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77日前
IMF、エルサルバドルが2月以降ビットコイン購入を停止と明らかに

IMF(国際通貨基金)が15日に公表した新たなレポートによると、エルサルバドルは25年2月以降、ビットコイン(BTC)を新たに購入していない。
この情報は、ナジブ・ブケレ大統領が長年公言している政府による1日1ビットコインの購入と真っ向から矛盾している。
このIMFの調査結果は、エルサルバドルが24年12月に14億ドルの借入契約を締結して以来初となる、同国のビットコイン・プログラムに関する正式なレビューに含まれている。
●IMFがエルサルバドルのビットコイン改革を称賛、政策転換確認
中央銀行総裁のダグラス・パブロ・ロドリゲス・フエンテス氏と財務大臣のヘルソン・ロヘリオ・ポサダ・モリーナ氏が署名したこの書簡では、「公的部門が保有するビットコインの量は変化していない」ことが確認される。
このIMFのレポートでは、エルサルバドルがビットコイン関連サービスへの公的な関与を縮小する動きを見せていることも明らかになった。大きな変化の1つは、国営デジタル資産プラットフォームのチーボ・ウォレットの役割を縮小し、最終的には25年7月までに活動を停止することだ。
かつて同国のビットコイン採用の目玉として推進されていたチーボ・ウォレットは公的な管理を終了することになる。ウォレットは運営を続けるが、完全に民営化され政府資金での運営ではなくなる必要がある、とIMFは明言した。
このレポートでは、オンチェーン活動はウォレット間でのビットコインの移動を示しているが、これらは新規取得ではないとされた。代わりに、これらの取引はコールド・ウォレットとホット・ウォレット間での内部的な移動を反映している。
IMFは、これらの動きがエルサルバドルのビットコイン活動の「誤解」を招いたと強調した。同機関はさらに、準備金の再配分や合法な押収を通じて得た資産は国によるビットコイン購入には該当しないと論じた。
エルサルバドル・ビットコイン事務所によると、同国は現在6244ビットコイン、約7億4200万ドル相当を保有している。
一部の報道では先週からの8ビットコインの増加が示唆されるが、IMFはこれは新規購入ではなく技術的な会計処理によるものだとしている。
IMFは、財政リスクの軽減と透明性の向上を理由にビットコイン政策の見直しを高く評価している。IMFは、これらの措置は同国におけるインフレの安定化やマクロ経済的安定性の回復に寄与すると述べた。
●公式対オンチェーン:エルサルバドルの財務にまつわるビットコインの謎
国家によるビットコイン準備金への大衆の関心は高まっているが、IMFはエルサルバドルに対し、ビットコインを通貨ではなくリスクのある金融資産として取り扱うよう促している。
合意の一環として、ビットコインは義務的な法定通貨とは見なされなくなった。
エルサルバドル政府は依然として「サトシを積み上げている」と主張しているが、IMFの声明はそうではないことを示している。この解釈の違いは、国家によるビットコイン保有に関する広範な議論を呼んでいる。
アーカムのような企業を含む一部のブロックチェーン・アナリストは、バイナンスやビットフィネックスなどの取引所からエルサルバドル政府と繋がりがあるとされるアドレスへの1日1ビットコインの送金を確認している。しかし、これが公式な購入なのか私的な取引なのかは不明なままだ。
他の政府や企業は保有ビットコインを増やし続けている。日本のメタプラネットは最近、9360万ドルで797ビットコインを取得した。同社は8日、暗号資産サービス拡大のためデジタル銀行を買収する計画を公表した。
一方、フランスのブロックチェーン・グループと英国のスマーター・ウェブ・カンパニーは、計340枚超のビットコインを追加取得した。最初のビットコイン財務企業であるストラテジーは、25年第2四半期に140億ドルの未実現利益を計上した。
これらの国際的なトレンドと比較し、エルサルバドルの静かな停滞は変化を示している。IMFはコンプライアンスを確認するために、9月と12月にさらなる調査を行う予定だ。
現在、エルサルバドルの公的なビットコイン残高は変化しておらず、政府資金による新たな購入は行われていないように見える。IMFは、同国は合意を順守していると述べているが、ブケレ政権はこれとは異なる発言をしている。
ビットコイン価格が過去最高値に近づく中、公式な報告とオンチェーンの推測との乖離は拡大する可能性が高い。国家による暗号資産戦略の未来を形成する上で、今後数カ月間が重要な時期になるかもしれない。
(イメージ写真提供:123RF)
https://cryptonews.com/news/1-btc-per-day-is-over-imf-reveals-el-salvador-halted-bitcoin-buys-since-february/
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