2025/10/29
売りがしつこい!?チャートは依然として波乱含みの展開
今週マレーシアで開催されたASEAN首脳会議の期間中、米国と中国の閣僚級会議が行われ、トランプ大統領もこれに帯同し、米中貿易協定の前進を後押しする姿勢を見せました。参考:https://jp.reuters.com/markets/japan/BEVYJLZVQNLFFPCM32HKBT3ER4-2025-10-26/
その後、トランプ大統領は27日夜に来日し、28日には高市首相と会談。日米関係のさらなる強化に向けて協議を進めたとみられます。
今晩には韓国に向けて出発し、30日には中国の習近平国家主席との会談が予定されています。国家首脳同士の直接会談であることを踏まえると、貿易摩擦問題はひとまず“終戦”に向かう可能性が高いと考えられます。
一方、明朝にはFOMC(米連邦公開市場委員会)が控えています。FRBの利下げ実施はすでに市場で100%織り込み済みのため、ドル安での反応は限定的かもしれませんが、リスクオンムードはしばらく続きそうです。
■暗号資産市場は依然として不安定
ただし、暗号資産市場は依然として不安定な値動きが続いています。
上昇基調に乗り切れず、今朝方(日本時間4時ごろ)にはBTCトレジャリー企業の大口送金が確認されました。金額にして取引所への移動額は約1億ドル規模でした。金額としては決して大きくないものの、これを受けてBTC価格は約3%急落しました。
参考:https://x.com/WuBlockchain/status/1983279625670426636
10月10日の急落の“後遺症”が残っている印象で、大口送金への過剰反応が続く状況です。もうしばらく、こうした神経質な値動きが続く可能性があります。以下、BTC分析からはじめましょう。
【採用テクニカル】
移動平均線(SMA):30(赤),90(青),200 (橙)
MACD:12,26,9

出所:SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード
BTC/JPY 日足チャート分析です。今週は一時1760万円を上抜け、ネックライン突破が期待されましたが、上髭で押し戻される展開に。
今朝の急落も影響し、日足は陰線で終了。東京時間もその流れを引き継ぎ、午前9時ごろから売りが再開しています。本日は「どこで売りが止まるか」を見極める一日となりそうです。
ただし、日足全体の形状は決して悪化しておらず、FOMCをきっかけに反転上昇に転じれば、週末にかけて再び上昇する可能性もあります。200日移動平均線(橙)も緩やかに上昇しており、1600万円台前半を下値の目安に、買い下がる戦略が有効とみられます。
■現在価格が上昇トレンドサポートと一致、買い場か?

出所:SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード
BTC/JPY 4時間足チャート分析です。SMA30(赤)とSMA200(橙)を割り込む展開となり、上昇トレンドに水を差す形となりました。
次のサポートはSMA90(青)付近の1680〜1690万円。この水準での押し目買いが意識されそうです。
MACDはデッドクロスを形成しており、短期的には上値が重くなりやすいものの、0ライン近辺までの調整を経て再上昇に転じる可能性があります。1〜2日程度の調整期間を経てから、上昇トレンド再開に期待したいところです。
また、現在は上昇トレンドラインにタッチした局面でもあり、この水準が押し目の転換点となる可能性もあるため、短期的なエントリーも検討に値します。
■日曜日からの上昇帳消しも、BTC同様にテクニカル的には買い場

出所:SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード
ETH/JPY 4時間足チャート分析です。ETHは三角保ち合いを上抜けましたが、今朝の下落で週末からの上昇分を帳消しにしました。
見た目の形状はやや悪化していますが、ちょうど上昇トレンドライン上に位置しており、押し目買いの好機といえます。SMA90(青)も同水準を走っているため、戦略的な買いエントリーが有効でしょう。
ただし、このサポートを割り込むと上昇トレンド再開は一時的にお預けとなります。
FOMC後のポジティブ反応を見込むなら、60万円前後は有力な買い場となる可能性が高そうです。
■SOLステーキング付きETFが上場、買い需要に期待

出所:SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード
SOL/JPY 4時間足チャートです。ETH同様にトレンドラインまで押し込みました。
この水準は買い場として意識されやすく、SMA90(青)も同価格帯に位置しており、サポート要因です。今晩、SMA200(橙)まで戻せるかが注目ポイントです。
SMA90〜200のレンジ形成を経て上抜ける展開に期待したい局面です。
また、米国でSOLステーキング付きETFが上場したことも追い風となっています。
初日の取引は大商いとなり、好調なスタートを切りました。昨晩の下落局面でもSOLは相対的に底堅さを見せており、資金流入が続いていることが確認されます。
10月10日の急落以降、暗号資産市場は依然として痛みを抱えていますが、ファンダメンタルズは良好であり、FOMC後から年末ラリーに向けて上昇基調を強めていく可能性が高いでしょう。
一時的な悲観的送金も、やがて沈静化すると見られます。買いトレード継続のスタンスで臨みたい局面です。
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