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192日前

米大統領選で暗号資産界のリーダーらがさらに数十億ドルの富を獲得

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 11月の米大統領選に数千万ドルをつぎ込んだ暗号資産(仮想通貨)界の大物らが、既に数十億ドルもの富を得ている。

 コインデスクの報道によると、米大統領選の選挙結果は暗号資産企業のリーダーらに莫大な富をもたらした。例えば、コインベースのブライアン・アームストロングCEO(最高経営責任者)は、11月5日の選挙後に自社株式を売却し、大金を得ている。

 アームストロング氏が株式売却だけで1億2900万ドルを得た一方で、コインベースの市場価値は210億ドル急増した。さらに、同氏のコインベースの持株は選挙後20億ドル近く増加しており、現在は64億ドル相当になっている。

 コインベースは、選挙前に初めてスーパーPAC(特別政治活動委員会)のフェアシェイクへの2500万ドルの寄付を発表した。報道によると、コインベースとアームストロング氏は計7400万ドルを寄付している。これは、リップルとa16z(アンドリーセン・ホロウィッツ)による寄付に匹敵する。

 「アームストロング計画」によると、同氏はまだコインベースの10%と約2400万株を信託で保有していることが、SEC(米証券取引委員会)の最近の提出文書で明らかになった。

 アームストロング氏は選挙前のXのポストで、自身の株式売却は多角化計画の一環であり、前人未到の事業に投資するためのものだが、残りの大半の株式は保持していると説明していた。

●リップルとa16z、選挙後に利益

 さらに、リップルのブラッド・ガーリングハウスCEOも、ネイティブ・トークンのXRP(XRP)が選挙後に1XRP=0.50ドルから2.32ドルに急騰したことで、大きな利益を得た。

 コインマーケットキャップのデータによると、XRPは過去30日間で54.7%上昇している。これにより、同通貨の時価総額はデジタル資産の中で第3位に浮上した。

 ガーリングハウス氏はコインデスクに対し、「暗号資産市場は、トランプ氏の勝利後1兆ドル超上昇している」と述べた。

 リップルは7300万ドルを、a16zは7000万ドルを寄付した。これには、26年の次の選挙に持ち越された金額も含まれる。

 コインデスクの報道によると、ガーリングハウス氏はリップルの6%超と、非公開だが大量のXRPを保有している。また同氏は、米国有数の富豪に名を連ねている。

 今回の選挙で、ガーリングハウス氏が保有するXRPは、価格上昇により3倍超になった、と同紙は付け加えた。この結果、同氏の個人資産も大幅に増加している。

 一方、a16zのマーク・アンドリーセン氏とベン・ホロウィッツ氏は、暗号資産企業の株式を多数所持している。両氏の保有額は、選挙日以降に米国の政治活動に捧げた金額を上回っている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/us-election-benefitted-crypto-leaders-additional-wealth-report/

This story originally appeared on cryptonews.com.

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