2026/02/18
5週連続陰線継続中、さらなる続落相場なのか?
4週連続の陰線が確定し、さらに今週も陰線を形成しています。一部のアルトコインでは大幅反発が見られるものの、その後の下落幅も大きく、乱高下が続く状況です。暗号資産市場だけでなく貴金属市場も下落基調となり、資金は主要先進国の国債を中心に向かっています。現金(キャッシュ)シフトが顕著になってきたと言えるでしょう。
また米国株では、AI関連でも「崩れる銘柄」と「躍進する銘柄」の二極化が進み、AI企業間の競争(株価面の優勝劣敗)が一段と鮮明になりました。さらに米国のSaaS系テック企業は、AIの進化による競争環境の変化もあり、暗号資産並みに大きく下落する銘柄が増えています。資本の行き場の“疲れ”が出始める局面に入った可能性もあります。筆者は、金融市場全体が当面、調整期間に入ると考えています。
■200週線方向への値動きとなるか
【採用テクニカル】
• 移動平均線(SMA):30(赤)、90(青)、200(橙)
• MACD:12,26,9

出所:SBIVCトレード(PCブラウザ・トレーダーモード)
BTC/JPY週足チャートです。平行チャネルレンジを下抜けし、200週線(橙)に向かう動きとなっています。足元は870万円付近で推移していますが、下押しが続く場合、最大でこの水準までの下落は警戒しておくべきでしょう。
また、ドル円の上昇が一服し、円高方向に動き始めているため、円建てでは下落がより大きく見えやすい状況です。トレンドとしては、なお下落基調が継続しているとみられます。
■ 1040〜1060万円の戻り待ち

出所:SBIVCトレード(PCブラウザ・トレーダーモード)
BTC/JPY日足チャートの分析です。日足レベルではMACDがゴールデンクロスしました。
4〜5日程度は反落傾向にあり、シグナルが“騙し”となりつつある可能性があります。筆者としては、次の浅い戻り局面で追加の戻り売りを狙う予定です。今週後半は、1040〜1060万円への戻りを意識した展開を想定します。
■ちょっとしたショートカバーを待つ

出所:SBIVCトレード(PCブラウザ・トレーダーモード)
BTC/JPY 4時間足チャートの分析です。高値を切り下げる動きが続き、ここ数日は小動きの展開となっています。SMA90(青)付近までの戻りを期待し、このテクニカルを根拠に戻り売りを追加していく方針です。
また海外デリバティブ市場のポジション比率を見ると、買いポジションが徐々に積み上がりつつある一方、売りポジションも一定レベルで膨らんでいます。そのため、いったんショートカバーを挟んでから下落する方がトレードしやすいと考えています。現状は焦らず、もう少し戻りを待つ局面とみています。
■ ETHはDeFiサービス焦げ付きのリスクオフ待ち

出所:SBIVCトレード(PCブラウザ・トレーダーモード)
ETH/JPY 4時間足チャートの分析です。三角保合を形成中で、上限ラインとSMA90(青)が近い位置にあります。31万円前後からの戻り売りは機能しやすいと考えます。
週後半に再度この水準まで戻す場面があれば、売りを狙いたいところです。2022年と同様に、DeFi周辺で焦げ付き(破綻・資金繰り悪化)を示すサービスや企業が表面化し、リスクオフが強まる可能性を個人的には警戒しております。よってETHも戻り売り優先で考えたいと思います。
■ SOLは1万円方向を意識し、売り目線

出所:SBIVCトレード(PCブラウザ・トレーダーモード)
SOL/JPY 4時間足チャートの分析です。ETHと似た形状で、上値の重い展開が続いています。三角保合の上限ラインとSMA90(青)を意識し、同様に戻り売りを狙います。
13,000〜13,500円付近からの売りを意識し、1万円方向をターゲットとしたトレードを行う予定です。MACDはプラス圏に浮上したものの、0.00ライン付近まで戻ってきています。あと数日、横ばいレンジが続けば、次のブレイクに向けたエネルギーも貯まりやすいでしょう。
なお、現局面で重要なのは、上下いずれにもデリバティブポジションが積み上がっていくことです。特に押し目買いが厚く溜まると、相場が崩れた際の下落余地(清算ドリブンの下げ)が増幅しやすくなります。筆者は、その“溜まり”を確認しつつ、戻り局面を待ちたいと考えています。
金融市場全体でキャッシュに戻る動きが目立ってきました。米株式市場が本格的に崩れてくると、暗号資産の下落も最終局面に入りやすいとみています。セリングクライマックス的な値動きも意識しつつ、引き続き下方向への警戒を優先したいと思います。
■ 全体まとめ
• BTCは週足で下落基調が継続。平行チャネル下抜け後、200週線方向への下押しを警戒。
• 日足MACDはゴールデンクロスも、反落が続き“騙し”の可能性。戻り局面(1040〜1060万円)は戻り売り目線。
• 4時間足では小動きだが高値切り下げ継続。ショートカバーを挟んだ戻りを待って売りを組み立てたい。
• ETHは31万円前後が戻り売り候補。DeFi周りの焦げ付きが顕在化すると、リスクオフが加速する可能性。
• SOLは13,000〜13,500円を戻り売り候補とし、1万円方向を意識。デリバティブのポジション積み上がりにも注意。
• 市場全体で現金(キャッシュ)回帰が進行。米株の崩れが本格化すれば、暗号資産もセリングクライマックスを含む最終局面に入り得る。
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