2023/04/05
新規材料待ちの動きが継続
先週のハイライト先週の動き
3月半ばにBTCが1週間で20,500ドル台から28,500ドルに上昇して以降、主要コインはレンジでの動きとなっており、BTCは26,800-28,800ドル台の2,000ドル程度のレンジで推移し、ETHは1,700-1,840ドル内の動きとなっていた。その後火曜日のアジア時間にBTCは一時29,000ドルを超えて29,200ドル近辺まで上昇したが、ストップロスを巻き込むには至らずすぐに戻された。XRPは前週に続いて堅調となり、一時0.58ドル台をつけたのち週末は前週比+10%高の0.51ドル台で終了。最も注目すべきは出来高の減少であり、目先はレンジ相場を見込む向きが強いことと、現在の材料難では新規買いに動く向きが少ないことが示唆されている。
OPECプラスが直近の需要減を受けて日量100万バレルの減産を決定したことは市場参加者にとってはサプライズとなり 、原油価格は前週比6%上昇。一方、グローバルなインフレ圧力が高まるなかで、BTCがインフレヘッジのツールになると考えている人は増えているように見える。
フローデータを見ると、ここ最近の流れを受けてBTCが引き続きETHよりも買い選好が強くなっている。その他コインでは出来高が減少している中DOGE、LTC、SOL、AVAX、BCHが売り越しとなっており、小規模コインでもBNB、NEAR、ATOM、TRXなど売り越しとなっている。唯一の例外はDOTで、大きく買い越しとなった。
暗号資産先物市場では対ドルベーシスが上昇しており、バイナンスの6月限月のBTC先物は4.0%から5.0%程度まで上昇。ETHも4.0%から4.5%程度まで上昇している。一方、CMEの4月限月のBTC先物は引き続き高水準となっており、10.0%~12.0%のレンジで推移している。
暗号資産オプション市場ではBTCの4月限月のATMオプションボラティリティは55%~62%の水準で推移しているが、そのなかでもスポットとの正相関は維持しており、スポットが上昇するとボラティリティもつれて上昇。逆もまた然りとなっている。オプションの取引量自体は前週から低下しているが、3月末で行使期日を迎えた上ストライクのポジションを再構築する動きが見られており、長期保有者のなかではBTCに対する強気な見方が継続している様子が伺える。
今週の展望
今週は米PMI、ADP雇用統計、米雇用統計の発表を控えている。特に米雇用統計が注目されており、非農業雇用者数は前月の31.1万件から24.0万件への減少が予想されている。また原油価格の動向にも注目が集まっており、原油価格の上昇に伴いBTCに買いが入ることも想定される。テクニカル的には特に変化はなく、上値抵抗線は29,000-29,500ドル台、サポートラインは25,500-26,000ドル近辺にとなっている。
(提供:SBIリクイディティ・マーケット。本レポートはグローバルで大きな取引シェアを持つ暗号資産マーケットメイカーのB2C2社のデータを元に、SBIリクイディティ・マーケットが作成しています。)
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