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2日前

ミームコイン作成プラットフォームの「Pump.fun」がわずか12分で6億ドルを調達

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 ユーザーがミームコインを作成できるプラットフォームである「Pump.fun」が、12日にわずか12分で6億ドルの調達に成功した。

 この迅速な資金調達は、これまでで最大規模のイニシャル・コイン・オファリング(ICO)の一つにランクされ、世界最大の暗号資産(仮想通貨)であるビットコイン(BTC)が史上最高値を更新したわずか1日後に実現した。

 ソラナ(SOL)ブロックチェーン上で運営されるPump.funは7月9日、X(旧ツイッター)を通じて1500億トークンを1枚0.004ドルで販売する計画を発表した。

●公開販売に先立ち1800億トークンが個人投資家に売却

 公開販売に先立ち、1800億トークンのブロックが既に同価格で個人投資家に売却されていた。

 共同創設者のアロン・コーエン氏がブルームバーグ・ニュースに数字を確認したところ、現在の総調達額は13億2000万ドルに達している。

 注目すべきことに、規制上の制約により米国と英国拠点の投資家は参加を禁止された。

 この大規模な売却がより広範なミームコイン市場を圧倒するかもしれないという暗号資産投資家の間での初期の懸念にもかかわらず、業界関係者は動じていない。

 暗号資産ファンドのスプリット・キャピタル創設者ザヒール・エブティカル氏は、この分野を特徴づける感情の極端な変動について言及した。

 「人々は最大の恐怖から最大のFOMO(見逃しへの恐怖)に非常に素早く移行する」と同氏はブルームバーグに語り、売却に参加しようと急ぐ購入者の突然の殺到に言及した。

 ミームコインは、インターネット文化と金融を融合させることで暗号資産分野でニッチを切り開いてきた。

 ジョークやバイラルミーム、有名人の支持などと結び付くことが多く、個人投資家と専門家の両方から注目を集めている。

 ドナルド・トランプ米大統領でさえ、1月の2度目の就任式直前に独自のミームコインを立ち上げ、このトレンドの広がりを強調した。

 コーエン氏、ノア・トゥイードル氏、ディラン・カーラー氏によって設立されたPump.funは、2024年のデビュー以来、特にソラナ上での暗号資産のミームコイン活動の急増を支える主要プレーヤーとして浮上した。

 同社広報担当者によると、同プラットフォームは数十億ドルの投資を集め、約8億ドルの収益を生み出している。

 その成功は、18年初頭に月約30億ドルでピークに達した後、規制取り締まりと注目度の高い詐欺で人気が低迷した資金調達手法であるICOのより広範な復活を反映している。

 Pump.funは、トークンが売却終了から48~72時間後に取引可能になると発表した。

●Pump.funがコルスキャンを買収

 先週(6日〜)、Pump.funはオンチェーン取引の革命を目指し、ウォレット追跡ツールのコルスキャンの買収を発表した。

 この統合により、コルスキャンの分析機能とPump.funのソーシャル取引機能が融合され、透明性、ウォレット追跡、コピー取引機能が強化される。

 共同創設者のアロン・コーエン氏は、取引は「ソーシャルスポーツ」であると強調し、エコシステム内での成功を推進する上でのコミュニティと共有された洞察の重要性を強調した。

 この取引の一環として、この追跡ツールの全機能がユーザーに無料で提供される。

 Pump.funは既に数万人のユーザーを惹きつけており、追跡ツールを活用してコミュニティと影響力を拡大し、スケーラブルな暗号資産ソーシャルメディアプラットフォームの構築を意図している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/meme-coin-mania-pump-fun-raises-600-million-in-just-12-minutes/

This story originally appeared on cryptonews.com.

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