Market Report

マーケット情報

2025/05/14

イーサリアムが大幅続伸!アルトコインも軒並み上昇!

昨晩は米CPI発表後、暗号資産市場全体が上昇しました。
CPI市場予想を下回りトランプ関税による物価上昇が金融市場では懸念されておりましたが、それが払拭された格好です。CPI前月比は+0.3%予想→+0.2%となり、前年同月比+2.3%となったため、FRBの物価目標2.0%に徐々に近づいてきていることが理由です。
4月は原油価格の下落も大きく影響したことが寄与されたようです。
関税による輸入物価が上昇したものの、景気後退懸念で資源価格下落してくれたおかげで相殺された結果となりました。
これはマーケットにとっては好都合です、FRBの利下げが7月の可能性高まってきたと考えられます。




■週足MACDはゴールデンクロス


【採用テクニカル】
移動平均線(SMA):30(赤),90(青),200 (橙)
MACD:12,26,9

出所:SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード


BTC/JPY週足分析から入ります。
1100万円付近サポートラインから反発し、現在は1500万円台での推移となっております。再び史上最高値まであと10%程度となりました。
今回の3-4ヶ月にわたる調整は終わったと考えており、MACDでも0.00付近まで下落したことからオシレーター的にも週足レベルで調整完了を示唆したことになります。ゴールデンクロスをすでに開始しており、上昇トレンド再開の合図となりそうです。
米中協議は大きく進展し、90日間の関税大幅引き下げとなり、米国側は30%に、中国側は10%となったため、一律関税のみの適用レベルに収まりつつあります。
よって、米国側が世界各国に対しても同等の扱いをする可能性があり、相互関税も徐々に和らぐ可能性があります。よってこれらの報道を繰り返しながらリスクオン相場が続くと考えます。そして金融緩和(利下げ)も進んでいくことから、資産価値上昇相場再開になると考えます。




■ステーキング付きETF承認期待で上昇が著しいか?

出所:SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード


ETH/JPY日足チャート分析に切り替えます。
著しい上昇を演じているのがETHです。元々価格が下落しすぎていたこともあり、ショートカバーも巻き込んで急騰しております。
フィボナッチ・リトレースメントを引いてみたところ、半値戻し(50%)のラインが41万8000円付近に控えており、SMA200(橙)も近くに位置していることから、目先41-42万円が目標となりそうです。
また先週アップデートされたPectra(ペクトラ)の評価が高まっており、将来的なトランザクション処理量改善、スケーラビリティ問題の改善期待から上昇が著しいようです。

個人的には久しぶりETHのロングトレードを強めに入れており、目線を切り替えて史上最高値に向かって上昇していくことに期待をして買いトレードを進めております。
またSECが審査中のステーキング付きETFの承認に進展があるように感じており、年内にSECで承認が降りると個人的には考えております。これらの噂が漏れ伝わり、買いを呼び込んでいるのではないでしょうか。(あくまで個人的な思惑でもあります。)
その場合、米国からのETF資金流入が大幅期待できるため、ETHの伸び代はさらに拡大することでしょう。




■200日移動平均線超えられるか?

出所:SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード


SOL/JPY日足チャート分析に移ります。
現在SMA200(橙)まで回復してきており、27500円は重要なレジスタンスラインです。ここを突破してクローズできますと、さらなる上昇に期待がかかります。
一時15000円を割り込むほどの悲観相場になりましたが、すでにそこから50%以上の上昇となっており早期買い戻しが行われている模様です。ETH同様にETF期待もあれば、BTCが大幅価格回復したことにより、アルトコインにも資金が回帰しているのでしょう。
ETH同様に引き続きSOLも大きな上昇を考えて、SMA200突破後は30000円を目先ターゲットで考えたいと思います。

トランプ政権の関税問題は実際に実施してみたところ、想像以上の経済混乱を招くと判断した結果、急激な姿勢軟化となりました。しかし、一定の関税引き上げには成功し、関税収入が少し伸びることになります。すでに先月は関税収入で前月比よりも76億ドル増加(約1.2兆円)以上の増収をもたらせたそうです。
WSJ出所:https://www.wsj.com/livecoverage/stock-market-today-tariffs-trade-war-05-12-2025/card/u-s-collected-a-record-16-3-billion-in-customs-duties-in-april-xgzJO1QrMJMzGev81FAH?utm_source=chatgpt.com

これ以降は財政出動やビットコイン準備金への本格着手が始まりますのでこれらの期待で上昇を続けると予想します。
例年5-9月相場は軟調に推移すること多いのですが、思わぬ上昇相場が続くかもしれないとさえ考えております。悲観相場でしたが、目線をポジティブに引き上げて買いトレードを継続したいと思います。





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