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マーケット情報

2024/10/16

1,000万円回復!上昇への狼煙がついに上がったか!?


昨晩はBTCが1,000万円を超えて先週から10%以上の上昇を演じました。
ハリス副大統領からサポートされるコメントもあったことから上昇に弾みがついた格好です。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-14/SLCYX0T1UM0W00

その後、NY市場オープンから上値を伸ばし、一時1,010万円を超える水準にまで上昇しましたが、その後突如金融市場が崩れました。



出所:X
シンボル名:ASML
オランダに本社を置く、半導体装置大手企業のリソグラフィープロバイダーの業績が急激に悪化したことを受けて市場が不安定になりました。
受注が50%減少したことには驚きです。今年はインテルの業績不振報道もありましたし、次のインテル探しが盛んになっているように感じられます。
これを受けてAI銘柄は急落、エヌビディア株も138ドル付近から一時128ドル台まで急落、続けてBTCも反応しました。この影響で970万円を少し割り込む水準になり、落差40万円以上と激しい値動きとなったわけです。



■ SMA200を超えて上昇トレンド再開か

【採用テクニカル】
移動平均線(SMA):30(赤),90(青),200 (橙)
MACD:12,26,9

出所:SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード


BTC/JPY日足チャート分析から始めます。
一連の乱高下はあったものの、BTCだけは着実に価格を上昇させました。今朝方1,000万円に再び回復する局面も見られ、買い注文が旺盛だということがわかります。
個人的にはSMA200(橙)を上抜けたことが最も市場に好感されていると考えており、昨晩の急落もこの付近でサポートされて1,000万円に再びV字回復を実現しました。
SMA200(200日移動平均線)はレジスタンス、サポートとして過去データからもよく機能していることがわかります。円建てでもドル建てでも、通用するテクニカル指標の一つです。
SMA200を3ヶ月ぶりに超えてきたことから、上昇トレンド再開が意識されたものと思われます。
よって、ここから買い戦略を強めていける水準となります。
4時間足に時間軸を落として、目先の押し目買い水準を見ていきましょう。


■957万円のサポートまで待ちたい

出所:SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード


4時間足に時間軸を落とします。
957万円にサポートラインが引けますので、この水準から押し目買いは有効そうです。
高値から50万円の調整という点でも程よい調整幅ではないでしょうか。
また日足のSMA200(橙)は968-970万円付近で推移しておりますので、この水準も有効だと考えます。
よって、今週後半から週末にかけて960-970万円がテクニカル的には条件が重なっている買い場ゾーンとして認識しておくと良いでしょう。
またSMA30(赤)も角度的に957万円のサポートラインとそろそろ重なりそうです。
本日〜金曜にかけて、957-970万円あたりで推移しそうですから、より条件が整います。
昨晩、少し金融市場が不安定になりましたから、便乗下落を狙って拾っていく戦法が良いのでは無いでしょうか。


■SMA90突破でETHも完全ボトムアウトなるか?

出所:SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード


続いてETH/JPY日足分析に移ります。
SMA90(青)に上値を抑えられている展開です。一時40万円付近まで上値を伸ばしましたが、現在は少し下落調整中でしょうか。
最終的には上方向に抜けてくると考えておりますが、今一度SMA30(赤)をサポートの機会もあると考えております。前述通り、BTCの連れ安の影響でこの水準まで下押しするかもしれません。その場合は37万円〜37万5,000円付近だと予測します。
この水準まで押し目を待ってからエントリーを狙いたいところです。MACDは0.00付近で推移しておりますのでここから大きな急落も考えにくいと考えられることから、SMA30の浅い押し目から入っていく戦略はありでしょう。


■4時間足も37万円台手前がポイントか?

出所:SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード


4時間足に時間軸を落とします。
サポートラインは37万円台前半に存在しました。よって日足のテクニカル条件もこの水準にあることから、ETHは37万円〜37万5,000円付近からの買い戦略はさらに機能しそうです。
SMA90(青)やSMA200(橙)も角度的に週末あたりにこの水準まで上昇を演じているかもしれません。そうなりますと、よりテクニカル条件が重なったポイントとなりますので強気になれるでしょう。
BTC,ETH、今週末にかけて前述しましたテクニカル的な押し目買い水準は好機となるかもしれません。いつも以上にこれらの水準は注目しておくと良いかもしれませんね。


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