2024/04/24
中東問題一服感、BTCはレンジ相場へ
先週はイスラエルがイランへ再報復攻撃が入ったようですが、イラン側の発表が訂正され、イスラエルからのミサイル攻撃はなかった、と声明を発表しました。 これを受けて暗号資産市場は乱高下相場に。
一時、直近安値を割り込んで900万円すら割り込みそうな勢いでしたが、その後急激に価格を戻して1000万円台に回復する、『行って来い相場』となりました。
そして市場が痛んでいる影響か、ここ数日は小動きな状態が続いております。
また先週土曜日は4年ぶりの半減期を迎えました。
これにて、世の中に出てくるビットコインの枚数は半分になったわけです。
金融用語で言い換えますと、QE(量的緩和)幅の縮小となります。
これは金融引き締めロジックに該当し、流動生供給速度が1/2になったことを意味します。
つまり、この速度を上回るペースで市場にマネーが流入しますと、価格をさらに押し上げることになるわけです。当然ながらその可能性は大きく上昇しました。
特に過去全ての半減期直後の1年間は、価格を大きく伸ばしていることもあり、これらの値動きに期待をした中期的な上昇が続くと考えて良いでしょう。
【採用テクニカル】
移動平均線(SMA):30(赤), 90(青), 200 (橙) MACD:12, 26, 9
■今週後半の値動きイメージ
出所:SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード
BTC/JPY日足分析から入ります。
現在、SMA30と重なるように価格が推移しております。上値を抑える要因でもありますので、抜ければ紫矢印のような値動きになると予想しますが、週後半は反落から始まる場合、緑矢印のような値動きになると予想しております。
いわゆる、どちらもレンジ相場なのですが、このSMA30がレジサポラインとして機能を果たすイメージです。
個人的にはもう少し足場を固める時間が欲しいので、後者を期待しておりますが(笑)、いずれにしても上昇目線に変わりはありません。
またMACDは0.00まで沈下し、MACD的にはニュートラルとなりましたが、大きなトレンドを発生させるためにはもうしばらく0.00付近で推移する時間が欲しいところです。マーケットがまだ痛んでおりますので、デリバティブ市場での建玉が貯まる時間が欲しいという意味です。
さらに深い押し目買いポイントにも触れておきますと、SMA90が900万円に乗せてきているところがポイントです。
SMA30-90ゾーンを挟んだ、925-1035万円はしばらく停滞ゾーンとしてワークし易そうです。大きなサポート要因も増えてきましたので、次の深い押し目は買い場になりやすいのではないでしょうか。
■SMAが集中する1000-1025万円
出所:SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード
続いて4時間足に時間軸を落とします。
4時間足では、SMA30,90,200、3本とも1000-1025万円ゾーンに集結しており、浅い押し目で再度上昇方向を狙う戦略を取る場合は4時間足を参考にすると良さそうです。
個人的な短期トレードで勝負する場合、1015万円手前から買いトレード実行予定です。
ただし、日足SMA30もレジスタンスラインとして控えているため、短期トレードになりますが、1015万→1030万円で利食いといった中抜きするようなトレードを狙っております。
このまま直ちに上昇再開にて1100万円超えも考えにくいため、4時間足分析視点から考えますと、しばらく1000-1100万円レンジで停滞しやすそうです。
前回の半減期後も多少上昇はしたのちに横ばい推移が1-2ヶ月続き、その後大きく上昇をしました。
今回もそれに近しい値動きになるかもしれませんね。
■ETHもSMA30-90レンジを意識
出所:SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード
続いてETH/JPY日足分析に移ります。
BTCに連れ高連れ安相場が続いておりますが、基本的に並行チャネルレンジ内での推移に止まると予想しております。
また目先はSMA30と90に挟まれた狭いレンジで推移すると予想しており、47万5,000円から50万5000円を意識したレンジトレードで勝負予定です。
BTCよりも押し目が深くなりましたので、回復にはもう少し時間がかかりそうなイメージが強く、今週後半はこのレンジトレードに意識を集中したいと考えております。
こういったショック相場が起こりますと、その分回復に時間を要しますので、ETHも直ちに価格を回復するイメージは余程な材料がない限りないと考えております。(順張りトレンドが発生しにくい)
よって今週後半の戦略ですが、BTCもETHもレンジトレードで勝負していきたいと思います。
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