2024年BTC半減期特設サイト
4年に1度のメガイベント ビットコイン半減期
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ブロック報酬表
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暗号資産市場における4年に1度のビッグイベント「ビットコインの“半減期”」到来が目前に迫ってきました。次回の半減期は4月中旬〜下旬の範囲に発生する見込みです。

1. ビットコインの半減期とは?仕組みを解説

ビットコインの半減期とは、ビットコインの「ブロック報酬」が半減するイベントのことです。ブロックの生成報酬とは、あるブロックチェーンに新しいブロックが追加された際に、そのブロックを生成したノード(マイナー)に対して与えられる報酬のことです。ブロック報酬の半減は、ブロックごとに新規に発行されるビットコインの量が半分になることを意味します。

半減期は約4年に1度発生します。これは、ビットコインのブロック報酬が210,000ブロックごとに半分になるようプログラムされているためです。1ブロックの生成にかかる時間は約10分であり、(210,000ブロック * 10分) / (60分 * 24時間 * 365日) ≒ 3.995年であることからも、この期間を概算できます。

実際には、ハッシュパワー(ハッシュレート / 特定の期間におけるネットワークの計算能力)の増減や、ビットコインの難易度調整(マイニングの難易度が変更されること)などの要因により、ブロック生成速度は変動します。そのため、4年ちょうどにはなりませんが、大まかな目安として参考になるでしょう。

2. 4回目の半減期を迎え動向は?

2-1. 過去3回の実績

ビットコインが誕生して以来、これまでに3回の半減期を経験しています。

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2-2. 価格に大きな影響を与える半減期

2024年4月中旬から下旬に、ビットコインは4回目の半減期を迎える見通しです。半減期はビットコインの価格に影響を与え、過去の半減期では価格上昇を引き起こしました。そのため、今回の半減期でも価格上昇が期待されています。

2-3. 投資家やアナリストも注目

ビットコインの半減期について、投資家やアナリストが注目している主なポイントは、以下の3つです。

1.供給量の制御

ビットコインの総供給量(発行数量)は2,100万枚という上限に制限されており、希少性の一因となっています。半減期が訪れるたびに、新たに発行されるビットコインの数が半分に減少します。

この減少は、供給量の制限を強化し、結果として価格上昇の可能性を生み出します。つまり、半減期はビットコインの希少性を高め、価値を維持するための重要なメカニズムです。このように、ビットコインの供給量と価格は密接に関連しています。

2.価格上昇の予測

ビットコインの過去3回の半減期(2012年、2016年、2020年)では、各半減期の前後で価格が上昇する傾向が確認されています。これは、新たに発行されるビットコインの数が半減することで供給量が減少し、需要が一定であれば価格が上昇するという経済の基本原則に基づいています。この過去のパターンに基づき、投資家や市場アナリストの中には、次回(2024年)の半減期も同様の価格上昇を引き起こすと期待する人々がいます。

3. マイナーの行動変化

ビットコインのマイニングの基本的な仕組みは、取引の検証と記録を行うプロセスで、作業を通じて新しいビットコインが生成され、マイナーへの報酬となります。このプロセスにより、ビットコインの取引が確認され、新たなビットコインが市場に流通します。

ビットコインの半減期が訪れると、マイニングで得られる新規ビットコインの報酬が半分に減少。これにより、マイニングの利益が下がり、一部のマイナーはマイニングを止める可能性があります。その結果、マイナーが保有していたビットコインを市場に大量に売り出すことで、ビットコインの市場価格に影響を与える可能性があります。

上記の理由から、ビットコインの半減期は投資家や市場アナリストにとって重要なイベントとなり、注目を集めています。

3. 過去3回の実績と解説

ビットコインが誕生して以来、これまでに3回の半減期を経験しています。

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それぞれ、どのような動きになったのかについて解説します。

3-1. チャートの解説

投資家は、半減期がビットコインの価値を高めると考えています。半減期によりビットコインの希少性が増し、インフレが抑制され、価格が上昇する可能性があるからです。

実際に、ビットコインの価格は半減期の前後で上昇する傾向があり、新たな最高値を更新することがよく見られます。具体的には、半減期が終わると、通常は約1年から1年半の価格上昇期に入ります。その後、最高値を更新した後には、約1年数カ月の価格調整期間があり、その後再び価格上昇期に戻ります。

この一連の流れは「半減期サイクル」と呼ばれ、ビットコインの価格動向が周期的に変動するパターンを示しています。今後も同じ動きが続くかどうかは不明ですが、これまでの値動きを確認してみましょう。

半減期前の1年間の騰落(日足、対数スケール)

