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7日前

『金持ち父さん貧乏父さん』の著者が「内戦」を指摘、ビットコイン、金、銀を推奨

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 『金持ち父さん貧乏父さん』の著者であるロバート・キヨサキ氏が、暴力事件と経済の混乱との関連性を指摘し、米国で高まる不安について厳しい警告を発した。

 最近のX(旧ツイッター)への投稿で、キヨサキ氏は「内戦が始まった」と指摘した。「ロサンゼルスの移民局の襲撃は集団暴力に発展する、私たちも世界も、長く暑い暴力的な夏を迎えることになると思う。」

 この発言は、政治的分裂と経済的不安定が拡大するなかでのものだ。

●キヨサキ氏、米国の不安を「第4の転換」による危機周期に関連づける

 キヨサキ氏は、歴史家のウィリアム・ストラウス氏とニール・ハウ氏が「第4の転換」と表現している、社会の構造を再編成する危機の周期と、今回の騒乱を結びつけている。

 この理論によれば、過去の第4の転換期には、大恐慌、第二次世界大戦、南北戦争、アメリカ独立戦争などがある。

 同氏は、現在の大変動は、中央銀行の慣行、特に継続的な貨幣の印刷とインフレ政策に対する国民の反発によって引き起こされると指摘している。

 彼は、こうした政策が国民の富を蝕んでいると主張し、制度的な一種の窃盗であるとしている。

 「問題は、中央銀行が印刷する偽札によって、銀行家が国民の富を盗んでいることだ。」

 そして、この時代は終わりつつあり、人々は別の価値貯蔵手段に目を向けるべきだと付け加えた。

 その解決策として、キヨサキ氏は個人に対し、ハードアセット(金や絵画などの物理的に存在する資産)に投資することで、経済的未来を守るよう促している。

 「健全な貨幣、金、銀、ビットコインは堕落した銀行家から権力を奪う」と彼は指摘する。彼は金と銀を 「神のお金」、ビットコインを 「人々のお金 」と表現している。

 

 キヨサキ氏の最新のコメントは、従来の金融システムは崩壊しているという彼の長年の信念を補強するものだ。

 長引く暴力と社会的混乱への警告の中、彼は個人の金融主権を提唱し、フォロワーに 「自分自身の銀行になる 」こと、そして 「偽札 」を貯めることをやめるよう呼びかけている。

●キヨサキ氏、今後10年間で、ビットコイン100万ドルを予測

 長年のハードアセットの擁護者であるキヨサキ氏は、ビットコインを現代的なインフレヘッジ、そして長期にわたって富を維持するためのツールとみなしている。

 最新の予測で、キヨサキ氏はビットコイン価格が2025年末までに18万ドルから20万ドルに達すると「強く信じている」と述べた。

 今後10年間で、BTCは100万ドル、金は1オンスあたり3万ドル、銀は3000ドルになると見ている。

 注目すべきは、ビットコインの将来に確信を抱いているのは、キヨサキ氏だけではない。

 既報の通り、Bybitのデリバティブ責任者であるシュニェット・ジャン氏は、現在の傾向が続けば、ビットコインは第2四半期末までに12万5000ドルに達する可能性があると予測している。

 同様に、暗号資産アナリストのスコット・メルカー氏は、機関投資家の需要と成熟しつつある市場構造により、ビットコインは25年末までに25万ドルまで急騰する可能性があるとの見方を示している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/robert-kiyosaki-warns-civil-war-has-begun-suggests-bitcoin-gold-and-silver-amid-financial-turmoil/

This story originally appeared on cryptonews.com.

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