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149日前

サークルとバイナンス、USDCと暗号資産の普及促進のため提携

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 ステーブルコイン提供会社のサークルと暗号資産(仮想通貨)取引所のバイナンスが、米ドルに裏付けられたステーブルコインであるUSDコイン(USDC)とデジタル資産の普及拡大のための新たな提携を発表した。

 両社は共同発表の中で、バイナンス利用者に対するUSDコインの恩恵を最大化するための重要な技術、流動性、その他のツールを提供することで、サークルがバイナンスを支援すると述べた。両社は、ステーブルコインの利用を促進するために主流の金融機関や営利企業と新たな関係を構築する狙いだ。

●協力してステーブルコインを支援

 この業界大手2社の協力は、ブロックチェーン基盤の金融サービスの統合を加速し、世界経済におけるステーブルコインの役割の拡大を支援するためのものだ。

 サークルは、USDコインの発行者として2億4000万人の利用者を有し、USDコインの実用性を高めるための巨大なプラットフォームを提供していると述べた。この新たな提携を通じて、バイナンスはその商品とサービスにUSDコインを統合する。同取引所は、会社資金の重要な要素としてもUSDコインを採用する予定だ。

 サークルの会長兼CEO(最高経営責任者)であるジェレミー・アレア氏は、「バイナンスは極めて革新的な企業で、製品品質、イノベーション、利用者中心主義への絶え間ないコミットメントを実証してきた。バイナンスが急速に世界有数の金融スーパー・アプリになる中、USDコインがバイナンスのプラットフォーム上で当たり前の存在になることで、今回の提携はUSDコインにとって大きなチャンスとなる」と述べた。

 USDコインなどのステーブルコインが伝統的金融とブロックチェーン・エコシステムの架け橋としての有用性を証明し続ける中、今回の提携はサークルとバイナンスの両社を世界的イノベーションの最前線に位置付けるものだ。

 バイナンスのリチャード・テンCEOは、「USDコインは世界で最も優れた商品の1つだ。当社の利用者は、新たな取引ペアやキャンペーンなど、USDコインを利用するさらなる機会を得ることになる」と述べた。

●サークル、香港進出の概要示す

 11月には、IPO(新規株式公開)を前にアジアにおけるプレゼンスを強化するため、サークルが香港に進出すると報じられた。サークルはこの動きにより、広範な地域成長計画に沿って、香港をアジアの暗号資産活動の主要拠点にしようとしている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/circle-and-binance-partner-to-boost-usdc-and-crypto-adoption/

This story originally appeared on cryptonews.com.

提供:ウエルスアドバイザー
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