2025/11/19
主要コインは続落、最後の砦に到達
— 極度の悲観は“大底シグナル”かBTCは週明けも続落が続きました。
特段大きなネガティブ材料が出ているわけではないものの、現物市場では断続的な売りが継続。BTCは一時1400万円を割り込み、市場には総悲観ムードが広がっています。
特に、CoinMarketCapが算出する「Fear & Greed Index」は今年最低タイの15を記録。
2023年7月の提供開始以降で見ても、2年以上の期間で最も低い水準となりました。完全に“売られすぎゾーン”へ突入した格好です。
Fear & Greed Index
https://coinmarketcap.com/ja/charts/fear-and-greed-index/
また、19日(水)NYクローズ後にはエヌビディア決算、20日(木)には米・雇用統計が控えています。重要イベント前のため、ポジション調整も売り圧力に拍車をかけたものと見られます。 しかしながら、歴史的に見ても極端な悲観は大底圏のシグナルとなるケースが多く、テクニカル面でも反発余地が高まりつつあります。反発のきっかけがどの材料になるかは読めませんが、そろそろ上昇再開に期待したい局面です。
■週足:主要トレンドラインにタッチ
割り込めば長期トレンド反転に警戒
【採用テクニカル】
• 移動平均線(SMA):30(赤)、90(青)、200(橙)
• MACD:12,26,9

出所:SBIVCトレード(PCブラウザ・トレーダーモード)
BTC/JPYの週足では、上昇トレンドラインの下限に到達しました。
ここを明確に割り込む場合、中期トレンドの反転リスクが意識されます。
もっとも、これを“一発で”割り込むシナリオとしては、
• エヌビディア決算が市場予想を大きく下回り、米株が大幅下落
• 明日の雇用統計で極端に強い結果が出て、利下げ期待が急後退
といった強い悪材料が必要でしょう。
現時点では1400万円割れは押し目買いの好機となる可能性が高いと見ています。
週足のクローズは月曜早朝のため、まだ時間があります。
そのため、エヌビディア決算と雇用統計の結果を確認してからエントリーするイメージでシナリオを組み立てているところです。
■ 日足:反発時の上値メドは「1515万円」

出所:SBIVCトレード(PCブラウザ・トレーダーモード)
日足でも、週足同様にサポート到達とみられるため「押し目買い」のスタンスを維持します。
反発した際の最初の上値メドは1515万円のレジスタンスライン。
ここは一度の利確ポイントとして意識されやすい水準です。
週足レベルでは再び下値を試す可能性もありますので、まずは短期の反発取りを狙うトレード戦略で臨む予定です。
■ 4時間足:MACDのダイバージェンス継続
反発条件は整いつつある

出所:SBIVCトレード(PCブラウザ・トレーダーモード)
BTC/JPYの4時間足は、SMA90が下落しながら1515万円付近のレジスタンスに近づいています。
時間的には、木曜〜金曜にかけてSMA90が1515万円へ到達するペース。
雇用統計翌日から反発が進んでいる場合、
週末にかけての上値ターゲット=1515万円前後
と見ておくと良さそうです。
さらに、MACDでは明確なダイバージェンスが発生。
反発が起こりやすい典型的なパターンのため、条件は整っていると言えます。
ただし、この水準では再度の深い押しも想定されるため、リスク管理は慎重に行う予定です。
■ ETH:下降トレンドライン+SMA90が上値を抑制
反発時のターゲットは50万〜51万円台

出所:SBIVCトレード(PCブラウザ・トレーダーモード)
ETH/JPYの4時間足では、
• 下降トレンドライン
• SMA90
が重なる形で上値を抑え込んでいます。
テクニカルが集約しているため、反発時の上値メドは50万〜51万円が有力です。
BTCが底入れの形状を見せる場合、ETHも連れ高となる可能性が高く、
反発後は再び下値を試す「ダブルボトム形成」などのシナリオを想定。
いずれにせよ、重要指標の発表後のエントリーが安全でしょう。
■ SOL:アルトは底打ちの兆し
非主要アルトの反発が増加中

出所:SBIVCトレード(PCブラウザ・トレーダーモード)
SOL/JPYの4時間足では、BTCが下落する中でも安値更新の勢いが弱まり、底堅さが増加しています。
このように、
「BTCが弱いのに、アルトが下げ渋る or 一部が反発」
という現象は底入れ局面の典型パターンです。
非主要アルトの一部はむしろ大幅反発しており、シフトの気配が確認できます。
SOLに関しては:
• 2万円が押し目の分岐点
• 上値メド:22,700〜23,300円(下降トレンド+SMA90が重なる)
11月は全面安が続き、市場は完全な悲観ムード。
しかし、Fear & Greed指数は歴史的な低水準に達し、総悲観のピーク=底打ちシグナルを示唆。
週足サポートにも到達しているため、
更なる安値を割り込む確率は高くない
というのが現状の見立てです。
今週後半は短期的な反発トレードを狙っていきます。
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