な動きを示唆する形状となることから、目先の両線の動きに注目です。

さらに、パラボリック(赤と青の点線)では、価格帯の上部に赤い点線が出現しており、目先の軟調な動きを示唆する形状となっています。パラボリックは、途転(どてん)売買のシグナル(相場の流れに合わせて連続売買する手法。青出現で売りポジションを手仕舞いして買いポジションを建てる、赤出現で買いポジションを手仕舞いして、売りポジションを建てると判断)として使われています。

また、高値圏での保ち合いの形状をダイヤモンドフォーメーションと見れば、目先下げに転じる可能性も考えられます。このダイヤモンドフォーメーションは、天井圏で形成される弱気パターンであり、上昇トレンドが終了となるケースも多いです。そして、フォーメーション上の下限ラインを下抜ける場合には一段の下げとなる可能性が考えられることから、目先の動きに注目です。

以上のことから、目先軟調な動きが予測できます。方針の転換には、パラボリックの赤い点線にタッチして流れが変わる(青い点が線出現)場合となります。

上値ポイント
➀76.746 ②77.236 ③78.049

下値ポイント
➀72.786 ②70.994 ③69.469


(提供:SBIリクイディティ・マーケット株式会社)

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