マーケット情報

2025/08/27

市場は９月相場に警戒感？調整の値動き続くか？

22日金曜にはパウエル議長のジャクソンホール講演でした。
９月利下げを確信するイベントとなり、金融市場は上昇で終えました。その後、暗号資産市場は週末を挟んで反落し、月曜日は大幅下落となった格好です。

例年８月下旬に開催されるジャクソンホール講演ですが、昨年もこのイベント通過後、しっかりと反落しました。
９月は押し目を作りやすい時期ですので短期的な調整相場入りしつつあると考えます。



■3ヶ月平均を下回りつつある


【採用テクニカル】
移動平均線（SMA）：30（赤）,90（青）,200 （橙）
MACD：12,26,9

出所：SBIVCトレード　PCブラウザ　トレーダーモード

BTC/JPY日足チャート分析です。
SMA90（青色）を下抜けつつあり、反落の地合いになってきました。
現在、1600万円付近のサポートラインに支えられておりますが、ここをブレイクするとストップロスも発生させやすいでしょう。
その場合、SMA200（橙）が反落の目安となりそうです。９月中に1500万円付近まで反落すると個人的には予想しており、ここが９月相場の買い場として強気に転換したい価格の一つです。
現在価格からおよそ10%程度の調整になります。ドル建てですと10万ドル付近になりますのでプライスの節目としても良い水準ではないでしょうか。
昨年もジャクソンホール講演後、2週間程度大きな調整相場がやってきました。年によりますが、その調整期間は2-4週間程度になることが多いため、この反落を期待し、押し目買いチャンスを待つつもりです。



■1655万円のレジスタンスラインを背に戻り売り

出所：SBIVCトレード　PCブラウザ　トレーダーモード

BTC/JPY4時間足チャート分析に移ります。
現在、戻り高値は1655万円前後です。ここはレジサポラインが引ける重要プライスとなります。今週後半、ここより高く引けることがあれば再度上昇に転じる可能性がありますが、ここで上値を数日押さえ込まれると今度は安値をトライする番になりますので、1600万円割れを試す展開になると予想しております。
週末までに反落した場合、SMA90（青）やSMA200（橙）も下降してきていると予想します。
これらの移動平均線が1650万円付近まで下落していると尚更上値が重くなる条件が増えていきますので、値動きイメージとしては時間の経過とともにさらに反落確率があがってくると予想をしておきます。基本的には戻り売り目線継続です。



■並行チャネル下限ラインまで調整か？

出所：SBIVCトレード　PCブラウザ　トレーダーモード

ETH/JPY4時間足チャート分析です。
並行チャネルレンジで推移を開始しており、多少の押し目を作るならば62-63万円レベルでしょうか？
この価格帯はSMA200（橙）が週末には上昇してきた場合にて重なるサポート帯です。
よって反発しやすいポイントとなりそうです。

ファンダメンタルズ分析では、米国のトレジャリー企業から毎日のように現物買いが入っており、調達した資金をドルコスト平均法で購入していることが確認できております。
この影響もあり、ETHはBTCや他のアルトコインと比較して堅調です。
しかしながら、それらの買いが永続的に続くわけでもなく、資金調達の成功とともについてくる買い圧力ですので、期待しすぎもよくありません。
現状はこれらの期待を背に買いがかなり偏っており、海外のデリバティブポジションも多くが残っております。
悪材料を軽視しすぎているような値動きですので、タイミングによっては大きな反落につながりかねないと考えております。
ETHは９月の買い場に是非とも強気で拾いたい銘柄の一つですが、今週はまだチャンスこないと判断し、今週のトレードは見送りとしたいと思います。



■深い押し目待ち

出所：SBIVCトレード　PCブラウザ　トレーダーモード

SOL/JPY4時間足チャート分析です。
ETHと同じく並行チャネルレンジで推移しております。現在はSMA30（赤）が抵抗線として機能している状況でしょうか？
ここから反落に転じる場合、サポートはSMA200（橙）と下限チャネルラインになります。
26000円台が買い場の目安になりやすいので意識しておくと良いでしょう。
現在価格から10%程度の調整が目処になりますが、さらに反落する場合は26000円付近の重要サポートラインすら割り込んでしまいかねないので注意が必要です。
過去に何度も意識されているラインですので、仮に割り込んでしまう場合は８月上旬安値である23000円付近に注目しておくと良いでしょう。
SOLの買いトレードは深い押し目買い戦略といたし、現状価格でのトレードは控えて様子見としたいと思います。
基本的には足型が一番悪いBTCのみの戻り売りトレードを短期的に実施予定です。




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