Market Report

マーケット情報

2024/07/18

暗号資産テクニカルレポート(提供:SBIリクイディティ・マーケット)

ETH/JPYは、上値のポイントであった一目均衡表の基準線を上抜けて一段の上昇となり、雲下限ラインも上抜けて一時雲上限近辺まで上昇しました。ただ、その後は上値の重い動きとなり、雲下限近辺まで押し戻されています。ここから再び堅調な動きとなり、雲上限ラインを上抜ける展開となるのか、雲を再び下抜けて軟調な動きとなるのか注目されています。




目先の動きを見る上で注目されているオシレーターのMACDでは、両線が上向き継続中で乖離幅も拡大していることから、目先の堅調な動きを示唆する形状となっています。ただ、直近では乖離幅の拡大が小幅となっており、縮小する場合にはゼロライン近辺で両線が下向きに転換となる可能性もあるため、目先の両線の動きに注目です。一方、より短期の動きを見る上で注目されているストキャスティクスでは、高水準域で両線がクロスして下向きとなっていることから、短期的に軟調な動きを示唆する形状となっています。

このことから、目先は上値の重い動きが予測され、雲下限ラインを下抜けるのかどうかが攻防ラインと考えられます。雲下限ラインを下抜ける場合には、一目均衡表の基準線524,190が下値のポイントとなり、ここまでは465,860からの上昇に対する調整の範囲内となりますが、基準線を下抜ける場合には一段の下げとなる可能性も考えられます。ストキャスティクスでは、軟調な動きは2-3日程度と予測され、基準線を下抜けなければその後は再び雲下限ラインを目指す展開も考えられます。


上値ポイント
➀551,515 ②557,695 ③566,074
下値ポイント
➀539,835 ②534,488 ③524,190


(提供:SBIリクイディティ・マーケット株式会社)
レポート作成時刻 2024年7月18日11:00

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