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23日前

米民主党のウォーレン上院議員、“米ステーブルコイン法案”を「暗号資産腐敗法案」と非難

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 エリザベス・ウォーレン上院議員(民主党)は5月19日、上院の議場でドナルド・トランプ米大統領の暗号資産ベンチャーを批判し、「暗号資産の不安定性が引き起こす金融崩壊」に直面する可能性があると米国民に警告した。

●ウォーレン氏、金融崩壊を警告

 ウォーレン氏は、19日に上院で行われたGENIUS法の手続き上の採決に先立ち、トランプ氏関連のワールドリバティファイナンシャルのUSD1ステーブルコインのローンチに続き、議会が現職米大統領の暗号資産「腐敗」を「幇助」していると批判した。

 「GENIUS法は、ステーブルコインの市場規模とUSD1の普及と収益性を超高速化することで、 トランプ大統領の腐敗を加速させるだろう。」

 「そして、アメリカ史上初めて、我々の大統領であるトランプ氏が、彼自身の金融商品の監督者となる。」

 民主党議員は、この法案の欠点として、国家安全保障、金融の安定性、消費者保護を弱める可能性を挙げ、「将来の金融崩壊に直結しかねない」と主張した。

 「間違ってはならない。

 間違いなく、私たちは今後数年のうちに、再び金融危機に見舞われるであろう」と、ウォーレン氏は語った。

 「そして、暗号資産の価値が再び乱高下するのは間違いない。

●トランプ大統領の暗号資産とのつながりが注目

 GENIUS法は19日、66対32の手続き投票により上院で可決された。

 トランプ大統領とブロックチェーン分野とのつながりへの懸念が高まる中、民主党議員の抵抗により法案が前進を得られなかった、わずか2週間後のことだった。

 5月初めには、アブダビを拠点とする投資会社MGXとバイナンスの取引をまとめるためにUSD1が使用されるとの報道が流れ、民主党と共和党の政治的対立が激化した。

 さらに、トランプ大統領は22日、自身のミームコインである$TRUMPの上位220人の投資家を招いた特別晩餐会を開くことで、民主党議員をさらに呆れさせた。

 下院金融サービス委員会のマキシン・ウォーターズ委員(民主党)は、トランプ大統領の「暗号資産所有」と連邦政府機関の監督に抗議し、5日の合同公聴会から退席した。

 しかし、19日の手続き投票の結果、法案はメモリアルデー後の上院本会議での採決に進むこととなる。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/warren-genius-act-crypto-corruption-trump-collapse/

This story originally appeared on cryptonews.com.

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