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(オレンジ:1回目の半減期までの1年間 / ピンク:2回目の半減期までの1年間 / 青:3回目の半減期までの1年間 / 緑:4回目の半減期までの1年間)

半減期後の1年間の騰落(日足、対数スケール)

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(ピンク:1回目の半減期からの1年間 / 青:2回目の半減期からの1年間 / 緑:3回目の半減期からの1年間)

半減期の前後1年間が上昇トレンドになるといわれますが、それぞれの期間を比較するとどうなるでしょうか。同じ上昇トレンドでも、半減期の前の1年間と後の1年間を比較すると、半減期の後の1年間の方が価格上昇の強い傾向が見られます。過去の価格変動から見ると、新規供給量が半減期によって減少した後の方が、価格に対するプラスの影響がでていることがわかるでしょう。

3-2. 各周期の値上がり幅とポイントの解説

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(ローソク足はビットコイン価格(対数チャート)、紫色はFEDのバランスシート、黄色はFFレート、水色はM2)

ビットコインの半減期サイクルとアメリカのマクロ経済状況との間には、以前から関連性が指摘されてきました。具体的には、2012年と2020年のビットコインの半減期に見られた価格上昇は、アメリカの金融政策の緩和が大きな役割を果たしたと考えられています。

アメリカの金融緩和政策は、金利を下げて資金供給量を増やすことで経済活動を刺激します。この政策が実施されると、投資家はよりリスクの高い資産に投資する傾向があり、ビットコインなどの暗号資産はその選択肢の一つです。したがって、金融緩和政策がビットコインの価格上昇を後押しする可能性があります。

2012年のビットコインの半減期の直前には、アメリカ連邦準備制度(FED)が第三次量的緩和(QE3)を実施し、抵当証券や長期国債の買い入れを行いました。これにより、FEDのバランスシートが拡大し、市場の流動性が向上。その後、2013年12月のFOMC(連邦公開市場委員会)で量的緩和の縮小(テーパリング)が発表された時期とほぼ同時に、ビットコインの価格はピーク(サイクルトップ)を迎え、その後は下落傾向に転じました。

2016年のビットコインの半減期では、金利が上昇する状況の中で、新規のビットコイン供給量が半減期により減少したことが背景となり、ビットコインの価格は上昇しました。しかし、2018年2月にジェローム・パウエル氏が米連邦準備制度理事会(FRB)の議長に就任し、量的緩和の縮小(QT)のペースが加速した時点をピークとして、価格は調整期間に入りました。

2020年のビットコインの半減期は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、経済を支えるために、フェデラル・ファンド金利(FFレート)が引き下げられ、アメリカ連邦準備制度をはじめとする各国の中央銀行が大規模な金融緩和策(アメリカでは第四次量的緩和、QE4)を実施しました。

この金融緩和の影響は、マネーストック(M2)の増加にも現れ、第三次量的緩和と比較してもその規模の大きさが明らかでした。また、2020年の半減期でも、2021年11月のFOMCで量的緩和の縮小が発表された時点が、価格上昇のピークとなりました。

4. ビットコインに半減期がある理由

4-1. ビットコインは発行総量が決まっている

ビットコインの発行済数量(供給量)を確認します。2月11日0:00時点での発行済数量は約1,963万枚(Glassnodeより)であり、これはビットコインの最大発行数量である2,100万枚のうち93.47%にあたります。ビットコインの多くは既に発行済であり、次回の半減期で新規供給量が減ることは、全体への影響の観点で、今までの半減期ほど大きくならないだろうと考える人も存在します。

4-2. マイニングと新規発行ビットコインの関係

次回の半減期はマイナーへの影響が大きいため、半減期がマイナーに与える影響や、半減期の影響を受けたマイナーの行動、マイナーの行動がもたらす暗号資産市場への影響についても考える必要があります。

半減期によってブロック報酬が半分になると、マイナーがマイニングから得ることができる報酬は大幅に減少します(マイナーはトランザクション手数料も受け取ることができるため、報酬がそのまま半分になるわけではありません)。マイニング報酬が減ると、コストの高い方法でマイニングを行っているマイナーは、効率化を進めるか、廃業を迫られる恐れがあります。

5. まとめ

ビットコインの半減期は、ビットコインのマイニング報酬が半分になる重要なイベントであり、4年ごとに発生します。この半減期はビットコインの供給量を制限し、インフレを防ぐための仕組みとして設計されています。

半減期はビットコインの価格に大きな影響を与え、過去には価格上昇のきっかけとなりました。このため、2024年の半減期もビットコインの価格上昇につながるのか、暗号資産業界全体で注目されています。

「ビットコイン 半減期」に関しての詳細レポートはこちら

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