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60日前

JPモルガンCEOがコインベースCEOに「暗号資産法案について嘘をつくな」と

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 米銀大手JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEO(最高経営責任者)はスイスのダボスで開かれた世界経済フォーラム(ダボス会議)の場で、米暗号資産(仮想通貨)取引所大手コインベースのブライアン・アームストロングCEOと対峙し、米国の主要な暗号資産市場構造法案をめぐり、銀行の関与について事実を歪めていると非難した。

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、このやり取りは、アームストロング氏が英元首相のトニー・ブレア氏とコーヒーを飲みながら会談していた際に起きた。

 ダイモン氏は会話に割って入り、コインベースCEOが銀行が水面下で法案を骨抜きにしようとしていると公に発言したことに異議を唱え、「でたらめだ」と強い言葉で批判したという。

●ステーブルコインの報酬をめぐり銀行と暗号資産業界が衝突

 対立の中心はステーブルコインに関する規定で、とりわけ発行体が利回りや報酬を提供できるかどうかが争点となっている。

 銀行業界側は、こうした仕組みが銀行と非銀行系金融機関の境界を曖昧にするとして反対してきた。

 一方、アームストロング氏を含む暗号資産業界の幹部らは、ステーブルコインの報酬を禁止すれば、伝統的な銀行に有利な競争環境となり、競争が制限されると反論している。

 WSJは、こうした立場が銀行首脳の間でアームストロング氏を次第に孤立させていると伝えた。

 バンク・オブ・アメリカのブライアン・モイニハンCEOは、コインベースが銀行のように事業を行いたいのであれば、銀行になればよいと伝えたとされる。

 また、ウェルズ・ファーゴのチャーリー・シャーフCEOは、コインベースCEOとの議論自体を拒んだという。

 こうした衝突は、米国の市場構造法案が政治面、業界面の双方で抵抗に直面する中で起きた。

 同法案は7月に下院を通過したものの、上院では民主党議員が倫理規定や金融システム全体への影響に懸念を示し、審議が停滞している。

 銀行、暗号資産の両業界のロビイストも、一部の規定が意図せぬ形で競争環境を変える可能性があると警告している。

●上院で法案停滞、コインベースは銀行との確執を矮小化

 コインベースは銀行との確執を過小評価しようとしている。

 同社のCPO(最高政策責任者)であるファリヤール・シルザド氏はWSJに対し、ステーブルコインの報酬をめぐる対立は例外的なもので、銀行とは基本的に協調的な関係にあると説明し、同社と伝統的金融機関との既存の提携関係を指摘した。

 コインベースの広報担当者はその後、これ以上付け加えることはないと述べた。

 一方、法案の進展はなお不透明だ。上院銀行委員会は、アームストロング氏が現行案では支持できないと表明した後、予定していた法案の詳細審議を無期限で延期した。

 これに対し、上院農業委員会は党派別の採決で独自案を前進させており、本会議での採決に先立ち、両案を一本化するための協議が行われる見通しとなっている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/jpmorgans-dimon-tells-coinbases-armstrong-to-stop-lying-about-crypto-bill/

This story originally appeared on cryptonews.com.

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