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33日前
イーサリアム、レイヤー2とトークンのインフレで投資魅力が低下とベンチャーキャピタリストが指摘

時価総額第2位の暗号資産イーサリアム(ETH)は、その長期的な投資魅力に疑問を呈する一部の投資家やアナリストからの批判を集めている。
キャッスルアイランドベンチャーズの暗号資産ベンチャーキャピタリスト、ニック・カーター氏は、レイヤー2(L2)拡張ネットワークの台頭と無制限のトークン発行という、イーサの価値を低下させる2つの重要な問題を指摘した。
Xへの3月28日の投稿で、カーター氏は「貪欲なEth L2」がイーサリアムのベースレイヤーから価値を吸い上げている一方で、ほとんど還元していないと主張した。
●カーター氏、イーサリアムのトークン肥大化を衰退の原因に
同氏はまた、イーサリアムコミュニティが過剰なトークン生成を容認していることを批判し、「ETHは自らのトークンの雪崩に葬られた。
自らの手で死んだ」と述べた。
同氏のコメントに続き、レッカー・キャピタルの創設者であるクイン・トンプソン氏も同様に厳しい評価を下し、イーサリアムは投資対象として「完全に死んだ」と断言した。
トンプソン氏は、ブロックチェーンプラットフォームとしての有用性にもかかわらず、ETHがもはや強力な投資ケースを提供しない兆候として、取引活動の減少、ユーザー数の減少、ネットワーク収益の減少を挙げている。
最近の市場データは、彼らの懸念を裏付けているようだ。
コインマーケットキャップによると、イーサは現在1894ドル前後で取引されており、過去1週間で5%以上下落している。
ETH/BTC比率も0.02260まで下落し、トレーディングビューのデータによれば、過去約5年間で最低の水準となっている。
2024年9月、カーター氏は、L2がイーサリアムのベースレイヤーに貢献することなく、ユーザーの動きと収益を獲得したため、イーサリアムの手数料収入が6カ月間で99%急落したと警告した。
シネアムヘイン・ベンチャーズのパートナーであるアダム・コクラン氏のように、イーサリアムの中核プロトコルを支えるため、インセンティブを再編成することを目的とした、ベースド・ロールアップのような解決策を提案する者もいる。
かつては25年までに1万ドルの資産となる可能性があると見られていたイーサだが、その見込みは薄らいでいる。
スタンダード・チャータードは最近、予測を下方修正し、25年の目標を4000ドルに引き下げた。
同行のグローバルデジタル資産調査責任者であるジェフリー・ケンドリック氏によると、Baseのようなプラットフォームは現在、イーサリアムのエコシステム内から大きな利益を生み出しており、これが見通しの修正につながったという。
●イーサリアムの燃焼率が史上最低を記録
イーサリアムのネットワーク活動は最低を更新し、3月23日にはわずか53.07ETH(約10万6000ドル相当)が燃焼され、EIPー1559で手数料燃焼メカニズムが導入されて以来、1日の燃焼量が最低となった。
21年に実施されたEIPー1559のアップグレードは、各取引で基本手数料を燃焼させることで、取引手数料を簡素化し、ETHの供給量を減らすことを目的としていた。
使用量が多い時期には、EIPー1559メカニズムはイーサリアムをデフレにする可能性がある。
しかし、現在のネットワーク状況はそうではないことを示唆している。
ウルトラサウンドマネーの最新データによると、イーサリアムの供給量は現在、年間0.76%増加すると予想されている。
低い燃焼率は、オンチェーン活動の低下と一致している。
稼働アドレス、新規アドレス作成、取引回数、1日の取引量などの指標はすべて、ここ数週間で大幅に減少している。
こうした傾向は、特にレイヤー2ネットワークや、手数料を抑えてより高速な取引を提供する代替ブロックチェーンとの競争が激化する中、イーサリアムにおけるユーザーのエンゲージメントが鈍化していることを懸念させる。
(イメージ写真提供:123RF)
https://cryptonews.com/news/vc-blames-layer-2s-and-token-inflation-for-ethers-waning-investment-appeal/
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