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マーケット情報・チャート

2024/05/02

暗号資産テクニカルレポート(提供:SBIリクイディティ・マーケット)

BTC/JPYは、一目均衡表の雲上限ライン近辺で上値の重い動きが続いた後に下げが加速し、雲下限ラインも下抜ける動きとなっています。ここから再び雲の中に回復して底固い動きとなるのか、ここから更に一段の下落となるのか注目されています。




一目均衡表では、雲下限ラインを下抜けたことで、三役逆転の弱気シグナル(基準線と転換線のクロス、遅行スパンの価格帯下抜け、雲下抜け)となっており、一段の下落を示唆する形状となっています。

一方、目先の動きを見る上で注目されているオシレーターのMACDでは、両線がゼロライン近辺でクロスしており、乖離幅も拡大していることから、目先の軟調な動きを示唆する形状となっています。また、より短期の動きを見る上で注目されているストキャスティクスでは、両線が下限ライン近辺まで低下しており、クロス間近であることから、クロスして短期的に堅調な動きを示唆する形状となるのか注目です。

このことから、目先は値を戻す動きとなり(2-3日程度)、レジスタンスの9,359,500から一目均衡表の雲下限ライン(9,514,550)近辺まで値を戻す可能性が考えられます。ここで雲の中まで値を戻して底固い動きとなれば、その後も堅調な動きとなる可能性も考えられますが、雲下限近辺で上値の重い動きとなれば、再び下落に転じる可能性も考えられます。一方、現状の値位置近辺で横ばいが続く場合でも、3-5日で下げに転じる可能性もあり、目先の動きに注目です。

目先の下値のポイントは、直近安値の8,977,900となり、ここを下抜ける場合には、9,359,500を下抜けたことによる下値目標の計算値である8,722,500がポイントと考えられます。

上値ポイント
➀9,311,400 ②9,514,550 ③9,813,550

下値ポイント
➀8,977,900 ②8,722,500 ③8,712,050


(提供:SBIリクイディティ・マーケット株式会社)

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