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マーケット情報

2025/05/28

高値圏での揉み合い続く!引き続きBTCは堅調そのもの

1500万円台で安定感が出てきました。
ビットコインは高値圏での揉み合いが続いておりますが、反落をみせることなく推移していることを考えますと、この価格帯で売却行動に出る投資家が少ないようです。
海外の現物市場でも断続的な買いが散見され、さらにデリバティブ市場でも売買が拮抗しており、この価格帯でも旺盛な押し目買いが発生しているようです。ポジションの傾きもあまり見られず、急落しにくい地合いです。
よって、この価格帯での横ばい推移が続けば、また上値を少しずつ切り上げる展開が期待できるでしょう。
ドル建てでは史上最高値を更新し、そしてその高値圏で張り付いていることを考えますと高値で売りたい投資家はおそらく消化しきったと個人的には考えおります。
時間の経過とともに、再び少しずつ高値を切り上げていく展開を予想します。




■1500万円まで待ちたい


【採用テクニカル】
移動平均線(SMA):30(赤),90(青),200 (橙)
MACD:12,26,9

出所:SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード


BTC/JPY日足チャート分析です。
MACDがダイバージェンスしており、これだけがテクニカル的なレジスタンス要因です。
1週間程度この価格帯で推移が続くとMACDダイバージェンスはかなり緩和されると考えますので、下手に高値を更新するよりかは時間の経過が重要です。
押したら買いでよいと考えますが、直近高値付近ではまだエントリーしたくないところです。SMA30(赤)をサポートに買い場を検討する程度でしょうか?
週後半以降、1500万円-1525万円あたりがテクニカル的なサポートとなりやすそうです。




■並行チャネル下限ラインから打診買い

出所:SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード


続いてBTC/JPY4時間足チャート分析です。
時間足レベルでは並行チャネル下限レンジあたりからのエントリーはしやすいかもしれません。その場合、1550万円からの押し目が良さそうです。このポイントはSMA90(青)も重なっており、テクニカル的な条件が重なっているためサポートされやすいでしょう。

しかしながらここを下抜けてしまう場合、一定の調整も入りかねません。少額の打診買い程度が良いと考えます。
その場合、次の押し目はSMA200(橙)になります。現状は1470万円付近で推移しておりますが、4時間足ですので、1日経過ごとに10-15万円切り上げてくるでしょう。
つまり週末には1500万円に到達しているものと考えますので、日足のサポートも考慮すると土日中に1500万円の押し目が入った場合は、強いサポートとして機能する可能性があります。
よって、BTCは1550万円と1500万円の二段構えで望むと良い結果が得られやすいのではないでしょうか。週末1500万円で推移することがあれば、チャンスかもしれません。




■徐々に下値を切り上げる

出所:SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード


ETH/JPY4時間足チャート分析に移ります
少しずつ下値を切り上げてきており、アセンディングトライアングルにも見えなくありません。短期的にはBTCよりも上昇圧力が高まっているようにも見受けられます。
MACDも0.00ラインでしばらく推移をしておりましたので、マーケットのポジションの傾きはニュートラルでしょう。ブレイクアウトで大きなトレンドが発生させやすいタイミングでもあります。
よって、浅い押し目からのエントリーもありかもしれません。
ポイントしてはSMA30(赤)とSMA90(青)が重なって推移している36万7000円〜37万円付近です。
このあたりからの押し目を狙って高値超えに期待したエントリーは戦略としてありではないでしょうか。





■三角保合上値ブレイクなるか?

出所:SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード


最後にSOL/JPY4時間足です。
三角保合を形成しており、ETH同様にブレイクアウト待ちです。MACDも同じく0.00付近で推移しておりますから、トレンド発生前の充電期間はバッチリでしょう。
上方向に抜けていくならば、大きな上昇トレンド発生に期待が持てそうです。
今週後半の押し目は、上昇トレンドラインからを意識し、深い押し目ではSMA200(橙)を意識してBTC同様に2段構えで拾っていく戦略が良いと考えます。

今週は米国とASEN諸国が関税交渉に進展を見せたようで前向きな報道がありました。日本も4回目の交渉が入り、早ければ6月中にも合意ができそうです。徐々に米国と合意が進む国々が出てきているため、そのたびに期待のリスクオンで反応を見せていきそうです。 暗号資産市場は断続的な上昇相場が続く可能性がありますので、この流れに期待をして買いトレードを継続していきたいと思います。






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