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21日前

ステーブルコインのUSDTがカイアブロックチェーン上で始動、アジアでのステーブルコイン普及を拡大

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 ステーブルコインの発行元であるテザーは、2024年8月にローンチされたレイヤー1ネットワークであるカイアブロックチェーン上に、ネイティブステーブルコインUSDTを展開したと発表した。

 5月7日に発表されたUSDTは、日本のメッセージングアプリLINEのMini Dappsプラットフォームとセルフカストディアルウォレットに統合される。

 「テザーのステーブルコインは、Mini Dappsやその他に力を与え、アジア全域でデジタルドルの実用性の新時代を拓くだろう」とテザーはXに書いている。

 カイアでのUSDTの開始により、LINE NEXTとカイアチェーンはアジア全域でステーブルコインとWeb3の採用を拡大する。

 「ユーザーは、アプリ内決済、国際決済、分散型金融(DeFi)活動のために、使い慣れたLINEの環境内で、Mini DappsでUSDTを利用できるようになる」と公式発表では述べられている。

 さらに、USDTはステーブルコインを利用した機能を含み、ユーザーに 「LINEメッセンジャー内でのシームレスなデジタル資産体験 」を提供する。

●テザー、USDT統合でLINEの1億9600万人のアクティブユーザーを獲得

 この取り組みにより、ユーザーはMini Dapps内でいくつかのミッションを達成することで、USDTで報酬を受け取ることができるようになる。

 さらに、ユーザーはLINEメッセンジャーのアプリ内ウォレットを通じて、ドルペッグされたステーブルコインを直接送受信できる、と同社は発表している。

 「テザーのパオロ・アルドイノ最高経営責任者(CEO)は、「テザーのカイアでの運用開始は、ステーブルコインを数百万人の主流のユーザーが利用できるようにするための新たな一歩だ」と述べた。

 「LINE NEXTのブロックチェーンインフラストラクチャを通じて、2億人以上のLINEユーザーが、日常生活でデジタル資産に簡単に関わることができるようになるだろう。」

 LINE NEXTの最高経営責任者(CEO)であるコ・ヨンス氏は、この採用はアジアにおける 「ドルを基盤としたゲートウェイ」の確立に役立つと主張している。

●テザーは一貫して新しいトークンを鋳造

 今回の統合は、テザーが5月5日にトロンネットワーク上で10億USDTを鋳造した数日後に行われた。

 新しいトークンの鋳造により、トロン上のUSDTの総額は714億ドルに達したと同社は報告している。

 さらに、暗号資産企業は25年第1四半期に10億ドルの営業利益を報告したが、これは米国債保有による力強いリターンが原動力となっている。

 イーサリアムのネットワーク上にはすでに728億ドルのUSDTが存在する。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/tethers-usdt-launches-on-kaia-blockchain-expands-stablecoin-adoption-in-asia/

This story originally appeared on cryptonews.com.

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