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79日前

SECとCFTC、暗号資産の共同調整合意により規制権限争いに終止符

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 SEC(米証券取引委員会)とCFTC(米商品先物取引委員会)が暗号資産規制に関してついに足並みを揃えたことで、包括的な暗号資産関連法整備が間近に迫っていることが明らかになった。

 SECとCFTCはデジタル資産の監督体制を調整するための正式な覚書を締結し、長年続いていた管轄権をめぐる対立に終止符を打った。この合意により、暗号資産関連企業は従来のように複数の規制当局から相反する要求を同時に受ける状況から解放されることになる。

本合意では以下の6つの重点分野が定められた:

1. 暗号資産分類の共通基準策定

2. 協調的な法執行判断の実施

3. 共同での規制検査の実施

4. 政策立案プロセスの整合化

5. 企業申請に対する両当局の同時意見反映が可能な新たな調整ウェブサイトの開設

6. 両機関間での機密性の高い監督データの共有

 さらに両機関は「共同調整イニシアチブ」を発足させ、製品分類、規制報告、清算・証拠金システム、市場横断的な監視体制などの課題について連携して取り組むこととなった。

 具体的な効果として、両機関の規制対象となる企業は、相反する規制要件の間で振り回される状況から解放されることになる。

●SEC-CFTC覚書で具体的に定められた内容

 この覚書では、政策立案、監督業務、法執行、規制検査の各プロセスにおいて拘束力のある手続きが規定されている。

 特に重要なのは、両機関が特定の規制定義の整合化に取り組むことを約束している点だ。これは、トークン発行者や取引所が「自社の取り扱うものが有価証券なのか、商品なのか、それとも両方に該当するのか」という分類の不確実性を解消するための取り組みである。

「共同調整イニシアチブ」では、両機関の規制対象となる企業の製品申請に対する共同検査の実施、重複するコンプライアンス負担を軽減するための協調的な計画策定、そして企業が申請を提出し、両機関から同時に意見を得られる専用の調整ウェブサイトの開設などが盛り込まれている。

 SECのポール・アトキンス委員長は今年(26年)初め、次のように述べている。「これまで長きにわたり、市場参加者たちは明確性に欠ける規制の境界線の中で活動を余儀なくされてきた。…今回の合意は、イノベーションが米国市場で根付くよう、われわれの広範な規制調和の取り組みをさらに推進するものである」

●SEC-CFTC合意が暗号資産取引所・トークン・カストディ事業に与える影響

 取引所にとっての直接的な利点は、トークン上場に関する管轄権の明確化である。共通の暗号資産分類体系が確立されることで、分類判断は両機関に対して同等の法的効力を持つことになる。

 カストディプロバイダーや二重規制対象企業にとっては、従来のように別々の機関から順次審査を受けるのではなく、単一の監督経路が確保される。これにより、米国市場をターゲットとするトークン発行者は、各機関の間で推測を重ねる必要がなくなり、明確な枠組みのもとで対応することが可能となる。

 この合意はまた、ステーブルコイン発行者にも直接的な影響を及ぼす。ステーブルコインの製品は、分類次第でSECまたはCFTCのいずれかの管轄下に置かれる可能性があり、まさにこの分類の曖昧性を解消することが今回の規制調和イニシアチブの目的である。

 この合意は、2025年7月に米下院を通過したクラリティ法(CFTCに現物市場の主要な監督権限を付与する法案)とは独立して進展している。ただし、銀行業界と業界団体の間でステーブルコインの利回りやトークン化資産をめぐる意見対立があるため、上院での審議は停滞している。

 もしクラリティ法が上院を通過すれば、この合意に基づく枠組みが法律として正式に制定されることになる。さらに審議が停滞した場合でも、合意自体は実務的な連携体制を維持するものの、法的裏付けは得られないことになる。

●米国規制はついに実現するのか? 次の展開は…

 ハーモナイゼーション・ウェブサイトの開設は最初の具体的な節目である。これにより、二重規制企業がどれほど迅速に新しい共同申請ルートへアクセスできるかが決まる。

 また、覚書に基づく初の協調的な法執行措置にも注目すべきだ。これは、当局が分類基準について真に足並みを揃えているのか、それとも依然として個別に運用を続けているのかを判断する重要な指標となるだろう。

 民主党はすでに暗号資産関連市場への継続的な規制圧力を強める姿勢を示しており、覚書で定められた予測市場や永久先物取引の枠組みについても、この文脈において厳しい監視の目が向けられることが予想される。

 もし2026年に上院でクラリティ法が成立すれば、覚書は完全な法定規制枠組みの基盤として機能することになり、米国は世界で最も体系的な暗号資産規制環境を有する国としての地位を確立することになる。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/sec-cftc-joint-crypto-coordination-deal/

This story originally appeared on cryptonews.com.

提供:ウエルスアドバイザー
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