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99日前

Cboe BZX、発行体に代わって4つのソラナ現物ETFの申請を再提出

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 Cboe BZXが、米国で現物のソラナ(SOL)に連動するETF(上場投資信託)の上場承認を目指す資産運用会社4社の申請を再提出した。

 この動きは、前回の申請をSEC(米証券取引委員会)が24年末に却下したことを受けたものだ。

 Cboe BZXは28日、ビットワイズ、ヴァンエック、21シェアーズ、カナリー・キャピタルに代わって19b-4申請を再提出し、規制上の審査手続きが事実上再開した。

●SEC、暗号資産により好意的な姿勢に

 現在マーク・ウエダ委員長代行の下で動いているSECが暗号資産(仮想通貨)により好意的な姿勢を採用する中で、この再申請が行われた。

 承認された場合、米国の証券取引所で入手できる現物ETF商品を有する暗号資産として、ビットコイン(BTC)およびイーサリアム(ETH)にソラナETFが加わることになる。

 XRP(XRP)、ライトコイン(LTC)、ドージコイン(DOGE)などの他のデジタル資産もETF申請の対象となっており、発行者らはSECに暗号資産基盤の投資商品を拡大する意欲があるか試している。

 ブルームバーグのETFアナリストであるエリック・バルチュナス氏は、申請が積極的に審査されていると伝えられているため、次に規制上の承認を受けるのはライトコインETFになる可能性があると述べた。

 JPモルガンによると、現物ソラナETFは1年目に30億-60億ドルの純資産を集める可能性がある。

 ヴァンエックは、23年6月にソラナETFを初めて申請し、21シェアーズ、カナリー・キャピタル、ビットワイズ、グレースケールがこれに続いた。

 過去の暗号資産関連政策の破棄といった新政権下でのSECのアプローチの変化は、より幅広い機関によるデジタル資産の採用が始まる可能性を示唆している。

 へスター・ピアース委員は現在、デジタル資産規制の体系化された枠組みを開発するために新たに結成された暗号資産作業部会を率いている。

●タトル・キャピタル、レバレッジ型暗号資産ETF10件の承認求める

 タトル・キャピタル・マネジメントはつい最近、人気のミームコインに紐づけられたファンドを含む、暗号資産基盤のレバレッジ型ETF10件を申請した。

 アナリストらは、これらの申請はトランプ時代の暗号資産に好意的な規制当局の下でSECの限界を試すための戦略の一環だとしている。

 提案されたETFには、ミームコインのオフィシャル・トランプ(TRUMP)やメラニア・ミーム(MELANIA)といった原資産の2倍のリターンを目指すレバレッジ型のファンドも含まれる。

 これらの申請では、XRP、ソラナ、ライトコイン、チェーンリンク(LINK)、カルダノ(ADA)、ポルカドット(DOT)、BNP、ボンク(BONK)といった主要暗号資産のETFも提案されている。

 セイファート氏はX(旧ツイッター)へのポストで、「これは、発行者がSECの認可の限界を試している事例だ」と述べた。

 同氏は、へスター・ピアース委員が率いる新設の暗号資産作業部会によって、SECの回答が形成される可能性が高いと付け加えた。

 暗号資産支持の姿勢で知られるピアース氏は、どのETFを承認するかを決める上で重要な役割を果たすと期待されている。

 オスプレイ・ファンズとREXシェアーズは21日、ドージコイン、オフィシャル・トランプ、ボンクといったミームコインのETFを提供する規制上の計画を提出した。

 さらに、オスプレイ・ファンズは最近、ビットワイズの買収取引が失敗に終わった後、オスプレイ・ビットコイン・トラスト(OBTC)を現物ビットコインETFに転換する計画を発表している。

 米国では現在、32件のビットコインETF(うち11件が現物ETF)が取引されており、暗号資産ETF市場は拡大を続けている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/cboe-bzx-exchange-resubmits-filings-for-four-asset-managers/

This story originally appeared on cryptonews.com.

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