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マーケット情報

2026/01/28

暗号資産はボトムアウト!?世界的なドル安波及が要因?

BTCは短期的に、底入れした可能性があります。
月曜日早朝は大きく急落し、一時1,300万円台前半で推移しましたが、その後は徐々に下値を切り上げています。

背景として意識したいのは、ドルインデックス(DXY)の反落です。昨晩は株式指数や貴金属の多くが上昇し、主要なドルストレート通貨ペアも総じてドル安・他通貨高で反応しました。この流れを受けてドル円も下落(円高方向)し、ドル建て資産は全般に上昇。暗号資産も全面高となりました。

明確な単一要因は断定しづらいものの、ゴールドやシルバーの上昇に呼応する形で、ドル安がトリガーとして機能した可能性はあります。ドルが動くと世界中のアセットの値付けが連鎖的に変化しやすく、経験上、こうした流れは数日で収束しないことも多い印象です。短期的には、暗号資産が上昇基調に入り、1〜2週間程度は戻りを試す展開も想定しておきたいところです。




■年初ラリー1,550万円水準まで回帰なるか?



【採用テクニカル】
• 移動平均線(SMA):30(赤)、90(青)、200(橙)
• MACD:12,26,9

出所:SBIVCトレード(PCブラウザ・トレーダーモード)


直近は下値を切り上げていた一方で、先日いったんトレンドラインを割り込みました。MACDも0.00付近を下回りつつあり、ムードは悪化していましたが、昨晩から市場の流れが変化したように感じています。冒頭の通り、ドル安(ドル離れ)を意識させる値動きが見られています。

また、トランプ大統領はドル安を歓迎する趣旨の発言をしており、株高・暗号資産高・ドル安という組み合わせで反応しやすい地合いと見ています。米国債はやや売られましたが、金利上昇が急ではないため、リスクオン資産は数日間程度、安心感のある戻りが入る可能性があります。この影響が暗号資産にも波及していくイメージです。

まずは短期的に、SMA30(赤)とSMA90(青)付近までの反発を想定します。目先ターゲットは1,420万円付近です。上昇が本格化する場合、最終的にはSMA200(橙)までの反発も視野に入ります。年初来高値(1,550万円)付近への回帰も第二ターゲットとして残しつつ、トレード方針は短期的に買い目線へ切り替えて臨みたいところです。


■ 地合い改善、下降トレンドラインを上抜け中

出所:SBIVCトレード(PCブラウザ・トレーダーモード)



BTC/JPYの4時間足では、下降トレンドラインを上抜けし、反発地合いが形成されつつあります。SMA30(赤)にタッチした後、浅い押し目をつけて再度反発できれば、上昇がもう一段大きな“山”になりやすいと考えます。MACDもダイバージェンスが示唆され、テクニカル面でも条件が整い始めています。

SMA30を明確に上抜ける場合、次の上値目安はSMA200(橙)です。現状、1,425〜1,430万円付近で推移しており、やや垂れてくると日足SMA30が推移する1,420万円付近と重なります。ここは重要なレジスタンスラインとして機能しやすく、いったんタッチしてから反落する展開も想定しておきます。

今週後半〜週末にかけては、現値から50〜60万円程度の反発余地を見込み、予想として提示しておきます。


■ フィボナッチ半値戻しを意識

出所:SBIVCトレード(PCブラウザ・トレーダーモード)



ETH/JPYの4時間足も、BTC同様に反発を期待し、買いトレード目線へ切り替えました。フィボナッチを引くと、戻りの目安は50.0%(半値戻し)の48万5,000円が意識されます。加えてSMA200(橙)も近い水準に位置しているため、上値目処として妥当と考えます。

テクニカル的には、この近辺で上値を抑えられやすい条件が揃っています。したがって、まずはこの水準までの上昇を狙い、到達前後で利益確定を行う戦略を提示します。なお、BTCの4時間足同様に、ETHでもMACDがダイバージェンスを示唆している点は追記しておきます。


■ SMA200をターゲット

出所:SBIVCトレード(PCブラウザ・トレーダーモード)



SOL/JPYの4時間足も、BTC・ETHに連れ高する展開を想定し、分析は似た形になります。まずはSMA200(橙)付近を上値目処として意識します。一方でSMA90(青)も下落してきているため、週末までにデッドクロスが近づく可能性があり、SMA90の傾き・位置関係にも注意が必要です。

SOLの上値目処は2万〜2万1,000円付近を想定し、ここに向けて短期の買いトレードを検討します。繰り返しになりますが、SOLでもMACDのダイバージェンスが示唆されており、他のアルトコインでも同様の現象が出ている可能性があります。暗号資産全体として「売られ過ぎ」を示唆するサインが増えており、反発しやすい地合いが続くと見ています。

年初ラリー後に2週間程度で大きく反落しましたが、再び直近高値付近まで戻すイメージも残ります。例年、2月は上昇しやすいとされるアノマリー(いわゆる春節アノマリー)もあるため、これらを加味しつつ、短期的には買い目線で臨みたいところです。


■ 全体まとめ
 • ドルインデックス反落(ドル安)がトリガーとなり、株・貴金属・暗号資産へリスクオンが波及した可能性。
 • BTCは下値切り上げ下降トレンドライン上抜けで、短期的に底入れの兆し。
 • 目先は1,420万円付近(日足SMA30付近+意識されやすい抵抗帯)が重要。突破できればSMA200方向、失速なら反落も警戒。
 • ETHは48.5万円(半値戻し+SMA200近辺)、SOLは2万〜2.1万円(SMA200付近)を上値目処に、短期リバウンド狙い。
 • MACDダイバージェンスが複数銘柄で示唆され、売られ過ぎの巻き戻し局面が続く可能性。期間は1〜2週間を想定。



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