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マーケット情報

2025/07/08

臨時レポート―XRP価格の推移と関連する近年の出来事

目次
・XRPの価格推移
・XRPに関連する近年の出来事
・XRPとは?
・SBI VCトレードが提供するXRPの運用サービス

■XRPの価格推移

XRPは昨年11月にトランプ氏が米大統領選挙で勝利を収めて以降、主要暗号資産の中でも特筆すべき上昇を記録しています(下図参照)。その要因として、長期に渡った米証券取引委員会(以下、「SEC」)との裁判終結、米国政府による暗号資産政策の大転換など様々なものが考えられますが、本レポートではXRPの価格上昇に寄与したと考えられる近年の出来事を時系列に整理いたしました。
XRPを取り巻く環境を整理した上で、ぜひこの機会にXRPの価格推移にご注目ください。また、SBIグループ内で暗号資産交換業を営む「SBI VCトレード」では、XRPの現物取引サービスに加え、積立、貸コイン、レバレッジ取引などの各種運用サービスも提供しておりますので、ご活用いただけますと幸いです。

■XRPに関連する近年の出来事

2023年7月 XRPの証券性を巡るSECとの裁判でRipple社が一部勝訴、米主要暗号資産取引所においてXRPが再上場
2024年8月 対SEC裁判でRipple社有利の判決
2024年10月 XRP現物ETFが初めてSECに申請
2024年11月 米大統領選挙にてトランプ氏が当選
2024年12月 米ドル連動ステーブルコイン「Ripple USD(RLUSD)」がニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)によって承認
2025年1月 トランプ米大統領就任、 ゲンスラー前SEC委員長退任
2025年4月 暗号資産規制の抜本的見直しを標榜するアトキンス氏が新SEC委員長に就任
2025年6月 Ripple社とSEC双方による24年8月判決への上訴取り下げ決定と法廷闘争の終結


<2024年10月以降の主要暗号資産(BTCUSD, ETHUSD, XRPUSD)の価格変動率>

TradingView提供のチャートにて当社作成(2025年7月8日時点)



■XRPとは?
XRPは、オープンソースの分散型パブリックブロックチェーンである「XRPレジャー」上のネイティブな暗号資産であり、2012年のネットワーク稼働時に1,000億XRPが発行されました。
XRPレジャーは独自の Consensus アルゴリズムに基づき、世界中に存在するバリデータの投票を通して取引承認をする仕組みになっており、バリデータの80%以上の合意によって承認作業が進められます。そのためビットコインの取引承認方法であるPoW(プルーフオブワーク)と比較して承認作業が短いことから送金時間も短く、低いコストで行うことができ、大量の取引を処理できるため非常にスケーラブルです。
XRPレジャーはパーミッションレスのため中央集権的な管理者がおらず、誰でも参加できて全ての取引の詳細が参加者に対してオープンであるという点が特徴となっており、「Ripple(リップル)」社もXRPレジャーの開発に寄与している数あるプレイヤーの1社です。
その特徴である速い決済スピード、低コスト、スケーラビリティ等によって、XRPは銀行間等の国際送金の利便性を高めるために最適な暗号資産であり、代表的なユースケースの一つとして、Ripple(リップル)社が提供する国際送金サービスであるRippleNet(リップル ネット)上で利用される暗号資産です。

・XRPについての銘柄詳細はこちら

■SBI VCトレードが提供するXRPの運用サービス
<積立>
SBI VCトレードでは、500円〜200万円(1円単位)の範囲で、日次/週次/月次の頻度の中から好きなタイミングを選択して、暗号資産の積立サービスを利用することができます。
一度設定が完了すると、積み立て申し込みの翌営業日以降の直近注文日時にて積み立てがスタートします。毎回決まったタイミングと金額で自動的に暗号資産が購入されるため、手間がかかることもありません。

・SBI VCトレードの積立サービス詳細はこちら

<貸コイン>
貸コインは、お客さまが保有されている暗号資産を一定期間、SBI VCトレードに貸し出していただくことで、銘柄や数量、貸出期間に応じた利用料(賃借料)を受け取ることができるサービスです。
SBI VCトレードの貸コイン(貸暗号資産、レンディング)のサービスを利用すれば、売却予定のない暗号資産の貸出申込をすることで、インカムゲインを得ることができます。

・SBI VCトレードの貸コインサービス詳細はこちら

<レバレッジ取引>
SBI VCトレードで暗号資産のレバレッジ取引する際のメリットは3つあります。

①保有している暗号資産を証拠金として預託可能
日本円を入金しなくても、保有している暗号資産を担保にお取引を開始でき、また売りから入る(ショートする)ことができます。



②マーケットに応じた変動制のファンディングレート
国内暗号資産取引所の多くがレバレッジ手数料を導入していますが、SBI VCトレードではマーケットに応じた変動制のファンディングレートを適用しています。ファンディングレートの符号がマイナスの場合はお客さまがファンディングレート相当分を「受け取る」ことができます。

③業界屈指のスプレッド
SBI VCトレードでは、業界屈指のスプレッド提供を目指しています。また、レバレッジ取引は現物取引よりも狭いスプレッドでお取引いただけます。

・SBI VCトレードのレバレッジ取引サービス詳細はこちら

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