2024/09/25
中国、金融緩和実施!金融市場に追い風か?
昨日は中国人民銀行が市場予想を上回る緩和策を発表しました。
預金準備率を0.50ポイント引き下げ、7日物リバースレポ金利を1.7%→1.5%へと引き下げました。
これについて潘総裁は、市場に20兆円ほどの流動性を提供することができると発表しました。また株式市場にも16.5兆円相当の流動性供給についても言及し、中国株は大幅反発となりました。
出所:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-24/SKAM11DWX2PS00
これでリスクオフを警戒していた金融市場も何割かポジティブに反応しました。
しかしながら、『緩和規模がそこまで大きくないので長くは続かないだろう』といった一部のアナリストの見解も見られました。
個人的にも一読した結果、少々緩和量が少ない気がしましたが、総裁のコメントから更なる追加緩和を年内中に辞さない構えを示したことがポイントになりそうです。
中国の金融緩和姿勢が鮮明になりつつあることから、暗号資産市場は緩やかな上昇が続く方向で見通しを変更する必要がありそうです。
■SMA200が上値の目処か?
【採用テクニカル】
移動平均線(SMA):30(赤),90(青),200 (橙)
MACD:12,26,9
出所:SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード
BTC/JPY日足チャート分析です。
SMA90を上抜けてきました。前述した中国の緩和の影響も比較的強いと考え、続伸方向ではないでしょうか。
よって次のターゲットはSMA200になりますので、目先この付近まで上値を伸ばす可能性がありそうです。
価格的には970-975万円に位置しておりますので、今月中にこの水準もあり得るぐらいで意識しておくと良いでしょう。
SMA90はサポートとしても機能します。よって直近浅い押し目を狙っていく場合、910-912万円付近で本日は推移しておりますので、ここが最初の買い場となりやすいでしょう。
■4時間足では短期的な反落を示唆中?
出所:SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード
続いてBTC/JPY4時間足分析に移ります。
今月の上昇トレンドラインを引くことができます。少し深い押し目を待つ場合はこのトレンドラインからの買いとなるのではないでしょうか。
SMA90とSMA200もトレンドラインと重なるように推移しており、手堅いポイントとなりそうです。週後半は855-875万円付近に仮に押し目を作る場合は、このゾーンでテクニカル的なサポートが密集しているポイントになりますので買いエントリーが沸きやすいでしょう。筆者的にはこのタイミングを待ってエントリーを予定しています。
MACDはダイバージェンスが発生中ですので、テクニカル的には反落の合図です。
MACDのダイバージェンスはかなり精度が高いので、無理に高値を買いたくないタイミングでもあります。押し目が出るまでは基本様子見で行きたいと思います。
■SMA30をようやくブレイク!
出所:SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード
続いてETH/JPY日足チャート分析に移ります。
アルトコイン市場が盛り上がってきており、ETHも上昇ムードとなりつつあります。
年初来安値を一時更新しましたが、現在は少し反発傾向です。
SMA30を上抜けてきましたので、次のターゲットはSMA90と直近レジスタンスラインでしょうか?
あと1週間〜10日もすれば、SMA90はもう少し下落してきますので、レジスタンスラインとぶつかると考えます。
40-41万円付近は厄介な抵抗帯としてしばらく存在しそうですので、10月以降、この上値を超えられるかで上昇トレンドに弾みをつけるか注目でしょう。
また押し目を狙う場合はSMA30が今度はサポートになりますので、およそ35万円台からの買いは有効かもしれません。日足レベルでは35万円台の買いを意識して行きたいと思います。
■週後半は36万円付近がテクニカル的な好機か?
出所:SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード
最後にETH/JPY4時間足です。
BTC同様にMACDがダイバージェンス発生中です。短期的には反落を示唆しておりますので押したところからエントリーしたい形状です。
買いを狙うならばSMA90やSMA200のサポートからでしょう。
この角度ですと、これらの移動平均線は36万円前後で週後半は推移しそうです。
よって下落が入った場合、この水準からの押し目買い戦略が有効ではないでしょうか。
36万円前後からのエントリー→40万円付近での利益確定を狙ったトレード戦略はありだと考えます。
9月相場は大きな行ってこい相場となりましたが10月以降、例年通りならば暗号資産は上昇しやすい時期になります。続伸に期待して押し目買い戦略を進めていきたいと思います。
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