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220日前

ペイパル、米国の法人向けに暗号資産の購入サービスを開始へ

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 世界的な決済大手のペイパル(Paypall)は、米国の法人口座の顧客に対し、口座から直接暗号を購入、保有、売却できるようにすると発表した。

 この動きは、法人顧客がますます暗号資産サービスの利用を求めるようになっていることを受けたものだ。

 さらに、ペイパルは、主流の法人業務への暗号資産の適用範囲を拡大することを意図している。

 だが、ニューヨーク州では、法人口座の機能は利用できないと発表されている。

 ペイパルとその傘下の個人間送金アプリのベンモ(Venmo)は、20年に初めて一般顧客による暗号資産管理を可能にした。

 その後、同社は「暗号資産の利用を増やすため、継続的に重要な段階を踏んできた」と発表した。

 「企業経営者に、個人利用者が利用できるのと同じ暗号資産機能を望む声が高まっている。

 私たちは、この新しいサービスを提供することで、その需要に応え、デジタル通貨を簡単に利用できるようになることを喜ばしく思っている。」

●法人は暗号資産をオンチェーンで第三者ウォレットに送金可能

 同社はまた、この新機能によって、法人口座が第三者のウォレットに暗号通貨をオンチェーン(ブロックチェーン上に記録される取引)で送金できるようになるとも述べている。

 「ペイパルの法人口座保有者は、対応する暗号資産トークンを外部のブロックチェーンアドレスと送受信できるようになった」と同社は語った。

 先月、Crypto.comはペイパルと協力し、米国の利用者が暗号資産購入に利用できるようにした。

 Crypto.com(クリプトドットコム)とともに、ペイパルのステーブルコインは、Bitstamp(ビットスタンプ)、Coinbase(コインベース)、Kraken(クラーケン)を含むその他いくつかの取引所でも利用可能である。

 ペイパルは23年、米ドル建てのネイティブ・ステーブルコイン(PYUSD)の発行を開始した。

 米国で認可されたPaxoss Trust Companyによって発行されたPYUSDは、厳格な法令遵守とセキュリティ基準の恩恵を受けており、デジタル取引において信頼できる選択肢となっている。

 当初、PYUSDはイーサリアム(ETH)上のERCー20トークン(イーサリアムブロックチェーンと互換性を持つ暗号資産を作るための規格)として導入された。

 しかし最近、柔軟性と制御性を高めるためにソラナ(SOL)上で利用できるようになった。

 実際、ペイパルのPYUSDはソラナ上での流通量がイーサリアムのそれを上回っている。

(イメージ写真提供:123RF)

This story originally appeared on cryptonews.com.

提供:ウエルスアドバイザー
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