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マーケット情報

2025/01/15

大統領就任式まであと5日!暗号資産業界はさらなる上昇なるか?

日本時間1月20日14時〜トランプ大統領の就任式が開催される予定です。
初日から複数の法案に大統領署名をする可能性が高く、その中で暗号資産法案関連材料について、どこまでコメントが出るか注目されております。


その中でも、『ビットコイン戦略的準備金』の創設について、話題を呼んでおります。
この内容は共和党員から提示で5年間かけて100万BTCを購入する内容になっており、この法案を通すには1年程度かかると考えられておりますが、この法案が通る場合、数年間で米国政府から数十兆円の資金がBTC市場に流入します。よって価格が現在の3−10倍に押し上げる効果が期待されているわけです。
よって、どこまで踏み込んだ内容で発信されるか注目という訳です。
参考:https://www.reuters.com/technology/how-would-us-bitcoin-strategic-reserve-work-2024-12-16/?utm_source=chatgpt.com

内容が過去から進展がない場合は、「セル・ザ・ファクト」でマーケットが動く可能性もあれば、ポジティブニュースと捉えられて再び上昇トレンド再開になる可能性もあります。
これらは20日の就任演説後から一般教書演説が行われる日(最有力候補は28日火曜日)に材料が出やすいでしょう。この期間は特に注目だと考えます。

■ボトムは打ったか?

【採用テクニカル】
移動平均線(SMA):30(赤),90(青),200 (橙)
MACD:12,26,9

出所:SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード


BTC/JPY日足分析から入ります。
今週月曜日、金融市場では主要先進国の長期金利上昇からくるリスクオフ相場に直面し、BTCも連れ安となりました。一時1400万円付近まで下落しましたが、現在は1500万円台まで回復しつつあります。
SMA90(青色)は今週後半にも1400万円台に乗せてくるため、現状のサポートライン付近ではテクニカル条件が増加します。より強固なサポートラインとして機能しやすくなるでしょう。
MACDはすでに0.00ラインまで下落しており、調整期間を終えたシグナルを出しております。
次の上昇は一定のトレンドを生み出しやすいタイミングでもある訳です。よって来週以降の上昇相場はそれなりのインパクトを残すことになるでしょう。
再び史上最高値更新を狙ったトレンド発生のポテンシャルを秘めている訳です。


■今夜はCPI、結果次第で再度押し目買いチャンス到来か?

出所:SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード


続いてBTC/JPY4時間足チャートに時間軸を落とします。
現在、1542万円付近にフォボナッチ・リトレースメント61.8%戻しのレジスタンスラインが控えており、上値を押さえている展開です。
またSMA200(橙)も重なっており、簡単に抜けてきそうもありません。
今晩は米・CPIの発表があり、インフレ率が再度上昇する傾向があると見て取れる結果になりますと、米国債が売られて長期金利が上昇することになります。
この値動きが出ると株式市場は下落に転じますので、BTCも連れ安になるでしょう。ここ最近はより米国の経済指標で値動きが激しくなりますので思わぬ急落には要注意となります。しかしながら、下落したところは買い場になると予想しますので、短期的な押し目買いは有効だと考えます。



■SMA200が下値の目処

出所:SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード


続いてETH/JPY日足チャート分析に移ります。現在、下降並行チャネルレンジ内で推移を始めており、今週の安値付近はSMA200が推移するポイントと重なりました。
トランプラリーが始まった頃の値段に戻ってきており、上昇分を大幅失った格好です。
チャート形状の地合いとしては良くありません。
あまり積極的に買いトレードを行いたくもない形状ですので、BTCは買い目線であるものの、今週に限ってETHトレードは見送りという判断をしたいと思います。




■サポートで押し目買い戦略

出所:SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード


続いてSOL/JPY日足チャート分析に移ります。
SMA200サポート手前で切り返してきており、ETHの形状と似てきております。
トランプラリーが始まった頃の価格帯に同じく戻ってきており、大幅調整は完了したのかもしれません。
しかしながら、FTX投資家への返金手続きも始まりつつあることから、SOLに資金が向かう可能性が高く、この期待を加味すると次の下落は押し目買いになる可能性があります。
※FTXの詳細は先週のコラムをご参考ください。

よってETHトレードは見送るものの、SOLは下落した場合、押し目を狙った方が得策であると考えます。
タイミング的には今一度、SMA200の下落するタイミングで拾いにいくと良いと考えており、26000円付近からの押し目買いチャンスを待ちたいと思います。
また28000円付近もサポートラインが引けるポイントがありますので、こちらも注目しておくと良いでしょう。個人的には2段構えで2回に分けてエントリーを行うことも模索しております。
まとめますと、今夜のCPIの結果次第で買い場が再び到来する可能性がありますので、その値動きに期待をした買い戦略で来週のイベントを迎えたいと思います。



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