2026/06/17
ボトムアウト!?7月ラリー相場の可能性
今月初旬、ビットコイン(BTC)は6万ドルを割り込む展開となり、円建てでも一時950万円を下回りました。
しかし、その後は大きく反発しています。背景には、イラン情勢が徐々に落ち着きを取り戻し始めていることがあります。米国とイランの戦闘終結に向けた覚書の締結観測が報じられ、ホルムズ海峡の正常化や停戦延長に向けた期待が高まっていることから、株式市場・暗号資産市場ともにリスクオンムードが優勢となっています。
個人的には、しばらく下落目線でトレードしておりましたが、先週末から買い方向へと目線を切り替えました。
4年サイクルの後退期にあたる年は、4年前も8年前も、6月にボトムをつけた後、7〜8月にかけて上昇相場がありました。昨年のピークが10月だったことを踏まえると、今年上期のボトムは6月初旬と、過去のサイクルと比較してやや早まっている印象です。
よって、先日の安値が当面の重要なサポートとして意識されながら、短期的な上昇相場が始まっていると予想します。
目線を切り替え、7月下旬まで上昇優勢の相場展開を期待したいと思います。
■200日移動平均線への回帰を前提にトレード
【採用テクニカル】
• 移動平均線(SMA):30(赤)、90(青)、200(橙)
• MACD:12,26,9

出所:SBIVCトレード(PCブラウザ・トレーダーモード)
BTC/JPY日足チャート分析です。
上昇目線に切り替えました。ターゲットは、7月中旬〜8月上旬にかけて200日移動平均線(SMA200橙色)へ回帰するシナリオです。
現在、200日移動平均線は下向きに推移しているため、1,150万〜1,200万円付近が上値の目安になると考えています。この水準を意識しながら、買いトレードを開始するイメージです。
ただし、今回の上昇は勢いよく一方向に上がっていく相場というよりも、上昇チャネルのようなレンジを形成しながら、じわじわと切り上げていく展開を想定しています。
1ヶ月以上かけて、現在価格から10%以上の上昇を期待しつつ、上がったところでは一部利益確定、下がったところでは押し目買いを繰り返していきたいと思います。
■押し目はサポートから

出所:SBIVCトレード(PCブラウザ・トレーダーモード)
BTC/JPY 4時間足チャート分析です。
押し目は、1,035万円付近に引けるネックラインのサポートから狙っていきたいところです。
1,035万〜1,045万円を買い場として意識し、SMA30(赤)やSMA90(青)のサポートにも目を配りながら、丁寧に押し目買いを狙います。
現状、MACDはデッドクロスしているため、テクニカル的にはもう少し調整下落が入ってもおかしくない局面です。よって、焦って飛び乗るのではなく、しっかりと引きつけてエントリーしたいところです。
押し目を拾えた場合は、目先1,100万円をターゲットにスイングトレードを開始予定です。この水準では、ポジションの半分程度を利益確定するシナリオも考えています。
■ETHはSMA30〜90の押し目を狙いたい

出所:SBIVCトレード(PCブラウザ・トレーダーモード)
ETH/JPY 4時間足チャート分析です。
ETHもBTC同様、ネックライン付近、ならびにSMA30(赤)とSMA90(青)が位置する水準からの買いを狙っていきます。
暫定的には、27万5,000〜27万8,000円付近を意識しています。この価格帯まで押し目が入るようであれば、買いを検討したいところです。
想定通り、上記の価格帯で反発が入った場合、上値の目処はSMA200(橙)が推移する価格帯です。
時間差を考慮すると、来週あたりに30万円付近まで到達している場合は、一度利益確定を検討してもよいでしょう。BTCと同じく、ポジション量を半分程度に縮小し、残りはさらに上値を追いかける展開に期待したいと思います。
■SOLの押し目は浅い?

出所:SBIVCトレード(PCブラウザ・トレーダーモード)
SOL/JPY 4時間足チャート分析です。
SOLは、BTCやETHと比較して反発が強めです。2月上旬からの反発局面でも50%程度の上昇がありました。今回も短期的なボトムをつけているのであれば、大きな反発が期待できると考えています。
現在価格からさらに20%程度の上値余地があると見て、浅い押し目を意識した買い方針です。
ネックラインまで深く押す可能性は低いと見ており、SMA30(赤)の水準から押し目買いを狙いたいと思います。
今日から明日にかけて、1万1,200〜1万1,500円付近で推移するチャンスがあれば、エントリーを狙いたいところです。
1万4,000〜1万5,000円回復を意識したスイングトレードを本格的に開始するイメージです。
今回のラリーは1ヶ月以上続くと予想しているため、アルトコインの比重をやや多めにしていく予定であることも付け加えておきます。
■FOMC後の値動きにも注目
また、経済指標イベントとしては、日本時間の18日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)があります。
今回は、ウォーシュ新議長にとって初のFOMC記者会見となるため、金融政策の見通しを巡って、いつも以上に金融市場が大きく動く可能性があります。
もちろん、マーケットは金融引き締めを望んでいません。イラン情勢の進展を睨みつつも、インフレ懸念の後退を意識させるような発言があれば、リスクオン方向に反応する可能性があります。
この動向に期待しつつ、特にFOMC後の東京時間から上昇トレンドが強まり始めるシナリオを想定しています。
もしそのような値動きが出た場合は、押し目買いの指値が約定していなくても、成行注文でのエントリーを検討していくことも選択肢として考えています。
■全体まとめ
- BTCは6万ドル割れ、円建て950万円割れから大きく反発し、短期的なボトムアウトの可能性が出てきた。
- イラン情勢の落ち着きや戦闘終結に向けた覚書の締結観測を背景に、株式市場・暗号資産市場ともにリスクオンムードが強まりつつある。
- BTC/JPYは7月中旬〜8月上旬にかけて、200日移動平均線が位置する1,150万〜1,200万円付近への回帰を予想。
- ETHは27万5,000〜27万8,000円付近、SOLは1万1,200〜1万1,500円付近の押し目買いを狙いたい。
- 日本時間の18日未明に予定されているFOMCでは、ウォーシュ新議長の初記者会見に注目。インフレ懸念後退を意識させる発言があれば、リスクオン相場が加速する可能性がある。
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