Market Report

マーケット情報

2024/08/07

金融市場は急落!暗号資産も道連れに


日経平均が過去最大の下げ幅になったともに、暗号資産の多くが急落となりました。
調整とは言い難い下落です。長らく続いたバブル崩壊の序章でしょうか?
米国の利下げは9月に0.50%を織り込みつつあり、金融緩和期待で全てのリスクオンアセットが上昇していたと言っても過言ではない状況でしたが、先月末の日銀の利上げをきっかけに世界の市場がバランスを崩しました。
いずれくるタイミングだったと筆者的には考えておりますので、驚きはしません。
例年、8−9月はマーケットがリスクオフに動きやすいため、大きな調整期間の可能性もあります。今月来月にかけて乱高下を含めた下落相場を意識してトレードを優先していきたいと思います。


■目先底が入ったか?ただし、戻り売り

【採用テクニカル】
移動平均線(SMA):30(赤),90(青),200 (橙)
MACD:12,26,9

出所:SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード


BTCJPY日足チャートです。
SMA200を割り込み、そして並行チャネルの下限ラインを割り込み大きく急落しました。
先日のコラム執筆通り、ベア目線で見ていたのでショートトレードで筆者自身は比較的うまく立ち回ることができました。https://www.sbivc.co.jp/market-report/u0kjg8zfaz1e
こういった急落が起こった後に直ちに自立反発ができない場合は2番底を確かめにいく傾向がありますので、どこかのタイミングでもう一段の下げがあると考えます。目先底が入ったような下髭形状ですが、しばらく時間が経ってから下攻め再開をすると考えます。
戻り売りが無難ではないでしょうか?
戻りの目処としては850-860万円付近に引けるレジスタンスラインです。
ここまでの反発を意識して戻り売りでしょうか。
ただし、現状価格から下落パターンも想定しておかなければなりません。
4時間足にて近い位置からの戻り売り戦略も考えていきましょう。


■SMA30からの売り

出所:SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード


4時間足ではSMA30が下落してきており、今日中にローソク足とタッチしそうです。
そのタイミングから下落に転じやすいと考えておりますので、7日水曜の夜あたりに実体価格とSMA30が触れたころが頃合いではないかと考えます。
MACDがダイバージェンスをしたタイミングで個人的には買い戻したいと考えておりますので、今一度700万円を割り込む展開を意識しております。
ただアルトコインの方が下落幅を取れるため、ショートトレードのメインはETHなどのアルトコインで勝負する予定です。
特にETHはETF期待があったことにより市場のポジションがロングに傾いていたと思われます。これが引き金となって、BTC以上に下落しました。
続いてETH分析をしていきましょう。


■ETHの戻りはBTCよりも弱い

出所:SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード


ETH/JPY日足チャート分析に切り替えます。
なんと今週の安値は年初来安値を更新しておりました。
32万円を割り込む展開となり、今年のETH投資家は含み益をほぼ全て無くしたことでしょう。
先週から本当に早い急落でしたので、まだ捕まっているポジションはあると思います。個人的にはETH中心に売りポジションを強めており、引き続き安値割れを狙ったトレードを実施予定です。さらに32万円割れでは流石に諦めた投げ売りが出やすいと考えておりますので、この急落を狙いにいきます。
4時間足で詳細を見ていきましょう。


■37万円のレジスタンスラインから

出所:SBIVCトレード PCブラウザ トレーダーモード


4時間足でみますと、戻りの目安としては37万円の高値です。SMA30も今日明日中に追いついてくると思いますので、このタイミングが重なればさらに売りやすくなるでしょう。
イメージ的には現在価格から半日程度、レンジ相場になってくれた方がトレードしやすくなります。
小さなタブルトップをつけるイメージを持っており、丸で囲ったポイントに時間軸とSMA30が重なれば、理想の戻り売り形状になります。
このような値動きが入れば売りトレードを実行していく予定です。

BTCとETHを比較しても明らかにETHの方が弱気形状になりつつあります。
筆者はBTCを証拠金にしてETHの売りトレードを中心に回しております。一種のヘッジ状態ですが、つまりETH/BTCが下落しますと収益が上がる仕組みです。
乱高下が激しいボラテリティですので、この程度が良いのではないかと考えております。
今週はETH中心に先週と同じく売りトレードを継続していきたいと思います。




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