2026/04/15
停戦協議前進期待でリスクオン! もうしばらく上昇継続か?
週明けのマーケットは、1回目の停戦協議における隔たりの大きさが意識され、いったん失望売りが進む展開となりました。
しかしその後、第2回協議再開への期待が急速に高まり、マーケットは一転してリスクオンへ傾斜。あたかも交渉が再び前進するかのような値動きとなりました。
4月14日のBTC/JPYは、前日安値との比較で1130万円台から1200万円台へ上昇し、約6〜7%の反発を記録しました。背景には、米国がイランに対する圧力を一段と強めたことがあると考えられます。報道ベースでは、米国はイラン港湾への海上封鎖を本格化させ、実際に複数の船舶が引き返したとされています。こうした強い圧力が、イラン側の交渉姿勢に一定の変化を促した可能性があります。
参考: (Reuters)
イランは産油国である一方、国内のエネルギー需給や生活物資の供給面で脆弱性も抱えています。海上輸送が大きく制約されれば、食料や燃料供給の不安定化が国内情勢をさらに悪化させる恐れがあります。そのため、今回の封鎖圧力は、イランにとって想定以上に重い意味を持ったのかもしれません。
トランプ大統領が「数日以内に協議再開の可能性」に言及し、国連のグテーレス事務総長も再開の可能性が高いとの認識を示したことで、市場参加者は再び停戦・和平シナリオを織り込み始めました。現時点では合意成立まで断定するのは早いものの、少なくとも“交渉が完全に壊れた局面”ではなくなりつつある、という認識がマーケットを支えているように思われます。
参考: (Reuters)
■200日線回復を意識
【採用テクニカル】
• 移動平均線(SMA):30(赤)、90(青)、200(橙)
• MACD:12,26,9

出所:SBIVCトレード(PCブラウザ・トレーダーモード)
個人的には、ここまで早いタイミングで200日移動平均線の回復が現実味を帯びるとは想定していませんでした。しかし足元の値動きを見る限り、その可能性は徐々に高まっているように感じます。
現在は1300万円前後で推移しておりますが、月末に向けて200日線が1260〜1270万円付近まで低下してくる見通しであれば、現値からの上昇余地としては7〜8%程度です。仮に和平合意、もしくは中長期的な停戦の枠組みが見えてくれば、十分に射程圏内の水準だと考えます。
もちろん、2回目の交渉後に一段とリスクオンが進む可能性もあれば、逆に結論が先送りされて3回目協議にもつれ込む可能性もあります。ただ、市場が今見ているのは「一発で最終合意するかどうか」よりも、交渉継続そのものが担保されるかどうかです。来週末あたりまでに一定の合意形成が見えてくるなら、月末に向けて上値追いが続く展開も十分あり得るでしょう。
結果として、SMA200(橙)までの戻りは、単なる希望的観測ではなく、過去のサイクルから見ても想定すべきシナリオになってきました。2018年、2022年といった4年サイクルの後退局面でも、年前半に大きく下落した後、いったんはこの水準近辺まで大きく戻す局面がありました。過去の値動きを踏まえると、この可能性を排除しきってしまうのは危険だと思います。
タイミングとしても、大きな自律反発が入るなら今月末前後ではないかと考え始めています。そうした前提のもと、足元では短期的な買いトレードをスタートしております。
■アセンディングトライアングル形成中

出所:SBIVCトレード(PCブラウザ・トレーダーモード)
4時間足ベースでは、徐々に下値を切り上げる展開が続いており、アセンディングトライアングルを形成しているように見えます。1215万円近辺では上値を抑えられているものの、形状だけを見ればブレイクは時間の問題ではないかと予想しています。
すでにマーケットは戦争リスクに対して、やや耐性がついてきた印象があります。4月に入って以降、ネガティブ材料が出ても押しが深くならず、むしろ安値を切り上げながら推移してきました。これは典型的なリスクオフ局面のチャートというより、悪材料をこなしながら上昇準備を進めるリスクオン型のチャートに近いと感じます。
したがって、足元では「戦争関連の悪材料で下げた局面を拾い、停戦協議進展の報道で上値を狙う」というサイクルが、まだ機能しやすい地合いではないでしょうか。おそらく現状のマーケット環境では、2回目の停戦協議の日程が正式に固まるだけでも、再度リスクオンで反応する可能性があると考えています。
高値更新を確認してからの成行買いという対応にはなりますが、上抜けの場面では積極的に買いトレードを進めたいところです。
■40万円方向を意識

出所:SBIVCトレード(PCブラウザ・トレーダーモード)
ETH/JPYの4時間足も、BTCに似た形状となっており、上値を試す可能性が高まっています。基本戦略としては、高値超えを前提とした買いトレード狙いで考えています。
押し目の判断はやや難しい局面ですが、SMA30(赤)を背にしながら買い下がるイメージです。また、現在の37万1500円近辺はサポートラインを引きやすいポイントでもあり、現状水準から買い意識を高めておくのがよいでしょう。
もっとも、停戦協議の日程が週末に設定される場合は、材料出尽くしを先回りした買いが先行したあと、いったん反落する可能性もあります。いわゆる“セル・ザ・ファクト”に近い値動きも念頭に置きながら、ポジション管理を進めていくのが無難だと思います。
■1万5500円付近までの回復もあるか!?

出所:SBIVCトレード(PCブラウザ・トレーダーモード)
SOL/JPYの4時間足も、13900円付近にレジスタンスラインを抱えつつ、じわじわと下値を切り上げている状況です。4月以降、BTCやETHだけでなく、多くのアルトコインでも似たようなチャート形状が見られており、思わぬ急騰につながる可能性は十分あるでしょう。
3月高値は15500円近辺でしたので、地合いが一段と改善すれば、この水準まで一気に戻す展開も考えられます。BTC、ETHがしっかり先行している分、停戦期待がさらに強まれば、時価総額の小さいアルトコインほど値幅が拡大しやすい局面に入るかもしれません。
そう考えると、この上昇を単発的に狙う短期トレードも十分に有効でしょう。今週はSOLのロングトレードも取り入れてみたいと考えています。
■まとめ
• 1回目の協議後はいったん失望売りとなったが、第2回協議再開期待でマーケットは急速にリスクオンへ転換。
• 米国の対イラン港湾封鎖強化が、イラン側の歩み寄り観測につながった可能性がある。
• BTC/JPYは反発基調を強めており、200日線回復シナリオが徐々に現実味を帯びてきた。
• 4時間足ではBTCがアセンディングトライアングルを形成中で、高値更新への期待が残る。
• ETH/JPYは40万円方向、SOL/JPYは1万5500円近辺までの戻り余地を意識したい局面。
• ただし、停戦協議日程の確定や進展報道が出たあとのセル・ザ・ファクトには注意が必要。
• 現状は、悪材料で押した場面を拾い、協議進展ヘッドラインで利を伸ばす短期戦略が機能しやすい地合いと考える。
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