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12日前

スイスの暗号資産銀行AMINA、リップルのステーブルコイン「RLUSD」を導入

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 スイス中部のツークに拠点を置く暗号資産(仮想通貨)銀行のAMINAが、リップル社のステーブルコイン「RLUSD」を採用したと発表した。まずはカストディおよび取引サービスを提供する。

 AMINAは、クリプトニュースに提供した声明の中で、RLUSDに直接対応した世界初の銀行になったと述べた。同行は、今後数カ月間でサービスを拡大する予定だ。

 AMINAバンクのマイルズ・ハリソンCPO(最高プロダクト責任者)は、「RLUSDに対応する最初の銀行となり、市場で最も期待されているデジタル資産の1つへのアクセスを顧客に提供することを誇りに思う」と述べた。

 スイスのFINMA(金融市場監督機構)の認可を受けたAMINAは最近、収益が69%急増したと報告しており、スイスで最も急成長している暗号資産銀行としての地位を固めている。

 機関の需要に後押しされ、同行はAUM(運用資産)も136%増の42億ドルとなった。AMINAはアブダビのFSRA(金融サービス規制庁)と香港のSFC(証券先物委員会)からの認可も得ている。

 AMINAは、必要な規制上の保護策を備えた上で、顧客がRLUSDのエコシステムにアクセスできるようになると付け加えた。

●RLUSD、機関レベルのステーブルコインとしての評価受ける

 リップル社は24年12月、米ドル預金、政府債、現金同等物に完全に裏付けられ、1RLSUD=1ドルでの価格の安定が確保されたRLUSDの立ち上げを発表した。

 RLUSDは、最も急成長しているステーブルコインの1つだ。さらに、同トークンはジェミニ、クラーケン、ビットゲットなどの主要取引所に上場され、立ち上げ以来100億ドルの取引を処理している。

 同ステーブルコインは1月以降イーサリアム(ETH)上での供給量が4倍となっており、流通量の大半が同ネットワークに存在している。また、セキュリティ機能によって、RLUSDは機関投資家にとって魅力的なものになっている。

 RLUSDの時価総額は4億6929万ドルに達しており、時価総額で見て164位の暗号資産プロジェクトである。

●リップル社、FRBのライセンス申請-リップル社のステーブルコインの効率性向上?

 別の大きな動きとして、リップル社は2日、OCC(米通貨監督庁)に国法銀行免許を申請した。

 同社はさらに、FRB(米連邦準備制度理事会)にマスター・アカウントを申請した。これは、米国の中央銀行システムへのアクセス権を与えるものだ、とリップル社のブラッド・ガーリングハウス氏は述べた。

 「このアクセスにより、RLUSDの準備金を直接FRBで保有可能になり、将来にわたるRLUSDの信頼のためのさらなるセキュリティがもたらされる」

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/amina-bank-integrates-ripples-stablecoin-rlusd/

This story originally appeared on cryptonews.com.

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