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135日前

暗号資産の「恐怖と貪欲指数」が70に低下、米大統領選以降で初

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 23日、暗号資産市場の心理的脈拍を測定する「恐怖と貪欲指数(Fear & Greed Index)」が70となり、11月の米大統領選でドナルド・トランプ氏が勝利して以来、最低水準まで低下した。

 「恐怖と貪欲指数」は、極度の恐怖を示す0から、極度の貪欲を示す100までで、低ければ売られ過ぎ、高ければ買われ過ぎとされる。

 この指数はトレーダーや投資家が、市場が恐怖と貪欲のどちらによって動かされているかを判断するのに役立ち、売り買いの判断の指針となる。

●恐怖と貪欲指数はトランプ氏当選後の最高値から低下

 トランプ氏当選後の数日間、この指数は94まで高騰し、市場の貪欲さのピークと潜在的な過大評価を示していた。

 この最高値は、ビットコインが12月17日に史上最高値を記録するより前であった。

 現在、指数が70まで低下したことは、投資家が過度な自信を持ち続けているものの、その傾向はそれほど強くなく、依然として貪欲主導の市場を反映している。

 この変化はまた、一部の投資家の間でリスク認知がわずかに高まっていることを示している。

 90になると、欲に駆られて無制限に利益を追求することが多くなるが、70になると、投資家は潜在的な調整や バブルに対する警告に注意を払うようになる。

 現在、ビットコインは9万5488ドル前後で取引されており、先週は8%以上下落している。

 ビットコインの価格は投資家心理を反映することが多く、貪欲さが利益への期待を高めると急上昇し、不安が売りを促すと急落する。

●クリスマス休暇中のビットコインに明確なパターンはない?

 Unity Walletの最高執行責任者(COO)であるジェームス・トレダノ氏は、ビットコインのクリスマスシーズンの動きについてアドバイスを行った。

 同氏は、ビットコインの不安定さと水の恒常的な湿り気を並列に描き、水が常に湿っているように、ビットコインも常に不安定であると述べた。

 「ビットコインの動向は常にまちまちで、年末から年明けにかけては、明確なパターンはない」と同氏は述べた。

 「新年に価格が上昇することもあれば、下落することもある。

 つまり、歴史的に見ると、ビットコインはクリスマスと新年に典型的な混合行動を示すと言える 。」

 同氏は、流動性の低下は不安定度を増幅させるかもしれないが、機関投資家の大きな関与がないことは、逆に価格を安定させる可能性があることを明らかにした。

 しかし、マクロ経済的なニュースや市場のカタリスト(相場の変動を誘発する材料やきっかけ)が急変の引き金となる年は例外である。

 「今年は、2024年のETF承認、トランプ要因とその他のマクロの動向を受けて、投資家心理に大きく左右される。

 予期せぬニュースが変動を再燃させない限り、比較的静かな期間が続く可能性がある。

 しかし、1月20日に親ビットコインのトランプ氏がホワイトハウスに戻ることを考えると、すぐにまた多くの値動きが期待できると思う」と付け加えた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/crypto-fear-greed-index-hits-lowest-mark-since-donald-trump-win/

This story originally appeared on cryptonews.com.

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