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116日前

資産運用大手ブラックロック、暗号資産拡大の次段階へ人員増強

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 世界最大の資産運用会社ブラックロックは、暗号資産事業の次の段階に向けて人員増強を進めている。ニューヨーク、ロンドン、シンガポールでデジタル資産関連の新規職を相次いで募集しており、トークン化、ステーブルコイン、暗号資産の市場構造を担うチームの拡充を図る。

 同社のデジタル資産戦略を率いるロバート・ミチニック氏は最近、この採用強化を明らかにし、ニューヨーク、ロンドン、アジアでデジタル資産チームの複数のリーダー職を採用していると述べた。

 募集職種はアソシエイトから上級管理職まで幅広く、製品戦略、調査、ファンド・サービス、コンプライアンスを網羅する。同社の採用ページに掲載された求人情報や職務内容から分かる。

●高給の暗号資産職が拡大計画の柱

 最上位クラスの募集の一つであるニューヨークのマネージング・ディレクター職では、年俸27万-35万ドルを提示。暗号資産、ステーブルコイン、トークン化に関連する全社横断の主要なデジタル資産施策を主導する役割を担う。

 シンガポールでは、アジア太平洋地域のデジタル資産戦略を統括するマネージング・ディレクターも募集している。数年にわたる商業計画の策定、規制当局との関係構築、銀行やブローカー、暗号資産取引所、フィンテック・プラットフォームを通じた流通網の設計などが職責に含まれる。

 求人情報からは、デジタル資産のトークン化や統制を巡るグローバルな体制構築も読み取れる。ファンド・サービスや金融犯罪対策のコンプライアンス、EMEA市場を対象とした法務対応などの分野で役割が用意されている。

●ETFからトークン化へ、投資姿勢を深化

 新規採用者には出社が求められ、少なくとも週4日はオフィス勤務、在宅は週1日とするハイブリッド型勤務を改めて明記している。

 今回の採用強化は、ブラックロックがビットコイン現物ETF(上場投資信託)を通じて暗号資産を伝統的なポートフォリオに組み込み、さらにイーサリアム上のトークン化機関投資家向け流動性ファンドでオンチェーン金融に踏み出した後に行われた。

 同社は、自社が提供するビットコイン現物ETFであるiシェアーズ・ビットコイン・トラストを25年の主要投資テーマの一つにも位置付け、短期国債や米国大型テクノロジー株のバスケットと並べている。これは、一部顧客にとって暗号資産へのエクスポージャーを中核的なポートフォリオ構成要素と見なしていることを示す。

 トークン化も同じ流れの一環だ。ブラックロックのBUIDLファンドは、暗号資産取引所バイナンスで担保として受け入れられるなど、市場インフラに組み込まれ始めており、機関投資家型の業務フローにおけるトークン化国債の節目となった。

 一連の求人は、製品開発から市場構造、リスク管理、コンプライアンス、地域展開までを含む全体像を専門化する計画を映し出す。ブラックロックは、見出し主導の相場を超えた暗号資産の次局面に備えている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/blackrock-career-roles-staffing-next-phase-crypto-expansion/

This story originally appeared on cryptonews.com.

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