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176日前

ビットコインETFに1330万ドルの資金流入、7日連続の資金流出に終止符

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 ビットコインの現物に連動するETF(上場投資信託)は3月12日、1333万ドルの純流入を記録し、7日連続の流出後、大幅に反発した。

 ソーソーバリューのデータによると、この資金流入の増加により、累計の純流入額は354億2000万ドルに達した。

 ビットコインETFが負のモメンタムに直面していた際に、一日の純流入総額が増加した。

 例えば、前日の3月11日には3億7100万ドルの純流出があり、それ以前にも同様の傾向があった。

●ブラックロックのIBITが資金流出

 ブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)は4705万ドルの流出となった。

 フィデリティ・フィジカル・ビットコインETP(プライマリ・ティッカーFBTC)は、流入も流出もなく安定している。

 グレイスケール・ビットコイントラストETFも1181万ドルの小口の流出に直面した。

 一方、ARKB(Ark&2)は8260万ドルの資金流入を記録し、BTC(グレイスケール)は551万ドルの資金流入を記録した。

 BITB、HODL、BRRRといった小規模ファンドの資金流入は小幅で、市場のセンチメントがまちまちであることを浮き彫りにした。

 同日時点で、取引総額は20.1億ドルに達し、現物ビットコインETFの純資産は924.5億ドルで、ビットコイン時価総額全体の5.61%に達した。

 一方、イーサリアムのスポットETFは12日、1040万ドルの純流出となり、最近の相次ぐマイナス流入に拍車をかけた。

 ブラックロック・イーサリアムETF(ETHA)は、流入も流出もなく、42億ドルの安定した累積純流入を維持。

 グレイスケール・イーサリアム・トラストETF(ETHE)は354万ドルの小口の流出を経験し、累積純流入額は6億614万ドルに減少。

 さらに、FETH(フィデリティ・イーサリアムETF)は375万ドルの小幅な流入を記録し、累積純流入額は14.3億ドルとなった。

 ETHW(ビットワイズ・イーサリアムETF)は、流入も流出もなく安定しており、累積純流入額は3億2026万ドルにとどまった。

 同様に、ETHV(ヴァンエック・イーサリアムETF)も流入・流出の動きはなく、1億33639万ドルの累積流入額を維持。

 この日の全イーサリアム現物ETFの取引総額は2億9941万ドル、純資産総額は66億6000万ドルで、イーサリアムの時価総額の2.92%に相当した。

●ビットコイン、価格下落でパニック売りが加速

 オンチェーン分析会社グラスノードによると、1月に史上最高値の10万9000ドルで購入したビットコインの投資家は現在、価格下落に伴いパニック売りをしている。

 同社は、売り圧力が続くとビットコイン価格が7万ドルまで下落する可能性があると警告した。

 グラスノードは、トップバイヤーからの最近の売りは、「深刻な損失認識と緩やかな降伏イベント」につながっていると主張した。

 この傾向は、短期保有者の実現価格(ビットコインを155日未満保有している人の平均購入価格)に現れている。

 同社はまた、短期保有者は7万1300ドルと9万1900ドルの価格水準の間で「深い水面下」にあり、売り圧力が続けば7万ドルが底値になる可能性があると指摘した。

 「この圏内に一時的な底値が形成される可能性は、少なくとも短期的には意味がある」とグラスノードは付け加えた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/bitcoin-spot-etfs-see-inflow-after-seven-days/

This story originally appeared on cryptonews.com.

提供:ウエルスアドバイザー
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