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マーケット情報

2024/10/30

BTC史上最高値突破前後に10%の調整が入りやすい?小さな急落に要注意!


昨晩、BTC価格が史上最高値を突破しました。
BTCレバレッジ市場価格では1130万円付近を一時付け、数万円ほど今年の高値を更新した格好です。
ドル建てでは数百ドル程度史上最高値には届きませんでしたが、超えてくるのは時間の問題でしょうか?
10月26日にイスラエルからイランへ報復攻撃となるミサイルが発射されましたが、重要拠点への攻撃は避け、短時間の報復攻撃となりました。その日からBTCは上昇に転じたので、もしかして・・・?と考えておりましたが、案の定、停戦協議へと進展しているようです。
出所:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-29/SM38F9T0G1KW00
昨日の報道によると、今回の協議はエジプトから持ちかけられたようで、これに米国とイスラエル側が反応を示し、カタールのドーハで会談が実現した模様です。
月曜日から原油価格も下落し、ゴールドも一時下落に転じていたことから、さらに進展が見られていたのでしょう。買いトレードが正解の週前半となりました。



■ 1078万円サポートラインも割り込み注意?

【採用テクニカル】
移動平均線(SMA):30(赤),90(青),200 (橙)
MACD:12,26,9

出所:SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード


BTC/JPY日足チャート分析から始めます。
一瞬、高値を超えたものの、どちらかというとレジスタンスラインに上値を抑えられた状態にまだ近いです。
本日〜明日ぐらいにさらに上値を攻めて高値を更新する機会もあるかもしれませんが、個人的には一度、深い下落が入るようにも感じております。
理由としましては、過去に久しぶりに市場最高値を更新するタイミングでは、決まって10%程度の急落が一度入った後から急上昇するパターンが直近3回見られます。
ドル建てにはなりますが、2020年11月や12月時の2万ドル突破時、2021年10月の64000-65000ドル突破時、そして2024年3月の69000ドル突破時、いずれも10%程度の急落を短期間でこなして上昇していることが確認されております。
また来週火曜〜水曜日に大統領選挙を控えていることからまだ数日時間があります。
日程が近づくにつれてセル・ザ・ファクトも起こりやすいことから、いったんの下落に警戒した方が良いのではないでしょうか。
ただ筆者は大きく悲観していることはありません。この調整は数日レベルで終えていることが多いため、10%程度の急落が入ったら絶好の買い場となる可能性も高いと考えております。
個人的にも、1000万円前半台に戻る機会がもう一度ぐらいはあると考えておりますので、直近一番近いサポートラインである1078万円程度への下落が見られる場合は、もう一段安を警戒した方が良いでしょう。この付近は短期の買いポジションのストップがたまりやすいポイントですから、割り込むと急落しやすいです。ですので、浅い押し目で買いは一度見送りたいと思います。
もう一段安からの買いエントリーを辛抱強く待ちたいと思います。


■トレンドラインとSMA200まで待ちたい

出所:SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード


ETH/JPYチャートに切り替えます。
4時間足は目先の高値を超えられませんでした。相変わらず上昇が弱い形状です。
BTCの調整が入るならば連れ安になりますので、26日からの上昇分の大半を消しやすいかもしれません。押し目買いを狙うならば上昇トレンドラインからのエントリーが良いのではないでしょうか。戦略としては、この角度的には37万5000円〜38万円付近を意識した押し目買いトレードを狙いたいと思います。またさらにSMA200(橙)のサポートも意識し、トレンドラインと重なるタイミングがあれば、強気局面だと思います。買いエントリーに分があるタイミングですので、そのチャンスを待つ戦略もありでしょう。
時期的には週末〜週明けにかけてだと考えます。


■ダイバージェンス出現中

出所:SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード


最後にSOL/JPY4時間足チャート分析です。
ETHと同様に、トレンドラインの押し目を待ちたいところです。
SMA90(青色)も上昇してきており、トレンドラインと重なるポイントはクラスターポイントとなりそうです。週末にかけてトレンドラインとピッタリと重なりそうな箇所は良い買い場となるのではないでしょうか。
一つ要注意なポイントとしては、MACDがすでにダイバージェンスしております。
テクニカル的に買われすぎのサインが点灯しておりますので、大きな反落にも要注意でしょう。
よって、トレンドライン+SMA90の押し目買いチャンス時もMACDの位置も見ながらポジション量を調整していくと良いと思われます。
今週は史上最高値更新期待に沸く暗号資産業界だと思いますが、久しぶりの史上最高値をそう簡単にしっかりと抜けてきません。来週の大統領選挙後の値動きを見てからの判断の方が安全ではないかと個人的には考えておりますので、少し距離を置いてポジションは落とし気味での買いポジション保有継続の戦略としたいと思います、ご参考まで。


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