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2025/05/29

暗号資産テクニカルレポート(提供:SBIリクイディティ・マーケット)

XRP/JPYは、高値(402.150)を付けた後は軟調な動きが続き、一目均衡表の基準線を下抜けて一段下げとなっています。ただ、現状では底固い動きが続いており、ここから一段の下落となるのか、再び堅調な動きとなるのか注目されています。



目先の動きを見る上で注目されているオシレーターのMACDでは、両線の下向きが継続中ですが、両線の乖離幅が縮小傾向であることから、先行するラインの低下が鈍化して上向きとなり、その後両線がクロスすれば目先の堅調な動きを示唆する形状となることから、目先の両線の形状に注目です。一方、同じオシレーターのRSIでは、ラインが低水準域から上向きに転換していることから、目先の堅調な動きを示唆する形状となっています。

そして、相場の方向性を示すとされる一目均衡表の基準線は、現在353.357に位置していますが、5/17から横ばいが続いており、横ばいは31日まで続きます。その後、上昇が続いて3日には367.006まで上昇となります。このタイミングで相場の方向性が上向きとなるのか注目です。また、一目均衡表では、30日が相場の流れが転換または加速する可能性が高まる日柄であることから、このタイミングにも注目です。

このことから、目先堅調な動きとなる可能性が考えられます。目先の上値目標は基準線となり、ここまで上昇するとパラボリックの上限ラインと接触する可能性もあり、その場合にはトレンド転換を示唆する形状となることから、上昇への期待値が高まる可能性も考えられます。

一方、下値のポイントは現行のレンジ下限の331.861となり、ここを下抜ける場合には一目均衡表の雲上限近辺まで下げとなる可能性も考えられます。

上値ポイント
➀348.691  ②353.357  ③366.510
下値ポイント
➀335.751  ②331.861  ③320.086


(提供:SBIリクイディティ・マーケット株式会社)
レポート作成時刻 2025年5月29日10:00

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