2026/01/21
BTC再下落開始、連日急落で1月の上昇分を消しにかかる
BTCはドル建てで98,000ドル近辺を高値に反落しました。1月21日朝時点では88,000ドル付近まで下落しており、わずか1週間で10%超の調整が進行しています。年末年始ラリーで積み上がった上昇分を、相場が“帳消し”を行っている形です。背景として、米国と欧州の間でグリーンランドを巡る主張の応酬が強まり、関税の報復合戦に発展しかねないという懸念が浮上しています。米国側は関税を示唆し、欧州側も対抗姿勢を示し始めました。こうした「政治リスク→通商リスク」への連想が強まる局面では、株式・暗号資産ともにリスクプレミアムが一段引き上がりやすく、結果として高ボラティリティ資産(BTCなど)が先に売られやすい点に注意が必要です。
参考: https://www.reuters.com/world/europe/eu-commission-working-package-support-arctic-security-von-der-leyen-says-2026-01-20/?utm_source=chatgpt.com
また、昨年2月には米国がカナダ・メキシコに対して強い関税措置を打ち出した経緯があり、マーケットが「同盟国にも例外なく強硬になり得る」という学習をしている点も無視できません。今回も「どうせ落としどころがある」という楽観が先行しがちですが、交渉がこじれて不確実性が長引くと、金融市場にとってはネガティブサプライズ(=想定外の期間・規模でリスクオフが継続)になり得る可能性は比較的高いと考えます。
■BTCが株式市場を先行して反応
暗号資産は24時間取引で、かつレバレッジ取引の比率も高く、リスクイベント発生時に“最初に値段がつく市場”になりやすい特徴があります。株式市場が閉まっている時間帯でもBTCは動き続けるため、結果的にBTCの急落が「株式先物・為替の方向感」を先に示すことがあります。今回の下落も、そうした“先行指標化”の側面が見て取れます。
【採用テクニカル】
• 移動平均線(SMA):30(赤)、90(青)、200(橙)
• MACD:12,26,9
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出所:SBIVCトレード(PCブラウザ・トレーダーモード)
BTC/JPY日足では、1,550万円のレジサポラインが短期的なトップとなった可能性が高いです。そこから連日反落し、下げ足を早めています。目先ターゲットは1,300万円付近(12月上旬の安値圏)を想定し、売りトレードを継続したい局面です。
MACDはデッドクロスしており、現状はまだプラス圏ですが、ここから再びマイナス圏に沈む場合は、下落が「一時的な調整」ではなく、トレンドとしての下落に発展する可能性が高まります。
戻りの目安はSMA30(赤)ですが、下落の勢いが強く、戻りが浅いまま売りが続く“パニック寄りの値動き”になりつつあります。本日の東京〜欧州時間で戻りが乏しい場合、NY時間でさらに下値を更新する展開も警戒です。基本スタンスは売りポジションキープで臨みます。
■ SMA200をあっさり貫通、1405万〜1420万円は戻り売り候補
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出所:SBIVCトレード(PCブラウザ・トレーダーモード)
BTC/JPY 4時間足では、SMA200(橙)が1カ月以上にわたりレジサポとして機能してきましたが、これを明確に割り込んだ点はネガティブです。現在の1,405万円近辺は、レジサポ転換の“ネックライン”に該当し、戻り売りが入りやすい基本ポイントです。
戦略としては、
• 1,405万〜1,420万円を戻り売りゾーン
• 利確イメージは1,300万円方向
を軸に考えたいところです。MACDもマイナス圏に沈んでおり、下落トレンド継続の確度が上昇していると判断できます。
■ 41万円の重要サポートへ、割れれば30万円も視野

出所:SBIVCトレード(PCブラウザ・トレーダーモード)
ETH/JPYは戻り高値が54万円となり、直近高値から約15%の下落と、形状以上に下げが目立ちます。目先は超重要レジサポの41万円付近です。ここは11月安値であり、過去(5月ごろ)の高値圏でもあるため、割り込むと相場参加者の見方が一段弱気に傾きやすい価格帯です。
チャート形状としては大きなヘッドアンドショルダー完成に向かう流れで、41万円を明確に割り込む場合、次は30万円付近までの下落も意識せざるを得ない重要局面です。基本方針は売りトレードを繰り返し、しばらくは買い目線を控えたいと考えます。まずは41万円への挑戦が実際に起こるかが最大の注目点です。
■ 18400円を試す、割れれば14300円を意識

出所:SBIVCトレード(PCブラウザ・トレーダーモード)
SOL/JPYは18,400円付近のサポートラインに向かって下落中です。ETH同様に重要なネックラインであり、ここを割り込む場合は、次のサポートとして14,300円付近を意識する展開になりそうです。昨年4月の関税ショック時の安値圏が意識されやすく、弱気が加速する“きっかけ”になり得ます。
戻りの目安は難しいところですが、SMA30(赤)を背にした戻り売り意識を高めたい局面です。実務的にはBTCの動きに連動しやすいため、SOL単体ではなくBTCの時間足(特に4時間足)で戻り局面を確認し、同タイミングで売りを入れるほうが成果が出やすいと考えます。BTC/JPYの4時間足で述べた通り、1,405万〜1,420万円での売り上がりに合わせ、SOLも打診売りを複数回実施していくイメージです。
■ 全体まとめ
• BTCは98,000ドル近辺から反落し、88,000ドル付近まで急落。1週間で10%超の調整で、年末年始ラリー分を打ち消す動き。
• グリーンランドを巡る対立が通商リスク(関税の応酬)に波及し、リスクオフが長引くとネガティブサプライズになり得る。
• BTC/JPY日足は1,550万円が短期天井の可能性。目先は1,300万円を意識し、売り継続。
• 4時間足はSMA200割れが重く、1,405万〜1,420万円は戻り売りゾーン。
• ETHは41万円が最重要サポート。割れれば30万円も視野。
• SOLは18,400円を試し、割れれば14,300円を意識。BTCの戻り局面と同調した売りが有効。
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