2026/07/01

BTC大底は近い? 流動性マップから見る下値余地は限定的

BTCは断続的に下落しておりますが、筆者は近々ボトムをつける可能性が高いとみています。

相場の最終局面では、現物市場からの投げ売りによって最後の下落が形成されることがしばしばあります。米国のビットコインETFの売越額や海外取引所の成行売り注文量を見る限り、足元の値動きは過去の下落局面と類似している印象です。

上昇相場でも下落相場でも、最終局面では思わぬ急騰・急落が起こりやすくなります。マーケットが薄いところに巨額のオーダーが連続的に入るため、短期的な値動きの予想は難しいのですが、時間軸としては今週中に一度ボトムをつける可能性があると考えております。

BTC/JPY日足

出所:CXR engineering流動性マップ(独自作成)

こちらは、BTCUSDTを円建てに換算した流動性清算マップです。

海外のBinance、OKX、Bybitの3取引所におけるロスカット注文情報を集計したものです。

上記流動性マップ作製時点では960万円台で推移しておりますが、あと1~2%下げた領域には、大量のロスカット注文が確認できます。

およそ2%の下落で、169億円相当のロスカット注文が執行されやすい水準です。

このストップをつけた後は、売りポジションに市場が大きく傾きやすくなります。大型のストップロス注文がトリガーされると、市場は逆方向へ戻す傾向があるため、短期的には最後の下げが入った場面がチャンスとなることが多いです。

今週後半はこの値動きに注目し、急反発を狙った短期トレードに期待したいと考えております。



■ 重要サポートラインの瀬戸際

【採用テクニカル】
移動平均線(SMA):30(赤)、90(青)、200(橙)
MACD:12、26、9

BTC/JPY日足

SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード

BTC/JPY日足チャート分析です。

本コラムを執筆している最中にも、あっという間に1%程度の急落が入り、価格は945万円まで下落しました。前述したロスカット注文が、半分程度ついた状態です。

現在、円建てでは重要サポートラインに差し掛かっており、今にも下抜けしそうな局面です。

ただし、ここからわずかに下げればロスカット注文はおおむね消化されます。そのため、パターンとしては「一文新値(新安値)」をつけた後に、下髭を伴って反発する展開が有力かもしれません。

また、MACDはダイバージェンスを形成しつつあり、テクニカル面でも反転を示唆する条件が整ってきました。

7月は大きな陽線に期待したいところです。



■ 短期的な急反発に期待

BTC/JPY日足

SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード

BTC/JPYの4時間足チャートに時間軸を落として確認します。

下値をわずかに更新するだけで、4時間足でもMACDにダイバージェンスが発生する形となります。

ベアトラップとなれば、相応の反発が期待できるでしょう。

目先は980万~1,000万円付近のレジスタンスラインまでの反発が期待できます。この上には中規模のロスカット注文も控えているため、そこをトリガーした後に、いったんマーケットが落ち着く可能性があります。

冒頭でご紹介した流動性マップでは、1,000万円前後にかけて棒グラフが伸びておりますので、あらためてご確認いただければと思います。このシナリオが成立する場合、目先ではSMA90(青色)もレジスタンスラインとして意識されるため、短期的な上昇ターゲットはこの水準が目安になりそうです。今週は現在価格から1%程度の下落を想定しつつ、急反発を狙った短期トレードに妙味があると考えます。



■ まとめ

  • BTCは断続的に下落しているものの、流動性マップ上では下値余地が徐々に限定的になりつつあります。
  • 960万円台からさらに1-2%下げた水準には、169億円相当のロスカット注文が確認されています。
  • 日足・4時間足ともにMACDのダイバージェンスが意識されやすく、短期的な反転条件が整いつつあります。
  • 目先は945万円前後からの下髭反発、さらに980万-1,000万円付近への戻りを想定した短期トレードに注目したい局面です。



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