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5日前

イーロン・マスク氏がトランプ大統領との衝突に「行き過ぎた」と発言―ドージコインが急騰

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 実業家のイーロン・マスク氏は最近、トランプ大統領との確執を激化させていたが、X(旧ツイッター)に自分の発言が 「行き過ぎた 」ものだったと謝罪文を公開した。

「6月第1週、トランプ大統領についていくつか投稿したことを後悔している。あまりにも行き過ぎた」とマスク氏は6月11日の早朝、自身が所有するプラットフォームに書き込んだ。

●マスク氏とトランプ大統領との6日間にわたる激しい応酬

 マスク氏が 「うんざりするような醜態」と表現したトランプ大統領の 「大型で美しい法案」を非難したことに端を発した、6日間に及ぶ激しい応酬に続く、今回の撤回である。

 両党の支持を得て可決されたこの歳出パッケージは、マスク氏の鋭い批判を招き、「法案を廃案せよ」と議員に圧力をかけるよう、市民に呼びかけていた。

 トランプ大統領はマスク氏の行動を「失望した」と述べ、彼の忠誠心に疑問を投げかけ、スペースX社との契約や故ジェフリー・エプスタイン氏にまつわる衝撃的な疑惑について言及するなど、2人の間でますます個人的な攻撃が始まった。

 マスク氏は、トランプ大統領とエプスタイン氏が一緒に写っている古いビデオまで公開し、炎上を煽っている。

 対立はそれぞれのプラットフォーム、Xとトゥルース・ソーシャルで激化し、ついにはトランプ大統領がマスク氏との政府との契約を取り消すと脅し、マスク氏がスペースXのドラゴン宇宙船の廃棄を示唆する報復投稿をするまでになった。

 この確執は広く注目を集め、元トランプ政権の戦略家スティーブ・バノン氏はマスク氏の国外追放を求め、深夜テレビはこの事件をネタにした。

 だが、マスク氏とトランプ大統領の確執はその後、トランプ大統領の移民政策や州兵の派遣をめぐる、ロサンゼルスでの大規模な抗議デモによって影を潜めた。

 政治的確執が見出しを独占する中、ドージは静かに上昇した。

 コインマーケットキャップによると、マスク氏の国民感情の代弁者とみなされているこのミームコインは、過去24時間で6.60%以上上昇し、時価総額は303.7億ドルに上昇した。

 出来高も24%増加し、16.1億ドルに達し、小売の新たな動きを示している。

●ドージコインは買われ過ぎの状況に迫る

 ドージコインは日中0.2036ドルで取引されており、出来高の増加と強気の勢いを示すテクニカル指標に支えられ、小幅な上昇となっている。

 2時間足チャートでは、RSIは70付近で推移しており、買われ過ぎの状況に近づいていることを示す一方、MACDはゼロライン上で強気のクロスオーバーを示しており、上昇の勢いが衰えていないことが分かる。

 ボリンジャーバンドは拡大しており、ボラティリティの上昇を示唆し、価格は0.204ドル付近の上限帯を試している。

 30分足チャートでは、ドージがボリンジャーバンドの中間線を超え、RSIが74を上回り、短期的な買い圧力が確認されている。

 しかし、1時間足、下段の時間足ともに、買われ過ぎの信号が点灯しており、引き戻しや整理の可能性を示唆している。

 1分足チャートでは、RSIが58近辺、MACDが横ばいとなり、ドージは安定しているように見える。

 当面のサポートは0.1983ドルにあり、レジスタンスは0.205ドルにある。0.205ドルをきれいに抜けると、0.22ドルの試金石になる可能性がある。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/dogecoin-surges-as-elon-musk-backtracks-on-trump-clash-says-he-went-too-far/

This story originally appeared on cryptonews.com.

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