2022/03/24
ビットコインマーケットレポート(メジャーSQ前の状況)
(2022年3月24日11時作成)

売られすぎがやや解消されつつある状況。ただしオンチェーンを見ると、底が固くなっていると思われる動きが見られる。
足もと
3月の最終金曜日(25日)は、先物を扱う多くの暗号資産取引所やシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の先物が清算(SQ)を迎え、「ビットコインメジャーSQ日」と呼ばれる。3月限の先物価格が現物価格より低い売られすぎの状況が発生していたため、売りの買い戻し(ショートカバー)が発生していた。

上昇の前後には、ビットコインのトランザクション数(青線)の増加が見られる。

加えて、上昇後は全体的に現物取引所からの出庫(緑)が優位となっており、底が固くなっていると見られる。

デリバティブ&先物市場動向
無期限先物市場では、未だデリバティブ市場価格が現物価格を下回る売られすぎの状況(赤枠)であるものの、解消に向かっている。6月限の先物価格(青枠)は上昇を見せており、若干ではあるが需給が緩みつつある。

参考:3/21日(月)AM6時付近

ただし、CMEでは主に価格の差益を狙うleveraged funds(ヘッジファンド等・赤枠)が売りのポジションに大きく傾けており、価格が下落しない状況が続くとショートカバーが入る可能性がある。全体的には未決済建玉数(OI)は増加に転じており、市場への資金流入は続いている。

オプション市場
オプション市場では、最も建玉が多く、価格が吸い寄せられやすい(マグネット効果)価格帯は5万ドルとなっている。

外部環境
予想インフレ率(BE・赤線)が低下を続けており、中期目線ではビットコインに下方圧力がかかっている。加えて、米国株価指数との相関性は依然として高い状態が続いている(Nasdaq100は+0.71)。長短金利差は縮まっており、短期金利が長期金利より高くなる「逆イールド」になると、市場全体が大きく変化する可能性がある。

ハッシュレート
原油価格の高騰等により電気代が世界的に上昇している傾向があるが、ハッシュレートは好調、次回難易度予測は+8.11%。
総括
米国株価指数と連動する動きが長く続いており、市場全体に意識されている逆イールドには警戒する必要がある。ビットコインの内部動向も売られすぎがやや解消される動きとなっているものの、完全に解消されてはいない。むしろオンチェーン上では底堅さを示す動きも見られている。
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