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25日前

トランプ一族の暗号資産プロジェクト、77万ドル超相当のSEIトークンをポートフォリオに追加

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 トランプ・ファミリーが支援する暗号資産(仮想通貨)イニシアチブのワールド・リバティ・ファイナンシャル(WLFI)が、保有資産に489万枚のセイ(SEI)(約77万5000ドル相当)を追加した。

 ブロックチェーン分析会社アーカム・インテリジェンスが調査したオンチェーン・データによると、この購入はWLFIの取引ウォレットの1つで12日に実施され、同プロジェクトの主要ウォレットから送金されたUSDコイン(USDC)が資金源となった。

 このウォレットはこれまで、様々なアルトコインの保有に使われてきた。

●トランプ氏支援のWLFI、SEIの追加で多様な暗号資産ポートフォリオを拡大

 WLFIのポートフォリオには、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)といった主要な暗号資産に加え、トロン(TRX)、オンド・ファイナンス(ONDO)、アバランチ(AVAX)、そして今回のSEIといったアルトコインが含まれている。

 ブロックチェーン調査会社のルックオンチェーンによると、WLFIはこれまで、11種類のトークンの取得に3億4600万ドル超を費やしている。

 しかし、同プロジェクトはまだ保有資産から利益を得ていない。

 12日時点で、WLFIのポートフォリオ全体は1億4580万ドル減少しており、保有ETHだけで1億1400万ドル超の損失となっている。

 今回のSEI取得は、トランプ・ファミリーの暗号資産市場への関与について憶測が広がる中で行われた。

 エリック・トランプ氏は2月3日にX(旧ツイッター)に投稿し、「ETHを追加する好機だ」と語った。

 この投稿はその後編集され、「後できっと感謝する」というフレーズが削除された。

 コインゲッコーによると、このツイート後、ETHは1ETH=2879ドルから1611ドルへと約55%の大幅な下落となった。

●WLFIのステーブルコインであるUSD1のロゴ、コインベース、バイナンス、コインマーケットキャップにひっそりと表示

 関連する動きとして、WLFIが発行予定のステーブルコインであるワールド・リバティ・ファイナンシャルUSD(USD1)の非公式のロゴと思われるものが、コインベース、バイナンス、コインマーケットキャップなどのプラットフォームに登場した。

 WLFIはこのブランド戦略について正式な声明を出していないが、観測筋は段階的導入の兆候である可能性があると考えている。

 WLFIは7日、適格なWLFI保有者へのUSD1の試験的エアドロップを行う案を発表した。

 この案によると、WLFIは広範な立ち上げの前にUSD1の認知度を高めるつもりだ。

 米国債で裏付けられ、カストディアンのビットゴーが管理するこのステーブルコインは、規制されたドル連動のデジタル資産を確立するためのWLFIの活動の一環だ。

 ステーブルコイン分野におけるWLFIのプレゼンス拡大は、議員らの目にも留まっている。

 米下院金融サービス委員会前の2日の公聴会で、民主党のマキシン・ウォーターズ議員は、トランプ氏が連邦の取引でUSD1を米ドルの代わりにしようとしているかもしれないとの懸念を示した。

 フレンチ・ヒル委員長もこの意見に同調し、「米大統領がステーブルコイン事業を所有することを阻止するための努力がなされないならば、私はこの法案に賛成できないし、他の議員にも賛成しないよう求める」と警告した。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/trump-linked-crypto-project-wlfi-adds-775k-in-sei-tokens-to-its-portfolio/

This story originally appeared on cryptonews.com.

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